マカオといえば・・・
エッグタルトですね。
正直、並んでまでは食べたくないけど、一応名物のなので食べてみようかな、くらいのスタンスでした。
私は白状すれば、グルメに関してはかなり偏差値低いです(努力もしませんが)。そんな私ですが、エッグタルトは予想以上においしかったです。たまたまだったのですが、マカオ風と香港風の食べ比べができましのでお伝えします。
マカオ名物エッグタルトとは
マカオはポルトガル領だったことからポルトガルの文化を色濃く残しています。
マカオのエッグタルトのルーツは、ポルトガルで「パステル・デ・ナタ」という名で売られていたもの。1980年代に「パステル・デ・ナタ」のレシピを覚えたイギリス人のアンドリュー・W・ストウ氏が英国風タルトの要素を加えて改良したものをマカオで売り出したのがルーツです。
近年は「アンドリューのエッグタルト」として日本にも出店しているそうです。
せっかくマカオに来ているので「元祖」を食してみたい気はするのですが、本店のあるのはマカオの南部 コロアン島にありちょっとアクセスは不便な場所なのです。
ベネチアンマカオにも出店 Load Stow's Bakely
よほど滞在期間が長いか、エッグタルトに熱い思いがない限りはコロアン島まで行くのはちょっと面倒です。
ということで、多くの方が訪れるというベネチアンマカオにある店舗に行ってみました。
Load Stow's Bakely(ロード・ストウズ・ベーカリー)
場所の説明はできません(泣) 特に意識して探すわけでもなくぶらぶら歩いていたら行列を見つけた・・・という具合です。
このショッピングモールで行列ができているのはここくらいなので目立つはず!
この時は購入まで約10分でした。並んでも耐えられるレベルでした。
こちらはカフェも併設されています。店内を見渡すと意外にも空席がありました。
焼き色のついたサクサクパイ生地のエッグタルト
エッグタルトは1個12MOP。
有名店だけあって強気な価格。(ネットやガイドブックで見たものより値上げされていました)
しかし見た目が美しい! こんがり焼き色とサクッとしたパイのマカオ風エッグタルトです。
パイ生地の中に、甘さ控えめでほんのり歯ごたえのある卵生地。焼き立てなので香ばしくおいしかったです。
ここではエッグタルト以外にも、焼き菓子、調理パン、ドリンクなどのメニューも豊富でした。
エッグタルトは、6個の箱入りを購入している人も見かけましたが日本への持ち帰りはちょっと厳しそう。焼き立てをこの場所で食べるのがオススメです。
焼き色のない香港式(広東風)のエッグタルト
一方こちらは、焼き色のない広東式といわれるエッグタルトです。
1個7MOP。庶民価格です。
ホテルに持ち帰ったのでちょっと萎びた見た目になってしまいましたが、生地はスポンジケーキ風、中身はこちらも甘さ控えめのカスタード。
Load Stow's Bakelyと比べるとカスタードのボリュームが倍くらいあります。
おやつにもう1個パンを購入したのですが、タルトだけでとりあえず満腹に(笑)
このタルトは初日の世界遺産巡りの帰りに、町のパン屋さんで購入しました。
麥當娜麵包西餅店
普通のまちのパン屋さん。お店の看板には「Madonna」と表記してありました。
実のところ、世界遺産巡りで道に迷い、日曜日でことごとく飲食店も休業。疲れてホテルに戻ろうとやっとのことでバス停にたどりついたらすぐ前にこのパン屋さんがありました。
ショーケースの対面販売という小さいお店にもかかわらずひっきりなしに地元の人が訪れていたので思わずエッグタルトを買ってしまった、というわけです。
有名店に並んで食べるのも旅の醍醐味ですが、地元の人たちが立ち寄るパン屋さんのエッグタルトもおすすめです。マカオはポルトガル文化のおかげでパン屋さんが本当に多いです。
マカオでは「餅店」「餅家」の表記がパン屋(洋菓子屋)さんです。でも、エッグタルトと一緒に買ったパンの中には甘い餡がたっぷり入っていて、洋菓子というよりは完全に”饅頭”でした~(笑)
そして、観光した後ホテルで休憩してから、のこのこと出直して行ったところ・・・店じまい中だったこちらのお店
Margaret's cafe e Nata(マーガレット・カフェ・イ・ナタ)
こちらは、マカオでは冒頭のLoad Stow's Bakelyと人気を二分する有名店らしいです。
初日に行っていればまだしも、2日目だったので翌日開店にも間に合わず・・・
Google MapのMy Mapにも登録していったのに全然活用できていませんでした。
つくづくグルメ偏差値が低い女です。
まあタイプの違う2種類を食べ比べできたので良しとします。