2017年11月の鳥取県横断の旅 つづきです
すなば珈琲でおいしいコーヒーをいただき、前日から借りているレンタカーで鳥取砂丘方面へ急ぎます。
途中、起伏のある道に差し掛かりました。海に向かっているはずなのに、山へ入っていくのは私の常識ではちょっと考えられないので焦りましたが・・・
駅前から車で20分ほど。看板があらわれてひとまず安心です(~_~;)
世界初、砂像彫刻を展示する「砂の美術館」
豊富な砂丘の砂を生かして造られた砂像専門の美術館です。
知人がこの美術館が気に入って、ここ3年ほど静岡県からはるばる毎年出掛けています。おみやげもいただいたりして話を聞いていると、私もいつか行ってみたいという気持ちがわいてきました。
こちらでは、毎年「世界旅行」をテーマにした砂像が制作・展示され、1年ごとに展示替えが行われます。
砂で世界旅行・アメリカ編の展示
第10回を迎える2017年の展示は アメリカ
私も大好きな国♡ 実際、一番行った回数が多い国だったりします。歴史は浅いけれど、自然あり、都会あり、文化ありと何度行っても楽しい国です。
そんなアメリカの特徴的な様子を砂で表しています。
アメリカの映画産業
色っぽいマリリン・モンローさんがお出迎え~
実は、午前9時半頃からガイドツアーがあり、これに合わせようと頑張りましたがスタートには間に合いませんでした(~_~;) それでも途中参加でくっついて行き、30分ほど解説を聞きました。
アメリカは歴史的建造物などは少ない代わりに、食べ物や人物、スポーツ、映画など文化をモチーフにしたものが多いです。
アメリカ音楽の代表 JAZZ
よくわからないシンガー?ですが、圧倒的に存在感(笑)
実物を見るまでは、砂に凝固剤などを混ぜて固めているものだと思っていましたが
純粋に砂と水しか使っていないというから驚きです。
制作する10数名の彫刻家(アーティスト)たちは、多くが海外からやってきて、制作期間もそれぞれ2〜3週間という短さ。ガイドツアーでは、制作の苦労や失敗などのエピソードも聞くことができます。
砂にとっては敵となる水との戦いを克服して制作されたというこちら
マウントラシュモアとグランドキャニオン with ナイアガラフォールズ
手前の作品は、デラウェア川を渡るワシントン(独立戦争)
ゴールドラッシュ
砂の重みによる倒壊を防ぐために薄く作りながらも、立体感あるように見せるテクニックも秘めているのです。
アメリカ独立宣言
洋服や紙も、砂で作られたとは思えないほど、しなやかな雰囲気まで再現されています。
動物たちの毛並みの表現にも驚きです
3階に上がると、回廊から展示室全体を眺めることができます。
ミュージアムショップ
オリジナルグッズも揃っています
昨年、おみやげにいただいてうれしかったクリアファイルをおみやげに購入しました。
砂の入ったキーホルダーも購入。ポストカードをオマケにいただきました(*^_^*)
お菓子などは、砂の美術館の建物の隣にある売店で購入できます。
3階から外に出ることができます。
屋外展示 トランプ大統領
こちらは、夏頃に日本人のアーティストが制作したそうです。
もう一度屋内に戻り、砂像のつくり方のパネル展示や映像紹介コーナーへ
なお、「アメリカ編」2018年1月3日で終了しています。
その後、新たに制作期間に入り、2018年4月14日から北欧編がスタートします。
ムーミンとかサンタクロースがいるんだろうなぁ
オーロラも見えちゃったりするのかな?
近ければ、ホント毎年見に行きたくなる美術館でした。
(ここからは余談です)なぜこの美術館に芸術オンチの私が魅力を感じたのか・・・
鳥取以外「三大砂丘」といわれる砂丘は諸説いろいろありますが、私はその中に含まれると思われる 中田島砂丘のある地域の住人です。
幼稚園から小中高にいたるまで砂丘は定番の遠足コースでした。
さらに高校時代には「砂の芸術大会」という恒例行事があり、クラス対抗で砂像を作った経験があります。
砂の美術館のプロの作品とは比べものになりませんが、この美術館ができるず~っと前に砂像を作っていたという歴史では負けません(爆)
懐かしい時代を思い出させてくれたのと同時に、砂でここまでできるという可能性を知らしめてくれる美術館。砂丘には縁のない方も感動間違いなし!です。
砂の美術館を後に、いよいよあの鳥取砂丘へ。