2023年8月のシドニー旅行記です。
シドニーに到着後、ホテルに荷物を預けて真っ先に向かったのシドニーの最も有名なスポット オペラハウス。
なんの捻りもない観光スタートです(笑)
とはいえ、周辺は美しいベイエリアと緑豊かなとてもきれいな公園。
内部への入場はできませんでしたが、この記事ではオペラハウスの建物が映えるスポットをいくつかご紹介します。
- Bridge St.からサーキュラーキーへ
- サーキュラーキー(Circular Quay)について
- オペラハウスについて
- オペラハウスのフォトスポット
- シドニーの8月の気候と服装
- シドニーの公衆トイレ事情
深夜便でシドニーに到着したばかりで右も左もわからない私たち。
とにかく一番有名な観光スポットに行って、テキトーにご飯食べて、早めにチェックインしてホテルでゆっくり過ごそうという魂胆です。
4日間あるので、初日から飛ばし過ぎて体調崩しても困りますしね。
Bridge St.からサーキュラーキーへ
宿泊したホテルの最寄駅はブリッジストリート(Bridge St.)。
目指すオペラハウスのあるサーキュラーキーは路面電車(ライトレール)で1駅だけなので歩いてみました。
町のにぎわいを感じながらオージーになった気分で歩くのも悪くありません。
数年前に開通したばかりのライトレール(L2またはL3)新路線。
沿線のGeorge St.沿いは車両規制されていて、観光客も安全に歩けるようになっています。
シドニートレインが走る高架橋が見えたらサーキュラーキーです。
サーキュラーキー(Circular Quay)について
シドニー湾に面したふ頭です。
船の発着の他、ライトレールやシドニートレイン、バスの拠点が集まる交通アクセスの中心となっています。
駅舎の前は、近代的なビルの谷間に歴史的建造物がたたずんでいます。
左は旧シドニー税関。右は歴史的建造物に入るマクドナルド。
日本でいう、横浜や神戸のようなベイエリアといったにぎわいです。
オペラハウスはこの反対側、海に突き出た部分にあります。
周辺は歩道や公園が整備され、レストランやカフェ、ショップなどが軒を連ねています。
オペラハウスについて
約3000人収容のホールをはじめ、6つのシアターを備えた施設で、1973年に完成。
設計はヨーン・ウツソンというデンマーク人です。
クラシックコンサートやミュージカル、オペラなどさまざまな公演が開催されています。
2007年に「人類の創造的才能を表現する傑作」という理由で、完成からわずか35年で世界遺産に登録されました。
2024年現在、登録されている世界文化遺産の中で最も新しい建造物となっています。
建築には紆余曲折
建築が進む中で、欠陥や予算オーバーなどの問題が次々発覚し、施主である自治体(州)とウツソン氏は衝突。
ウツソン氏は担当から外れることとなり、その後はオーストラリアの建築家4人が引き継ぎ14年かけて完成に至りました。
建築家が不慮の事故で亡くなってしまったという違いはありますが、何人も設計担当が交代しながら100年以上たってもまだ未完成かつ世界遺産になったサグラダ・ファミリアと似たような境遇ですね。
歴史に残る有名建築というのはいろいろと苦労が絶えないようです。
サーキュラーキーはオペラハウスを眺めるスポットが各所にあります。
今回は(お金のかかる)フェリーと橋を除いた陸地を歩き回って撮影しました。
※Google Map上にご紹介する撮影地の番号を付加しています。
オペラハウスのフォトスポット
① ふ頭西側
短時間の観光でもオペラハウスをバックに手軽に撮影できるスポット。
それゆえに団体客も多く、混雑しています。
シドニー現代美術館の前です。
ここからは、頻繁に発着する船も含めた建物とのコラボが楽しめます。
観光写真で目にするいちばん有名な角度でしょうか。
ここでの思い出話を。
アジア系の観光もけっこう目立つ(日本人は少なめ)中、姪と自撮りしていたところにピンクのダウンジャケットを着た派手目のマダムグループからスマホのシャッター押してくれと頼まれました。
撮影後、マダムのひとりが「あなたたちはどこから?」と気さくに話しかけてきました。ベトナムから来たというマダムは「撮ってあげるわよ。スマホ出して」という流れに。
