2022年7月の岐阜の旅。
再開発が進む岐阜駅前にある立地の良さと、その名前からも縁起のよさそうな金(こがね)神社を参拝しました。
金神社について
【名 称】金神社(こがねじんじゃ)
【主祭神】淳熨斗媛命(ぬのしひめのみこと)(=金大神)
【配祀神】五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)日葉酢媛命(ひばすひめのみこと)市隼雄命(いちはやおのみこと)
【創建年】西暦135年
【所在地】岐阜県岐阜市
伊奈波神社に続いて正しく読めませんでしたが、社名から金運に関してご利益がありそうなのは一目瞭然。殖産産業、金運招福などにご利益のある金大神を祀る神社です。
厄除けや七五三詣り、車のお祓いなど地元の方々の生活に密着した神社でもあります。
歴史は古く、この地に国府がおかれた時代から崇敬されていると伝わります。
主祭神である淳熨斗媛命(ぬのしひめのみこと)は、伊奈波神社の主祭神である五十瓊敷入彦命のお妃。夫の慰霊のためにこの地に住み、生涯をかけて町の発展に寄与したことで「町に財をもたらす母神」として慕われています。
このような理由から祀られている神様が密接に関連している伊奈波神社、金神社、橿森神社の3社をあわせ、毎年4月に「岐阜まつり」として盛大なまつり行事が開催されています。
金神社の場所
再開発の進む市の中心部にあり、JR岐阜駅、名鉄岐阜駅からも徒歩圏内です。
この日はホテル(ドーミーイン岐阜駅前)から朝食に出かけがてら歩きました。
神社の所在地は 金町(こがねまち)
周辺は「金宝町」「金岡町」「金華橋通り」といった金尽くしの地名がひしめいています。
大規模ビルの工事現場もいくつか見られ、このご時世でも景気がよさそうなのは、やはり金大神の御利益なのでしょうか!?
JR岐阜駅にたたずむ信長像も、この周辺のようすを知ると秀吉より「金」のイメージがしっくりくるような気がしてきました(笑)
JR岐阜駅前から北に延びる金華橋通り沿いに朱塗りの塀が見えてきたら路地を入ります。
すぐにド派手な黄金の鳥居が見えてきます。
【2022.11.7追記】
11月6日に開催された「岐阜信長まつり2022」では、この界隈で木村拓哉さんと岐阜市出身の伊藤英明さんらが参加した騎馬武者行列が行われました。
わずか数か月前に訪れた時は、何の変哲もなかったこの街並みに、ものすごい数の人が押し寄せる様子をテレビで見てびっくりでした。(2日間で62万人の来場者だったそうです)
金神社境内
鳥居と社名碑
なんとバブリーな 縁起がよさそう!幸福を招く「こがね大鳥居」です。
そして、こんな黄金の鳥居。私の地元 浜松にもあるのですが・・・
秋葉山本宮 秋葉神社(上社)
背後に高層ビルがそびえる都会的な金神社とは超対照的に場所にあります。
たどりつくまでがなかなか大変な場所だったりしますが、それはそれで絶景に出会えますよ。(←軽く地元をPR)
金神社は、町の中心にある神社なので境内は広くはありませんが、町なかのオアシスといった空間になっています。
7月なので暑さはそれなりですが、朝の境内は空気感が違いますね~
手水舎
石に彫られた漢字は嗽水(うがい)と読みます。
金神社の社殿
流造の社殿は色彩も鮮やかです。
棟続きの右手には金祥稲荷神社の拝殿があります。
正面からは社殿の大きさがよくわかりませんでしたが、いただいた由緒書きの写真を見たら奥には立派な社殿が奥に続いています。
本来、私は可能な限り本殿の近くまで行って建物を見たいタイプです。
特に本殿のてっぺんの千木(ちぎ-棟にたいして交差した木材-)を見ると癒されます。
こちらでは、本殿のある奥までは行かれないと勝手に思っていましたが、金祥稲荷神社の右手から末社などが立ち並ぶ本殿近くまで進むことができたようです。
あまりうろうろできなかった理由が・・・(単なる言い訳ですけど)
朝から地元の方が入れ替わり参拝してにぎわっていたのですが、午前9時のチャイムと同時に大音量でラジオ体操がはじまったのです。
朝から暑さ厳しい日でしたが、みなさん木々の木陰のベストポジションに散らばって体操していました。(日なたにはいませんが、木陰にけっこう人がいるんです)
この空間をうろうろと歩きまわるのはちょっと勇気がいりますよね~。
いっそのこと地元民のふりをしてラジオ体操に加わってしまえばよかったかもしれません。(笑)
朝から多くの人が集う活気みなぎる神社でした。
金神社の御朱印
社殿向かって左にある授与所でいただきました。
御守りや御札も金色にちなんだものが多く、金運アップにご利益ありそうです。
毎月最終金曜日には、金色の限定御朱印がいただけるそうです。
次に岐阜を訪れるときには、絶対に社殿近くまで足を運びたいと思います。
金神社参拝後は、朝食をとるために岐阜駅方面へ。
駅ビル内「敷島珈琲店」で健康モーニング
今回、朝食が人気のドーミーインに宿泊したにもかかわらず、朝食付きプランが選べませんでした。(まあ、県民割使って3000円ちょっとという破格プランなので)
そのかわりに、GoToトラベル地域版である「ほっと一息、ぎふの旅」の地域クーポン「ぎふ旅コイン」2000円分をいただきました。
これでモーニングを利用できる近くのお店をさがしたところありました。
岐阜市の”ご当地”喫茶店のようです。(本店と岐阜駅店のみ)
最近では、コメダ珈琲が全国進出したことで全国に知られることになりましたが、昔から愛知県や岐阜県の文化として、モーニングタイムにはコーヒー代だけでトーストやサラダがついてくるのが当たり前。
本場ではサービス競争も盛んで、こちらのお店では自家製ヨーグルトとボリュームたっぷりのサラダがついてきました。
コーヒー代は480円。これなら例え自腹でもオトクすぎます。
そのうえ、喫茶店なので新聞や雑誌も常備されています。
入店当初は空いていたのですが、次第にシニア層のお客様たちで店内はいっぱいになりました。
私もたまに名古屋に宿泊するときににはモーニングサービスを利用することもありますが、うらやましい文化です。(なぜか愛知と静岡の県境でピタっとなくなる…)
「ぎふ旅コイン」でショッピング
モーニングで2000円は使い切れないので(笑)、同じフロアにある岐阜県のアンテナショップで利用させていただきました。
岐阜は、和紙や焼き物、木工品、刃物など伝統的な工芸品もたくさんあります。
購入したのは関市の工場で作られているというステンレス製の「爪切り」。とても使いやすく切れ味抜群!
以前、刃物のまちとして有名な関市のミュージアムを訪ねてその伝統技に感動しました。
なお、岐阜県の地域クーポンは、「ぎふ旅コイン」という電子クーポンになっています。
アプリをインストールして、カードに書いてある番号登録しないと使えないので、スマホ操作が苦手という方にはちょっとハードル高いかもしれません。
また、高山市など有名観光地では使えるお店も多いのですが、岐阜市周辺では対象店舗が少ないなと思いました。
※キャンペーンは、2022年9月30日までで終了
お得に宿泊して岐阜の良いものまでゲットした1泊2日の旅。これも金神社のおかげかな!?
この後は、大垣へ寄り道して帰路につきました。