2019年9月の伊豆の旅 つづきです。
了仙寺を出てペリーロードを歩いてみました。なおこの記事にはグルメ関係のネタはございませんので、ご了承くださいませ。
ペリーロードとは
来航したペリー提督一行が日米和親条約(下田条約)を締結するため了仙寺まで行進した道。
それ以前より花街としてにぎわっていた平滑川(ひらなめがわ)沿いには、なまこ壁の建物や石畳などレトロな町並みが今も残っています。
了仙寺から旧澤村邸への道
了仙寺の山門を出てペリーロードに入るところで振り返った画です。
橋の奥が了仙寺です。またこの近くには日露和親条約の調印が行われた長楽寺もあります。
柳の木が雰囲気を醸し出しています。道沿いには古民家風の雑貨屋さんなどがありますが、連休最終日夕方4時頃にはすでに閉店。通りは閑散としていました。(ちょっと早いよ・・・)
このあたりの土蔵や石垣には「伊豆石」という地元産の石が多く使われています。


カフェ&ギャラリー「草画房」
ペリーロードのシンボル的なお店で、かなり気になりましたが・・・
ちょうど川沿いから見えた店内の外人さんカップルの雰囲気が、”開国の地”をそのまんま表しているような感じ。この雰囲気を残しておきたかったので、入らずじまい。
下田市旧澤村邸
無料休憩施設として開放されている大正7年建築の建物。なまこ壁と伊豆石の塀は、この地域独特の建築。
残念ながら16:00閉館でしたぁぁ。途中寄り道(雨宿り)多すぎで観光できてないです。
歩くだけなら片道10分弱で歩けてしまうエリアですが、写真を撮ったり、お店が開いていれば雑貨店などのぞいてみたり、カフェで休憩したりと1時間ほどかけてゆったりとタイムスリップ気分で楽しめたら最高ですね。
ペリーロードから外れて海沿いへ。
1829年製の大砲。スコットランドのカロン社の製造だそうです。コレクションかしら!?
ペリー艦隊来航記念碑
ペリー艦隊が初上陸した地に建てられた記念碑です。
額から白いものが・・・ちょっと怖い(≧∇≦) 錨(いかり)は、アメリカから寄贈されたもの。
この写真、少し引いてみると先の台風15号の爪痕がありました。
なお、この背後の山の上にある下田公園には開国記念碑などもあるようです。
こちらは姉妹都市のアメリカ・ニューポート市から寄贈されたもの。
下田市はマンホールのデザインが黒船。
湾の向こうに見える山は、下田富士(左)と寝姿山(右)。
これらの山は、海底火山のマグマの通り道が地上に露出した「火山の根」だそうです。
ここにきて、ブラタモリ的に楽しめるスポットが出てきました~
下田の町は駆け足で巡る結果となってしまったのが残念。そもそももっと早く自宅を出ればよかったものの、静岡県内だからとなめてかかったら下田まで5時間近くかかりました。天城峠ではゲリラ豪雨に遭い・・・予定は大幅に狂ってしまいました(泣)
そんなわけでまだまだ下田は見たいところ(寺社)、知りたいこと(地形)たくさんありますので、「天城越~え♪」と併せてリベンジしたいと思います。