2016年5月 クラブツーリズムのツアーで参加したカナダ旅行記です。
4時間かけてトロントからカルガリーへ到着し、時計を2時間戻して・・・というわけで時間の感覚がグタグダになってきている中、最後の目的地であるバンフの町へ移動します。
アルバータ州とカルガリーについて
高層ビルの立ち並ぶ市内に入ってきました。
カルガリーやバンフは、カナダ西部のアルバータ州にあります。
州都はエドモントンですが、物流や商業の中心として州南部にあるこのカルガリーに世界の企業(特に石油会社)が集まっています。
アルバータ州最大の都市で、人口は約124万人(2016年)
カナダで一番裕福な アルバータ州
アルバータ州は、石油などの天然資源がとれるため財政的に豊かな州です。
20年ほど前にスキーでカルガリーに来た時、ガイドさんから「国税とは別にかかる州税(PST)が安いので、ナイアガラのあるオンタリオ州よりアルバータ州で買い物するほうがオトクですよ」と教えてもらいました。
2022年末の情報でも、アルバータ州は、州税(PST)が0%となっており、買い物をするには国内でいちばんオトクな州です。
ただし、バンフはリゾート地なので、物価そのものが観光地価格になっていることもあります。そのあたりの見極めが難しいところですけど。
そして、この時のカルガリー市内は建設ラッシュでした。
一方で、ここを訪れる数日前にアルバータ州北部の町 フォトマクマーレで山火事が発生して日本でも大きなニュースになっていました。
心配していましたが、同じ州とはいえ日本の国土の2倍くらいありますから飛行機の移動や観光にはまったく影響ありませんでした。
カルガリー市内で中華ランチ
昼食は市内の中華料理レストランでした。
お味はまあまあでしたが、店員さんたちのお国柄なのか、急かすように食事を次々に出すので落ち着いて食べられませんでした。
トランスカナダハイウェイを経由してバンフへ
ランチのあとは一路バンフへ。
カルガリーの中心を出てしばらくは平原が続きます。
平原に続く道は、トランス・カナダ・ハイウェイといい、国道1号という位置づけ。
その延長距離は、カナダの太平洋側から大西洋側を結ぶ全長8030km。(日本の国道1号線は565Kmです)
国土が広いカナダは、何から何までケタ違いです。
カルガリーからバンフまではおよそ1時間半です。
次第に山の風景に変わってきましたが、かなり残念なお天気です。
移動日になるとお天気は休憩中(崩れますが)・・・いいんです、いいんです(^^)v
バンフ国立公園へ到着
バスはバンフ国立公園に入る料金所のようなところで速度を緩めました。
私たちはツアー代金に組み込まれているので気にしなくてよかったのですが、カナダの国立公園に入る際は入園料が必要です。
世界遺産として維持するためには訪れる人からそれなりの料金を徴収する・・・当然のことだと思います。2023年度はひとり1日あたり、10.5カナダドルだそうです。(団体割引などあるようです)
これができていないために世界遺産としての存続も危いのが富士山。
世界文化遺産になる前に入山料の徴収体制を作らない上に、今も任意なんて甘いことを言っているのでまともに徴収できていません。観光客ばかり増えて維持管理がまったく追い付かないのです。おまけに弾丸登山するようなおバカさんの捜索や医療にも私たち県民の税金の一部が使われています。いい加減なんとかしろと言いたくもなります。
バンフ市内へ到着し、この日のわずかな観光に向かいます。
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