2020年10月にGoToトラベルを利用して訪ねた愛媛県松山市内にて。
レトロな建物を店舗にしている スターバックス道後温泉駅舎店に行ってきました。
私はスタバマニアでもなく、日常もあまり利用しません。
が、建造物好き💛が高じて、旅のひとつの楽しみとしてスタバのリージョナルランドマークストアに立ち寄ることはあります。
リージョナルランドマークストアは、地域の象徴となる場所に新たに建築デザインされた、あるいは歴史的建造物を活用した店舗のことです。
建築好きなら絶対オススメします。
そうでなくても印象に残る旅のワンシーンを演出する格好のスポットになること間違いなし!
愛媛県内には、2017年にオープンしたという道後温泉駅舎店があります。
道後温泉駅とは
1895(明治28)に開業した道後鉄道の駅が前身。その後、鉄道会社の移管などを経て現在は伊予鉄道の道後温泉駅として利用されています。
歴史ある道後温泉の玄関口としてにぎわっており、松山市内を走る市電(路面電車)の終着駅にもなっています。また空港からのリムジンバスもここから発着します。
駅前広場には有名なからくり時計もあります。
午前8時から午後10まで1時間ごとに音楽とともにからくり時計が動きます。
小説などに登場するキャラクターたちが音楽にあわせて次々に登場します。
からくり時計のスタートを待つ人たち。その奥には足湯もあります。
レトロな駅舎がまるごとスタバ
現在の駅舎は1986(昭和61)年に明治時代に造られた旧駅舎の建材を一部利用しながら忠実に再現する形で再建されたものです。
現役の駅舎として利用されているこの建物に、2017(平成29)年にスターバックス道後温泉駅舎店がオープンしました。
2008年に訪れた時は1階がおみやげ店になっていました。
午後5時のからくり時計を見た後に立ち寄ってみました。
スターバックス道後温泉駅舎店のようす
1階カウンター
◆普通のスタバと違う点
その1:カウンターの向こうがガラス張りでホームが見える
その2:カウンターは枕木(まくらぎ)が並べられたデザインになっている
カウンター越しの電車にはタイミングがあいませんでしたが、ホームに入るとこんな感じ。
どこまでも”みかん色”な松山市の乗り物たちに脱帽です(笑)
カウンターには先客が1組いるだけで待つこともなくオーダーできました。
1階にもちょっとした飲食スペースがありますが、やはりこの建物を楽しむなら2階にGo!
スタバのドリンクの価格は、半分が”場所代”だと思っている私は、絶対にテイクアウトはしません!
こちらの階段から2階へ。
この店舗のコンセプトはすばり 旅(Journey)
あっ、でもここから出る電車は市内止まりですから~(^^ゞ
階段の途中やカフェスペースに飾られた額には昔の写真の他、パスポートをイメージしたイラスト描かれています。
こちらは旧駅舎の写真のようです。
2階
階段を上ったところと、さらにその奥、2つのフロアに分かれています。
行った時はこちらはほぼ満席でしたので奥のフロアへ。
利用したのはこちらのフロア
大きな扉を見ると、ここは駅長室だったのでしょうか?それとも会議室?
中央にある木を重ね合わせたようなテーブルは、枕木とレールで作られています。「鉄」な方々には垂涎もののインテリアかも。
高い天井と、クロスやカーテンなどの落ち着いた雰囲気は、アメリカまたはヨーロッパのちょっといい民家といった感じでしょうか。
ソーシャルディスタンスを確保してあるようで客席の空間はゆったりしていました。
いただいたのは、ダークモカチップフラペチーノ
チップ多めな上に、甘いお菓子は食べたくなっちゃうんですね~(笑)
実はお城めぐりに夢中になってしまって昼食を食べ損なったんです(ひとり旅あるある・・・こんなことはしょっちゅう)
店内はおひとりさまでパソコン作業していたり、地元高校生カップルが勉強していたり、と意外にも観光地らしくない静かな環境でした。
道後温泉ですから(コロナ禍で少ない上に)観光客はすでにチェックインして温泉に浸かっている時間でしょうね。
そんな私もここでゆっくりしている場合ではなく、ホテルのチェックインに急がなければなりません(;'∀')
気が付けば外が暗くなり始めていたので、この後は眺めの良い足湯にちょっとだけ浸かって市内中心部にあるホテルへと向かいました。
ライトアップも素敵な建物です。
帰りの電車はレトロ車両
私にとっては大当たり!
路面電車大好き&ノスタルジックな車内の雰囲気が最高!
道後温泉界隈は名物料理や食べ歩きにも忙しい場所。
その上、名物のみかんジュースも飲んだらお腹がチャポチャポになってスタバどころではないかもしれませんが(笑)、いつもと違うスタバの空間でひと休みもおすすめです。