サクっと撮るかと思ったら「もっと右に寄って」「もう少しこっちに顔向けて・・・」な注文がはじまり、挙句は私に近づいて、顎をグイッと・・・「この角度よ」と。
結果、このマダムに撮影してもらった姪との写真が今回の旅のベストショットでした。
このお節介なのか親切なのかわからないベトナムマダムは、ピンクとヒョウ柄との違いはありますが、まるで『ベトナム版”大阪のおばちゃん”』でした(笑)
スマホが主役になる以前は、撮影はこれが当たり前でしたけど、自撮りで完結するようになって、こういう出会いや楽しみが失われていますね。
ちょっと勇気を出して声をかけ、他国の方に撮ってもらうのもありです。
こちらが船の乗り場です。
観光クルーズから対岸に住む住民の足まで多くの船が発着しています。
この船乗り場を通り過ぎてふ頭の反対側へ。
② ふ頭東側
オペラハウスはふ頭東側にあるので、ちょうどこの辺りは建物の陰に隠れます。
その代わりにどっしりとした支柱とハーバーブリッジが撮影できます。
③ オペラハウス正面
独特のこの屋根は帆船あるいは貝殻をモチーフにしているそうです。
見る角度を変えると屋根が様々な組み合わせに変化するのが面白いですね。
入口側は総ガラス張りになっています。
レストランフロアのようなものもあり、自由に入れるものかと思っていましたが、中ではイベント開催中のようで・・・
岸壁近くに柵が設置され、その先にはワイングラス片手に庭に出て歓談しているセレブ集団。
なお、館内では有料での日本語ガイドツアーも開催されているそうです。
ひとり旅なら時間をやりくりして参加しますが、今回は姪と一緒なので”巨大建造物マニア”は封印です(苦笑)
オペラハウスの前を通り過ぎて、シドニー王立植物園へ。
園内を進んだ高台にあるオペラハウスのベストビュースポットを目指します。
1816年創立という歴史ある植物園で、オーストラリア固有の植物も多く見られる広大な公園になっています。
入園は無料で、開園時間は午前7時から午後8時。(季節によって変動があります)
その広さは30ヘクタール。お約束の”東京ドーム換算”で6個ちょっとの広さ。
解説のようなものはあまり見られませんが、園内は手入れが行き届いています。
このあたりまで来ると、観光客と市民が半々といった感じを受けます。
日曜日のちょうどお昼頃のようす。シートを広げて寝転んでいる人もいて、私たちもしばしここでごろりと休憩。
シドニーの8月の気候と服装
ところで、この写真は8月のようすです。南半球なので冬です。
(私は月の数字にプラスマイナス「6」で計算)日本でいう2月ですから~
この日の最高気温は19℃だったのですが、ダウンジャケットを来た人、半そで、タンクトップ、さらには上半身裸で走っている人も見かけました。
もう季節感覚が自由すぎてツボる~(笑)
ちなみに私たちは、長袖シャツにユニクロのごく普通のパーカーを羽織っていましたが、ちょっと汗ばむくらいでした。
空の色といい、夏じゃん(笑)
芝生も冬とは思えないほど青々しています。
20年ほど前に西海岸にあるパースに行ったことがありますが、同じ8月でももう少し冬らしかった記憶があります。
日本も今年は2月に異常に暖かい日がありましたが、これも温暖化の影響?
植物に詳しくないのですが、ブラシの木に似ていますが違うのかなぁ
シドニーの公衆トイレ事情
公園などをのんびり歩くのはいいのですが、気になるのがトイレです。
サーキュラーキー駅やロックス周辺の公衆トイレを使った感想など。
利用したのは数か所ですが、観光地の「公衆トイレ」には清掃員が常駐していてきれいに保たれていました。
空港のトイレ同等のレベルが保たれていると感じました。
日本のようなウォシュレットや便座用の消毒といったものは期待できませんが、トイレットペーパーが完備され、個室を出ると同時に清掃員がモップを突っ込んで、パワフルに掃除をする姿に圧倒されてしまいました(笑)
日本は、空港やサービスエリア、デパートなどのトイレが豪華すぎるのに対して、いわゆる公衆トイレとのギャップに驚くことが多々ありますね・・・
こちらはロックスマーケットに行ったときに利用したトイレ
地下フロアですが、監視カメラもついていて(常識的な時間での使用なら)安心です。
植物園をさらに進み、ミセスマッコリーズポイントに向かいます。
つづく