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【三重】志摩にある伊勢神宮の別宮「伊雑宮」へ

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2020年3月中旬に伊勢神宮の別宮のひとつ 志摩市にある伊雑宮を訪ねました。

2017年に別宮巡りをしましたが、時間が足りずに持ち越しとなり、3年半越しとなりましたが伊勢神宮内宮、外宮とあわせ参拝してまいりました。

 

2017年の別宮めぐりに関してはこちらの記事にて 

www.momoyorozu.net

 

新型コロナ感染拡大で、本来は毎年1月に団体参拝しているお伊勢初詣も中止となり、なんらかの形でお伊勢詣りに行きたいと思っていました。

自家用車ならば内宮・外宮から離れた別宮までも足が延ばせるため、この機会に伊雑宮をお詣りすることが叶いました。

 

伊雑宮について

「いざわのみや」あるいは「いぞうぐう」と読みます。

伊勢神宮内宮の別宮で、内宮からは南に10キロほどの志摩市(旧.磯部町)にあります。

創建は2000年前と伝わり、古くから地元の方をはじめ海女さんや漁師たちからも崇敬される志摩国の一宮でもあります。

伊勢神宮の境内地とは離れていることから、瀧原宮と同様に天照大神の遙宮(とおのみや)とも呼ばれています。

 

伊雑宮へのアクセスと駐車場

内宮周辺の駐車場から県道32号線(伊勢道路)を通って車で20分ほどでした。

 

駐車場(無料)はかなり余裕があります。

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大型バスの駐車スペースや新しいトイレも完備されています。

想像以上に広いスペースがあるのですが、その理由は後でわかります。

近鉄も近くを通っていて、最寄り駅は上之郷駅(徒歩5分ほど)です。

 

伊雑宮の境内

駐車場を出てすぐに境内への入口があります。

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周辺は昔ながらの住宅街。他の別宮と比べてもこんなに民家に近い場所に立地するのは珍しいと感じました。

とはいえ鳥居を一歩くぐったとたん、さすがに神聖な雰囲気が漂ってきます。

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忌火屋殿(いみびやでん)と祓所(はらえど)

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忌火屋殿は神様への御供を調理する建物。祓所は祭典の前に神饌と神職を清める場所。です。

夫婦杉

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幹はそれぞれ独立しています。お互い我が道を貫きながらも寄り添う夫婦!?

社殿までの距離は短く鳥居から1~2分ほどです。 

社殿

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手前が古殿地。

ご祭神は天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま) 

古くからこの地は海洋部族であった磯部氏の拠点であり、彼らがお祀りしていたお社にいつから朝廷が関わることになったかは明確になっていません。

その歴史の違いから、建物も他の別宮とは違う様式で造られていたそうですが、明治末期の遷宮から他の別宮と同じ様式に改められました。

 

境内(一般が立ち入ることのできる領域)はさほど広くありませんが、御朱印をいただいた宿衛屋の少し奥に勾玉池や森があります。

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見るというよりここにいるだけで気持ちの良い空間です。

こちらばかりに気をとられていたら宿衛屋の右に有名な巾着楠という独特な姿の大木があったのを見落としてしまいました(>_<)

 

神職の方から境内を出た先にもみどころがあると教えていただき巡ることにしました。

なお、鳥居を出たところに大きな看板(周辺地図)もあります。

車は伊雑宮の駐車場に置いたまま住宅街の路地を進んでいきます。

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看板に伊勢神宮との古くからの関りを見ることができます。
 

伊雑宮の地元に古くから伝わる倭姫命の旧蹟地

看板もわかりやすくつくられています。 

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伊佐波登美命鎮座地

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天照大御神の御魂の鎮座する場所を求めて志摩国を巡幸していた倭姫命(やまとのひめのみこと)は、この地で伊佐波登美(いざわとみのみこと)に命じて創建したと伝わっています。お社の横には、千田の御池と勝負杉もあります。

 

天井石と鏡楠

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さらにすぐ先には、大事に覆われて保護されている楠の古木の株と石があります。

これは、大正時代に枯れてしまった楠の根本を掘り起こしたところ、石の下から鏡が出土したことからここに何らかの遺跡があったとされます。

この他にも数か所案内がありましたが、時間の都合で駐車場に戻ります。

 

倭姫命を祀る別宮についての記事はこちらをどうぞ

www.momoyorozu.net

無形文化財 磯部の御神田

駐車場の横にさらに広がるスペースが気になって見に行ってみました。

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毎年6月24日に行われる御田植(おたうえ)式は、とても神聖な神事で磯部の御神田(おみた)の名で国の重要無形民俗文化財に指定され、日本三大御田植祭の一つとされます。 

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3月ということで田んぼはまだこんな様子でした。

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隣接して伝統行事に関する資料館「御神田館」があるのですが、こちらも月曜日は休館。残念・・・

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伊雑宮の御朱印

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なお御朱印帳は式年遷宮の限定品として購入しましたが、この西陣織のデザインのものは(式年遷宮の文字は刺繍されていないものが)継続して販売されているようです。
 

まとめ 

伊勢神宮は別宮も含め、日常の俗の世界から隔てられた神聖な空間というのをとても強く感じるのですが、唯一この伊雑宮だけは他の別宮と成り立ちが若干違うこともあり、私たちが日ごろから大事にしている地域のお宮さんのようなちょっぴりフレンドリーな雰囲気を感じました。

ぜひ次回は、御神田に苗が植えられた直後あるいは、稲穂がたわわに実る季節にも訪ねてみたいです。

無事に別宮もすべて巡り、伊勢神宮の御朱印をすべて手元に収めることができました。 

もちろんこれで完結ということではありません。

縁あって毎年参拝させていただいておりますが、来年は例年通りの参拝ができるようになることを願っています。

 

おまけ

帰路は伊勢湾フェリーで鳥羽から伊良湖まで(一応ここも国道23号線上らしい)。

静岡県以東の方はこのルートを片道だけでも利用するというのもオススメ。

とてもきれいな夕日も見られて、ラッキーでした(^^)v

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順序は不規則ですが、三重の旅まだまだ気まぐれにアップさせていただきます。