やっと涼しくなり遠出する気分が高まってきました。
台風の合間を見極め、7月に予定していた滋賀県の竹生島への旅リベンジです。メインは琵琶湖に浮かぶ竹生島、そして彦根から長浜を訪ねてきました。
竹生島ってどんなところ?
竹生島(ちくぶしま)は琵琶湖北東部に浮かぶ島。琵琶湖には3つの島がありますが、沖島に次いで2番目の面積を持つ島です。
西国三十三ヶ所札所巡りの一ヶ寺・宝厳寺や竹生島神社(都久夫須麻神社)など古来から信仰されている寺社があります。近年パワースポットとして人気ですが、国宝の社殿などもあり建造物好きにもたまらないスポットなのです。
竹生島へのルートは、長浜、彦根、今津の3港から
琵琶湖へは当然、船を利用することになります。
・琵琶湖東岸からは長浜または彦根
・琵琶湖西岸からは今津
それぞれ1日4~6便ほどあり、料金はいずれも往復3000円前後。島までの所要は30分前後です。
滞在時間は船の便により若干異なりますが、70~85分くらいとなっています。
私は、交通アクセスと観光立ち寄り先を配慮して彦根港から乗船しました。
彦根港へのアクセスは?
彦根港は、彦根城や彦根駅から車で10分ほど。
彦根港には無料駐車場も完備されています。釣り人の方たちも利用しているようですが余裕でした。
なお、彦根駅からは無料シャトルバスが運行されています。
乗船チケットと彦根城入場券がセットになった1dayパスはお得ですが・・・
彦根港からの便は、彦根城の入場券とセットになったオトクなチケット「1dayパス」があります。通常3800円のところ、500円割引の3300円。オトクなものに弱い私は飛びつきました。
が、当日のみ有効というこのチケット。率直な感想として彦根城と竹生島を同日に巡るのは時間的にも体力的にもしんどいといです。(もっと若ければ話は別ですが・・・)
日帰り圏内の観光客ばかりではないので、2日間有効、あるいは地下鉄のように「24時間有効」にしてもらえると余裕を持って観光できると思います。
赤備えの”直政号”に乗船していざ竹生島へ
1日4便のうち、昨年の大河ドラマを機に井伊家のお膝元・彦根港からは「井伊の赤備え」をイメージした赤い客船が運航されています。井伊家発祥の地の”遠江”の人間としてはこれに乗っておかねば・・・と、14:00発の最終便に乗船しました。
休日の最終便ということで船内はすいていました。(札所巡りの団体さんがいるとにぎやかになるのだと思います)
ゆったりできる客室ですが、写真を撮りつつ心地よい風を受けられるデッキへ。
振り返ると、島への旅はめったにしないし、遊覧船もあまり乗らないのですが、今年は宮島、友ヶ島に続いて3回目。船が嫌いってわけじゃないんですけどね。
出航してほどなく見えてくる多景島(たけしま)
乗船時間は40分。彦根からのルートがいちばん長いようです。観光案内の映像と音声が流れるので、思ったほど長く感じません。(客室内にはモニターもあります)
それにしても、湖の中を航行しているのに30分走ってもたどりつかないなんて・・・琵琶湖どれだけでかいんだっ。
そして、間もなく竹生島に着岸です。
この船に乗っている人数なら、島内もゆっくり巡れることを期待していましたが、着岸直前に、さらに2隻がやってきました。今津、長浜からの最終便のようです。
竹生島に上陸
桟橋付近はにぎやかです。
”ラピュタ”の友ヶ島(和歌山県)ほどではありませんが、若い人が多いことに驚きます。また船内には(私もですが)”おひとりさま女子”もけっこうな割合でいました。
飲食店やおみやげ屋さんが数件並ぶ”門前”を見つつ、写真を撮りつつゆっくり歩いていくと・・・
遅かった(>_<) 拝観券を求める券売機の前は行列…
まあ、5分くらいで買えましたけど私にしては並んだほうです(爆) 拝観料は400円。
いきなりきつい階段が目の前に立ちはだかります。
1000段を超えるこんぴらさん(香川県)や久能山東照宮(静岡県)に比べたら全然少ないのですが、夏の間、旅にも出ず極度の運動不足に陥った私に少々試練。直前に彦根城の天守に登ってきたのでダブルパンチ(>_<)
こちらは、桟橋から帰りに撮影したものですが島内の堂宇はこのように山の中に建っています。
帰りの船まで制限時間は70分。島内参拝スタートです。