2019年11月のマカオの旅続きです。
歩いて10分 ウィンパレスからベネチアンへ
ウィンパレスから西へまっすぐに伸びる道を歩いてベネチアンを目指します。
距離にして1km弱。そこは都会のビル街を歩いているような錯覚に陥ります。
11月なので歩くにはほどよい陽気ですが、高層の建物に囲まれているせいか建物が途切れると海風が強いです。
左手にはMGM、その先にはSans Cotai、右手にはCITY OF DREAMSがあります。


巨大ホテルを見上げながら歩くこと約10分。ベネチアンに突き当たります。
ザ・ベネチアン・マカオ
アメリカのラスベガス・サンズという会社がラスベガスに続いて2番目に建設したIR(統合型リゾート)施設。
2007年開業と歴史は新しいですが、コタイ地区では”最古”です。
3000室を有するホテルの他、ショッピングモール、アリーナなどが併設されています。
ベネチアをテーマにした施設の敷地内には、リアルト橋にドゥカーレ宮殿、鐘楼とベネチアを象徴する建造物がリアルに再現されています。
中華系が造る建物や施設には”反則”も多々ありますが(笑)これはアリです。
こちらはホンモノ(2019.2撮影)


まさか同じ年にそっくりさんに行くとは予想もしていませんでしたけど・・・
お隣にはパリジャンというホテルもあり、エッフェル塔もどきも建っています。イタリアからフランスまで3分くらいで行かれます(笑)


リアルト橋を渡ってホテル正面へ
建物だけ見ているとイタリアに来た気分ですが、顔ぶれを見ると完全に中国(-_-;)
観光客であふれかえるエントランス
エントランスは、どう見ても宿泊客ではない観光客でごったがえしていました。もちろん私もそのひとり。
ここはツアーでの立ち寄り先としても人気スポットで、多くの人が訪れていました。
目的とする場所とは違う方向でしたが、ついつい天井に見とれて奥へ進んでしまいました(^^;)
ってか、天井の絵はベネチアじゃなくて、バチカン美術館の地図のギャラリー風では?
どんどん進んでいった挙句、奥にはカジノと高級レストランしかなく、Uターンです。
せっかくなのでトイレを借りてみました。
ゴージャスですが、最近は日本のサービスエリアでもこんなのを見かけるようになり驚かなくなりましたね。
館内マップを持っているツアー客もいましたが、個人ではもらえなさそうなので案内板を頼りに歩き回るしかありません。
GRAND CANAL SHOPPESへ
ホテル巡りといってもカジノをやるわけではありません。
初日に世界遺産巡りでお世話のなったガイドさんから、ここの巨大なショッピングモールはオススメということで来たのです。
ショッピングモールへの入口は地味でした。
エントランスのゴージャスな天井の左手にあるこのフロアから入ります。
エスカレーターや通路もいたって普通のホテル
そして突然視界が開けたと思ったら・・・
ベネチアだっ
↓↓ こちらはホンモノ
ゴンドラも運航されています。
ここなら高潮(アクアアルタ)の心配もなく快適に観光できますね!?
300店舗も入る巨大ショッピングモール
洋服、靴、時計、バッグなど世界中のブランドが入っています。
カルビープラス発見! 北海道人気ありますから知名度も高いんでしょう。
リーズナブルなご飯を探し求めて・・・
この高級ホテルにして、このショッピングエリアだけはちょっと庶民的。マクドナルドも入っています。
漢字で書くと「麦当労」 意味不明な当て字です(爆)
昼食はここで妥協しようと思いましたが、タッチパネルの注文はよくわからないし、メニューも”マカオらしさ”はなく、種類も日本の方が多いくらいなのでやめました。
ご当地バーガーがあれば食べて見たかったんですけど残念。
その後、まったく方向感覚がなくなって、同じところを行き来しているうちにフードコートにたどりつきました。
イオンのフードコートがちょっとオシャレになった感じです。
そして景色はヨーロッパなのに、漢字が並ぶという不思議な空間。
アジア各国を中心にご当地料理のテナントが軽く50くらいは入っていると思います。悩んだ末に購入したのはこちら
「澳門地道葡国餐」 直訳すると本場マカオのポルトガル料理!?
注文方法は日本のフードコートと同じで、各カウンターでオーダーと会計をして、ブザーを受け取ります。フードコート内の好きな場所をキープしてできあがったら取りに行くという流れです。
ちなみに片づけはしなくても清掃員の方が巡回していて、手際よくテーブルを片付けてくれます。
オーダーしたポルトガルライスとマンゴー黒紅茶
写真と違いすぎやしませんか~? 正直、日本の冷凍ピラフの方がレベル高いと思いました・・・残念
ドリンクはこちらのTreasure Lake Asian Cuisineにて。台湾っぽいデザートが充実しているお店です。
ここのドリンクはけっこう美味しかったです。
フードコートなので過度な期待は禁物ですが、この高級ホテルにしてこんなリーズナブルに各国料理を楽しめるのはうれしいですね。
私はコタイには宿泊していないのでこの1食だけでしたが、コタイのホテルに滞在するなら数日通っても飽きないくらいのお料理があります。
この後、エッグタルトも食べてさあ帰ろうと思ったのですが、どこからここのエリアに入って来たかわからない!! 運河のところに出たのは覚えているのですが・・・
そうなんです。あの地味な通路からこちらには簡単に入ってこられるのですが、地味な通路に戻る出入口は目立たないように作られているのです。
運河に感動する前に、どこから入って来たかをまず確認しておくのが大事です。
本当はベネチアンのスタバに寄ろうと思ったのですが、こんな調子なのでとにかくベネチアンから脱出しないとリスボアまで戻れない・・・と不安になってしまいました(-_-;)
結果、MGMのスタバで正解だったんですけど・・・