静岡県の西の端から名古屋にオトクに行く技として人気の名鉄(名古屋鉄道)。
浜松から名古屋は新幹線なら30分で到着しますが、急ぎの場合を除き名鉄一択!
特急でも自由席なら追加料金なし。指定席料金も他の鉄道に比べるとかなり良心的です。
近年値上げがあったものの、利用日や時間帯によって今までより安く利用できるケースがあります。
名古屋鉄道 名古屋本線の特急
名古屋・岐阜方面行きの場合、最後尾の2両(1・2号車)が指定席となっています。

停車駅の少ない特急列車は通常追加料金が必要ですが、名鉄では特急料金が不要。
指定席車両を利用する場合のみ追加料金が必要です。
指定席料金は距離に関係なく450円です。
※正式には特別車両券(ミューチケット)といいますが、記事では指定席料金と表記
2024年3月に値上げされるまでは360円でしたが、この距離ならコスパ最高!
同じような料金体系なのが南海電鉄(なんば-和歌山)
距離によって特急料金がアホみたいに高くなるJRとは全然違います。(特急しらさぎは、いろいろと最悪でした)
値上げ前より安く利用できるワザ
このご時世、値上げは仕方ありませんが、実は値上げ前より安い300円で指定席を利用できるワザがあります!
それがオフピークWeb割引料金
下記の条件を満たせば指定席料金が300円になります。
- Webから予約しチケットレスで乗車
- 土日祝日の終日
- 平日の9時から16時59分の間に乗車駅を発車
ただし中部国際空港駅を発着となる場合は、対象外。
券売機や窓口、車内精算も対象外。車内精算の場合は500円になります。
名鉄名古屋本線は名古屋へ通勤する方の足として人気。
一方、トヨタ王国のおひざ元でもあり、プライベートの移動に自動車は必需品。
平日の朝は1ヶ月前くらいから指定席がうまってしまいますし、夕方もなかなかの混雑ぶり。一方で日中はガラガラだったりします。
通勤以外のところで利用促進したいという割引策なのですね。
以前はわざわざ指定席でなくても・・・と思っていましたが、コロナ禍あたりから密を避けたいのと、座って帰りたいのでお金に糸目をつけずに指定席一択。
座席まで細かく指定できるWeb予約
Web予約は以前からご愛用していた私にとっては渡りに船でした。

Web予約では「おまかせ」「号車と座席位置(窓側or通路))」「座席表で選ぶ」という選択が可能です。

私は飛行機同様、好きな座席(当然、窓側)指定です(^^)v
わざわざアプリを入れなくていいし、一度会員登録すれば手順も簡単。
中年のおばさんでも操作がカンタンなのでおすすめです。
一方、回数券廃止で仕方なく新幹線はスマートEXというのを利用するようになりましたが、使いにくいったらありゃしない。
自由席で十分な静岡県民にとっては、手間がかかるわりには割引はごくわずか。
実質値上げのJR東海。自由席回数券を復活させろ~~
「名古屋特割2」も合わせ技で使えば最強!
豊橋-名古屋間はJRとの競争があるのでお得なきっぷがあります。
(競争のない静岡県内は、JRが強気すぎてまったく割引がありませんが)

このきっぷは、豊橋-名古屋(or金山)間を利用する人にメリットがあります。
(私はその手前の神宮前を時々利用しますが、それでも元がとれます)
片道1270円が往復で上記の金額です。土日なら往復で約1000円安くなります。
ひとりで往復使ってもよし、ふたりで(青春18きっぷみたいに)片道シェアするのもあり。
なお、往復で平日と休日が混在する時は平日の料金で往復を購入する必要があります。
ただし”アナログきっぷ”のため、有人窓口か一部券売機のみの購入となります。
豊橋駅の場合、名鉄ホーム横の窓口か改札外の窓口での購入となります。
お支払いにはキャッシュレスがほぼ使えないというのが残念ポイントですけど。
私は指定席は事前にWebで予約し、乗車当日このきっぷを購入します。
面倒っていえば面倒ですが…お得のためには多少の手間は仕方ありません。
新幹線のクソアプリよりは全然いいです。
ということでオトクなきっぷのご紹介でした。
豊橋から名古屋方面の2階建て特急に乗ってみた!
名古屋鉄道 名古屋本線の東端 豊橋駅。

名鉄単独の駅ではなく、JR豊橋駅の1ホームだけを間借りしている珍しい駅。
JR在来線からいったんは改札を通ることなく乗り換え可能です。
IC乗車券でここまで来た場合はピンクの改札機にタッチします。
が!「なごや特割2」を使う場合は、タッチせずにその先の窓口できっぷを買う時に処理してもらいましょう。
1本の線路に次々に列車が入っては出ていく忙しいホームです。

今回乗車したのは、快速特急鵜沼(うぬま)行き
先頭(名古屋方面へは最後尾)が2階建てになった車両でした。
”鉄”界隈の方やお子ちゃまに人気の席なのであまり空席を見たことありませんが、この日は前日に見つけてしまったんですね~
”鉄子”の自覚はないのですが、台湾由来!?で最近”鉄子”になりつつある私(>_<)
2階席に座ったのは、まだ甥と姪たちがお子ちゃまだった21世紀初頭以来。
その甥も姪も全員成人して、誰も一緒に遊びに行ってくれません・・・

家康さまの生まれ故郷 岡崎城通過~

ここは春になると桜がとてもきれいです。

窓側が好きな私ですが、構造物!?が多くて写真や動画を撮るには今いちでしたね。
まあ、隣が空席でしたので移動できちゃいましたけど。
この2階席には5~6名が乗車していました。
車掌さんが検札に来られますが、今はほとんどがチケットレスのようで、タブレットを確認しながらサクッと通り過ぎていきます。
指定席券なしでも空席があれば座れますが、車内精算は500円になりますのでご注意ください。
今回の目的地は神宮前でしたが、終点の鵜沼(あるいは岐阜)まで乗っても指定席料金一律だなんて嬉しすぎます。
旅行で愛知・岐阜・静岡県(ただし西部限定)を訪れる方にはぜひオトクに利用していただきたいと思います。
最近、鉄系記事が心なしか増えていますが・・・
また台湾で鉄ネタ集めてきましたので近日公開したいと思います。