2016年5月のカナダ春の周遊旅 つづきです。
カルガリー市内の風景
高層ビルの立ち並ぶ市内に入ってきました。
カルガリーやバンフがあるのはカナダ西部のアルバータ州。
州都はエドモントンですが、物流や商業の中心として州南部にあるカルガリーには世界の企業(特に石油会社)が集まっています。カルガリー市内の人口は約124万人。
アルバータ州は、石油などの天然資源がとれるため財政的に豊かな州です。
以前スキーで来た時にガイドさんから「国税とは別にかかる州税(PST)は、州によって異なるので、ナイアガラのあるオンタリオ州よりここで買い物するほうがオトクですよ」と言われました。(現在もアルバータ州は、州税(PST)は0%です)
カルガリー市内は、建設ラッシュなのだそうです。
ただ、ここを訪れる数日前に発生し心配していたフォトマクマーレでの山火事。日本でも大きなニュースになっていましたが、同じ州とはいえ、日本の国土の2倍くらいありますから飛行機の移動や観光には影響ありませんでした。
昼食は市内で中華料理。お味はまあまあでしたが、店員さんたちのお国柄なのか、急かすように食事を次々に出すので落ち着いて食べられませんでした。
カルガリーからバンフへの道
ランチのあとは一路バンフへ。カルガリーの中心を出てしばらくは、カナディアンロッキーとは無縁な平原が続きます。
北海道をさらにでっかくしたような景色です。
ひたすら続く道は、トランス・カナダ・ハイウェイ(国道1号)。その延長距離は、カナダの太平洋側から大西洋側を結ぶ全長8030キロ。(日本の国道1号線は565Kmです
国土が広いカナダは、何から何までケタ違いなのです。
ひたすら続く平原
カルガリーからバンフまではおよそ1時間半。次第に山の風景に変わってきましたが、残念なお天気になってきました。
移動日になるとお天気が崩れますが・・・いいんです、いいんです(^^)v
バンフ国立公園へ
バスはバンフ国立公園に入る料金所のようなところで速度を緩めました。
私たちはツアー代金に組み込まれているので気にしなくてよいのですが、カナダの国立公園は滞在日数により入園料を払わなければなりません。世界遺産として維持するためには訪れる人からそれなりの料金を徴収する・・・当然のことです。
調べてみると2018年度は9.8カナダドル/日だそうです。(団体割引などあるようです)
が、これができていないために世界遺産としての存続も危いのが富士山。世界文化遺産になる前に入山料の徴収体制を作らない上に、今も任意なんて言っているのでまともに徴収できていません。人ばかり増えて維持管理がまったく追い付かないのです。おまけに弾丸登山するような外国人(一部は日本人も)の捜索や医療には私たち県民の税金の一部が使われています。長年、徳川幕府のお膝元で守られてきたせいか、お役人たちは「前例のないことに取り組む」ということができないんですよね~(怒)
おっと、思わず脱線しましたが・・・
バンフ市内へ到着し、この日のわずかな観光に向かいます。