2017年11月の鳥取県横断の旅つづきです
レンタカーの活用で旅を効率的に
今回の旅は、米子空港でレンタカーを借り(一応旅の計画は立てていますが)行き当たりばったり自由自在。各地を旅行した経験から、都市部ではない限り公共交通機関だけでは時間的制約が出てきますし、荷物の心配もありますので、運転免許があればこの選択がいちばんだと思います。最近はレンタカーも安くなっていて小型車であれば1日で5000円以内で納まってしまいます。
同一県内での返却なので、乗り捨て料金もかかりませんでした(地域により異なりますが、これ大きいです)
境港では、もうひとつ見ておきたいスポットに立ち寄りました。
巨大な鬼太郎がお出迎え 大漁市場 なかうら
市の中心から車で10分ほどのところにある地場産品販売施設です。
ここに巨大な鬼太郎の石像 がいな鬼太郎 があります。
「がいな」は鳥取の方言で「大きな」を意味することば。後ろにある平屋の建屋と比較して大きさがわかるでしょうか? 高さは7.7メートル(頭の上の目玉おやじを含む)です。
これだけ見て去るのもなんなので(笑)、店内を散策してみました。
10年ほど前に水木しげるさんがここを訪れた様子と直筆のスケッチです。
そして、店内にはちょうど解禁されたばかりの蟹がずら〜り
蟹漁は11月上旬頃(年や地域によって変わります)に解禁となります。
そそられましたが、ここは我慢 (蟹の食事も予定に組み込み済みです)
おみやげに買って帰るのもいいのですが、私のポリシーは、旅に出てその地で美味しいものが食べられれば十分です(特に魚介は)
そして、少し車を走らせ境港の隣町、米子市内でコーヒーブレイク
アンティークなカフェ 「服部珈琲工房」で一息
コーヒー好き♥な私、ご当地喫茶店は事前チェックしていきました(^^♪
県知事のスタバ自虐ネタが発端になり、”すなば珈琲”まで誕生した鳥取県は、実はコーヒーの消費量は全国でもベスト3に入るほどのコーヒー好きな県だそうです。
というわけで、今回の旅はカフェめぐりもひとつの大きな目的なのです。
季節限定の「冬珈琲」をいただきました。酸味の具合もほど良く、私好みの味でした。
店内も落ち着いた雰囲気でいい感じでした。
米子から先は、海岸沿いの国道9号を進みます。
「名探偵コナン」作者の出身地 旧 大栄町の道の駅周辺
トイレ休憩に立ち寄った道の駅・大栄。ここは人気マンガ「名探偵コナン」の作者 青山剛昌氏の出身地だそうです。ちょうど鳥取県の中央あたりになります。
現在は合併により北栄町となっていますが、道の駅には旧町名が残っています。
道の駅のすぐ隣に、青山剛昌ふるさと館もあります。
「ゲゲゲの鬼太郎」と「名探偵コナン」という、著名なマンガの作者ゆかりの地である鳥取県は これらの名前を空港の名前にも冠しています。
ここで、普段見慣れない看板を見かけました。
「密航」なんてニュースで見聞きするだけのことでしたが、日本海沿岸にはこのような危険がリアルにあるんです。この数週間後から北朝鮮の木造船が立て続けに日本海沿岸に漂着したというニュースを見てゾッとしました。
部分開通の山陰自動車道(鳥取県内)は無料
再び東へ車を進めますが、日本海に面する国道9号線には20年以上前の苦い思いがあります。
若かりし頃、静岡県内から友人たちと車を交代しながら運転して出雲大社へ行きました。出雲からその日の宿泊先の兵庫県の城崎温泉を目指したのですが、カーナビが普及していない時代、地図を見ても距離感がほとんどつかめておらず、走れども走れども鳥取県から抜けられない…(泣) 静岡県も「走っても走ってもまだ静岡県」と言われるほど東西に長い県ですが、東名高速道路がある感覚とは所要時間がまるで違っていたのです。
結局城崎温泉の民宿には予定時間から3時間遅れの到着ですでに真っ暗でした。優雅に外湯めぐりのはずが、慌ただしくご飯を食べ(夏だったので宿の方にはご苦労をかけました)、ちょっと温泉に入ったら疲れ果ててしまったのでした・・・
この時、「高速道路くらい整備してくれよ~」って真剣に思いました。その願いも通じたのか!? 鳥取県内にも山陰自動車道が開通していました。
しかし部分開通なので、途中でおろされました(泣)
一般道との合流は渋滞。鳥取県内は山陰自動車道が細切れで開通しています。まあ無料通行できたので良しとしましょう。
境港から途中コーヒーブレイクや道の駅に立ち寄りながらマイペースすぎるドライブで、4時間ほどで鳥取市内へ入りました。(寄り道しなければ約2時間です)
道の駅・神話の里 白うさぎ
国道9号線を海岸沿いに走って宿泊先の市中心部に向かい途中にありました。
古事記にも登場する「因幡(いなば)の白兎」の舞台がこのあたりだそうです。
道の駅の前に広がる白兎(はくと)海岸は、低気圧の影響で荒れています。
日も暮れ始めていたので、白兎神社もあわせて翌日再度訪れることにしました。
この日は、雨をうまくかわしながら観光できましたが、鳥取市内へ到着後は土砂降りになりました。とはいえ、おいしいものも堪能しましたので、それは次回に