三重の神社とお城をめぐる旅。
別宮 「月夜見宮」に続いて、「月讀宮」へ向かいます。どちらも「つきよみのみや」と読みますが異なるお社になります。記事が重複しているわけではありませんので・・・
市街地から車を少し走らせ、伊勢自動車道の伊勢インターへ向かう国道23号沿いにあります。こちらには広い無料駐車場があります。
内宮の別宮 月讀宮
月讀宮(つきよみのみや)は、内宮の別宮。直前に訪ねた外宮の別宮である月夜見宮と読み方はまったく同じです。
お祀りしている神さまも、月夜見宮と同じく、天照大御神の弟神。
こちらでは月讀尊(つきよみのみこと)と表記され、やはり読み方は同じです。
裏参道入口
看板の右側が駐車場です。表参道は近鉄五十鈴川駅から境内続く方向にあります。
こちらの参道も緑に囲まれた美しい参道です。
(写真は、2015年1月に訪れた時に撮影したものです)
4つのお社が建ち並ぶ月讀宮
この月讀宮にはなんと4つのお社が建っています。(3つのお社をフレームに収めるのが精いっぱいでした)
月讀尊(つきよみのみこと)と月讀尊荒御魂(あらみたま)がそれぞれ別のお社にお祀りされています。(月夜見宮では1つのお社でした)
さらに、天照大神と月讀尊の親神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)も祀られています。
ということでお社が4つもあるのです。
心配になる参拝順序ですが、瀧原宮同様、複数のお社がある場合は参拝順序が掲示されています。
よく見ると、右から二番目の月讀尊のお社(月讀宮)が他よりちょっぴり大きいです。
玉砂利の上を行ったり来たり・・・歩きにくいこともあり良い運動になります(-_-;)
ところで、お社が1つ、あるいは2つのところは、遷宮で左右(方角では東西)に交互にお社が移るのですが、ここは4つもあり、いったいどうするんでしょう?
実は、このお社の奥にちゃんと古殿地があるそうで、前後(方角では南北)に移るそうです。お社の数といい遷宮の位置といい、ちょっと他とは違うタイプでした。
古殿地を見て思うのですが、次の遷宮(次回は2033年ですがその8年前から準備は始まります)も無事にみられるよう元気でありたいものです。
駐車場に戻る途中にある小さなお社にも立ち寄ってみました。
葭原神社(あしはらじんじゃ)
案内の石柱も控えめです。
内宮の末社で、五穀豊穣の神さまである佐佐津比古命(ささつひこのみこと)など
3柱の神さまが祀られています。
小さいお社の横に、建物よりも存在感を示す大木がありました。
ご神木ではないようですが、パワーを感じ、思わず幹に手を当ててしまいました。
月讀宮のご朱印
公共交通機関でのアクセス
近鉄の五十鈴川駅より徒歩10分。
車でのアクセス
外宮から3.8km。内宮から1.8km。国道23号線バイパス(南勢バイパス)沿い。
国道沿いにに30台ほどの無料駐車場あり。
ここまでで(以前に訪ねている内宮、外宮を含め)伊勢神宮6つの御朱印をいただくことができました。
志摩にある別宮 伊雑宮(いざわのみや)のみ残すことになってしまいましたが、時間的にちょっと余裕がなかったので、次の機会とします。
なんでも「一番」「コンプリート」・・・では次の楽しみがなくなってしまうので!?いいんです、これで。(完璧主義ではありません、私)
別宮めぐりのススメ
神宮会館や別宮などでは、詳しいリーフレットやイラストマップをいただくことができます。
内宮や外宮を何度か参拝したことがある方や、人混みを避けて静かな空間で参拝したいという方には、別宮めぐりオススメです。
この後は、鳥羽二見浦に立ち寄り、鳥羽からフェリーに乗ります。