2023年5月の青森下北半島の旅行記です。
星野リゾート「青森屋」を1泊2日で堪能したものの満喫するには時間不足。
名残惜しくてチェックアウト後にいろいろな歴史や伝統が詰まった広い公園(庭園)を散策しました。
「青森屋」の庭園
青森屋のみどころのひとつとして、おすすめしたいのが広大な公園。
伝統建築に加え、大河ドラマの主人公にもなった人物にゆかりのある建物や、かわいい動物などみどころ盛沢山。
ホテルでいただいた散策マップ(公園入口にも大きな看板があります)
地図のおすすめコースどおりに池の周囲を時計まわりに一周してみました。
公園内の建物や風景
ホテルの入口付近に馬車が待機中。
これ無料、じゃないよね?よくわからないので乗っていませんが。
そもそも今回の旅はレンタカーで走る距離が長く、あまり歩いてないので歩きます!
西大門
この奥にとんでもないお屋敷があるんじゃないかと思わせるような門。
ここが公園の入口となります。
八幡馬ラウンジ
池に面した建物で、宿泊客が利用できる別邸ラウンジ。
古民家を再生した建物内では景色を楽しみながらドリンクなどいただけるようです。
予約制&別料金のため私は利用しませんでした。
私が宿泊した時、本館フロント横の無料ラウンジが貸し切り状態でした~(^^)v
菱刺しの庭
八幡馬ラウンジの横にはこの地域に伝わる「南部菱刺し」という刺し子をモチーフとしたタイル敷きの庭がありました。
この地域(旧 南部藩)を治めていた南部氏のルーツは山梨県の町 南部町に由来していると現地の方に聞きました。
この菱刺しと武田家家紋に関係性ってあるのかな?
家康推しの私にはどうしても強敵 武田の紋(武田菱)に見えてしまうのです(苦笑)
5月末でも北の地はまだ新緑が楽しめます。
まもなく6月なのにツツジ? わが地元と1か月くらい季節が違います。
アジサイにしては背が高いと思ったらセイヨウテマリカンボク?(Google先生情報)
曇りでしたが、散策にはちょうど良い気温です。
澁澤大門
突如現れた門。
この奥に何かあるというわけではないのですが・・・(この奥には進めません)
渋沢といえば大河ドラマの主人公にもなり、さらに今や1万円札の顔にもなっているあの渋沢栄一です。
日本経済の父ともいわれる活躍をした方ですが、なぜここに?
実は、このホテルの前身であった古牧温泉(こまきおんせん)の創業者である杉本氏は、渋沢栄一の側近でもあったそうです。
その縁で、近年まで東京から移築された渋沢栄一の邸宅もあったそうですが、事業の譲渡などにより再びその邸宅は東京に移築されているとか。
この門はどうしてここにあるのかよくわかりませんでした。
南部曲家(まがりや)
地域の伝統的家屋といったところでしょうか。豪雪地帯ならではのつくりです。
内部は見ることができませんでした。
この建物を見て山形県の羽黒山にある三神合祭殿を思い出しました。あれは圧巻。
古民家だけでなく、ちっちゃな牧場まであります。
ふれあい牧場


近づいてきたらド迫力~
相方がいないと思ったらホテルの入口にいたお馬さんかもね。
公園の最奥 折り返し地点までやっと来ました。
楓林橋
赤い橋には紅葉よりも新緑が似合うと信じて疑わない私。あ~美しい♡
歩く人もほとんどいなくて、静寂の中をひとり心地よく歩いていたのですが・・・
このあたりから ”べーぐん”がうるさく飛び回っていました。
姿は見えないのに・・・静寂ぶち壊し。
帰りの空港でその正体見ちゃいましたけど、ホント勘弁してほしいわ~
ポニーのお家


騒々しいべーぐんにイライラするのは私だけで、このポニーたちマイペースです。
浮見堂
津軽金山焼回廊
伝統工芸の焼物で造られた燈籠
夜になるとライトアップされるのだそうです。
夜や冬など季節を変えて訪れてみたい場所です。
散策も終盤にさしかかったところで、おもしろい装飾発見!
作業している方にお聞きすると、6月からはじまる「にんにくビアガーデン」の準備中でした。
業者さんかと思ったのですが、いろいろとホテルのことなども詳しく説明してくださったので、ここのスタッフさんたちが手づくりでディスプレイしていたのかも。
私もいろいろ質問してしまって手を止めてさせてしまいスミマセンm(__)m
青森といえばにんにくが名産。この後の立ち寄り地で黒にんにく買ってきました!
一周して駐車場に戻りました。
1時間くらいたっぷり歩いたつもりでしたが、わずか30分でした~
帰りは(すっかりチェックアウト時刻を過ぎているにもかかわらず)、旗を振って見送ってくださいました。
これにて星野リゾート青森屋の滞在は終了です。
3日目は八戸へ向かいます。
まとめ
初めての星野リゾートでしたが、敷居の高さもなく、予想外に居心地が良かったです。
星野リゾートの中でも比較的リーズナブルで、団体も受け入れているホテルなので好みは分かれるかもしれませんが、星野リゾート初心者に利用しやすいホテルといえます。
何よりホテルが”ご当地テーマパーク”というのが新鮮でした。
私は並ぶのが苦手なので、夢の国系のテーマパークには行きませんが、地域の文化や歴史に触れられる現実的なテーマパークなら何度でも行きたいです(笑)
一度は青森の冬というのも体験してみたいとひそかに思っています。
冬の帯広に続いて、JALの”どこかでマイル”で三沢を狙うぞ~