マカオの旅行記が一段落しましたので、久しぶりに神社仏閣のご紹介です。
今年のお正月は名古屋に行ってきました。
日帰りでも余裕圏内なのですが、お買い物と町歩きを兼ねての宿泊。普段は歩かないようなところを1日15000歩ペースでぶらぶらと歩きまわりました。
愛知県は、実は寺社の数(特にお寺)が日本一。京都より格段に多いのです。地図を見ているとあるわ、あるわ・・・ ということで、宿泊した伏見のホテルから大須方面に歩く途中に立ち寄った神社です。
名古屋のビジネス街に隣接する若宮八幡社へ
名古屋一の繁華街 栄と、”名古屋の秋葉原”ともいわれる大須の間にあります。
周辺はオフィス街としてビルが立ち並んでいます。
また神社の隣の区画は白川公園。日本最大級といわれるプラネタリウムを有する名古屋市科学館や名古屋市美術館があります。
このあたりは、以前勤務していた会社の仕事でたびたび訪れていたのですが、このような神社があることは最近まで知りませんでした。
若宮大通りに面して建つ鳥居を入ります。
若宮八幡社の歴史とご祭神
文武天皇(7世紀初頭に在位)の時代に那古野庄今市場(後の名古屋城三の丸付近)に創建されたと伝えられています。
ご祭神は、仁徳天皇、応仁天皇など。
鳥居の前には、名古屋市教育委員会が設置した案内がありました。
三英傑にも縁のある神社
この神社は、1532年(天文元年)織田信秀が那古野城を攻めた際に焼失し、1539年に再建。その後、豊臣秀吉より社領二百万石の寄進を受けます。
さらに徳川家康が名古屋城を築城した際に現在の地に遷座されます。
それ以来、武将の厚い信仰を受け、明治まで尾張藩により手厚く守られてきました。
三英傑(織田家は信長のお父さんではありますが・・・)すべてが関わったということで、なかなかのパワースポットともいえそうですね。
鳥居の内側から若宮通りを振り返ると、その上には名古屋高速が通っています。
しかし、社殿のほうに進んで行くと、木々に覆われていて清々しい空間になります。
手水舎
本殿
本殿の右側には小さなお社をはじめ、山車の車庫があります。
福禄寿車(山車)
名古屋三大祭りのひとつ「若宮祭」で使用される山車(だし)。17世紀中頃に造られたと伝わる山車は名古屋市の有形民俗文化財に指定されています。
若宮祭は5月15~16日に行われます。
初えびすの日に参詣
意識していたわけではないのですが、訪ねた1月5日は初えびすでした。えびすさまは漁業や海の神様であり、転じて商売繁盛や五穀豊穣にもご利益があるとされます。
若宮恵比須神社
お社には神事の用意がされていて、この直後に神事が始まったようです。
一斗 二升 五合 の看板
これなんと読むかわかります? これ、容量の単位にかけた洒落のようなものですが、
一斗(と)は五升(しょう)の倍、ふたつの升(”ます”とも読みます)、五合は一升の半分(半升)ということで
商売 益々 繁盛 なんだそうです。
こういうの大好きだ~ ( ..)φメモメモ
若宮八幡社の御朱印(初ゑびす)
御朱印授与所で「本日は初えびすの記念御朱印など書置きになります」と言われました。
御朱印帳持参していたので書いていただけなかったのは残念ですが、商売繁盛に縁のある限定御朱印がいただけたのでこれもご縁としてありがたくいただきました。
私は地域や寺社の格式や系統などによって御朱印帳を使い分けています。
この日持ち合わせていた御朱印帳はえびすの総本社である美保神社(島根県)のもの。初えびすとは知らずにこれを持参した偶然に驚きです!
若宮八幡社では朔日(ついたち)限定や季節ごとに異なるカラフルな御朱印が用意されているそうです。境内にも若い女性が多いという印象を受けました。
今年は、若宮八幡社の初えびす、その翌日豊川稲荷と商売繁盛の祈願の”はしご”のおかげで幸先のよいスタートとなりました。