2022年10月の佐賀旅行記です。
佐賀県鹿島市にある祐徳稲荷神社は、日本三大稲荷とも称され、豪華絢爛な社殿も美しいみどころの多い神社です。
建築美に感動しながら参拝した後は、奥の院に向かいます。
崖上にある舞台拝殿横から奥の院へ続く階段を進みます。
約300メートルいう案内を見て、意外と楽そう・・・と思ったのは最初だけ。
やっぱり山頂に向かうのにはそれ相応に体力はつけておきましょう(苦笑)
奥の院までの道のり
ルート図はこんな感じ。奥の院まで行くルートにもいくつかの社殿があります。
赤鳥居の参道
真っ赤な鳥居が続く様子は、伏見稲荷大社の千本鳥居をほうふつとさせます。
石壁社
こちらには祐徳稲荷神社を創建した、鹿島藩主 鍋島直朝の夫人 萬子媛(神名 萬媛命)が祀られています。
少しずつ坂や階段がきつくなりますが、整備された歩きやすい道でした。
ここからは艶のない渋い塗りの鳥居が続きます。
舞台から見る景色とはまた違ったパノラマが開けてきます。
パッチワークの紅(黄)葉が見られました。
命婦社
祐徳稲荷神社の神様のお遣いである白狐が祀られています。
こちらの社殿は、江戸時代に造られ昭和8年まで本殿として使われていたものです。
緻密な彫刻が施されていて、現在の豪華で色彩豊かな社殿とは違った趣が感じられます。
命婦社を過ぎてそろそろゴールかな・・・と思ったらここからが本番でした。
とっくに300メートルくらい歩いていると思ったらまだ半分ちょっとでした~
石段ですが、これがかなり歩きにくい。
間違ってもヒールやサンダルで行かないでください。危険です。
私なんて、自分の体を支えながら(バランスをとって)歩くのが精一杯でしたが、乳幼児を3人連れて(抱っこして)登るご夫婦がいてビックリでした。
行きは楽しそうに登っていた子供さんも下りでは大泣き。かわいそうな気もしましが、親御さんの思いもあっての参拝だと思います。
また、この祐徳稲荷神社は海外からのお客さんからも注目を集める神社です。
タイの映画のロケ地として使われ、いわゆる「聖地めぐり」に訪れる人が多いのだそうです。この時も何語かは認識できませんでしたが、海外のお客様がちらほらといました。
あともう一息。最後の50メートルが長かったぁぁ。
やっと到着です。
奥の院
山頂にも立派な鳥居や社殿が並んでいました。
山頂からの眺望
奥の院の参拝できたことに感謝です。
商売繁盛の神様 お稲荷さんなので、ご利益もらえるかな~
奥に見えるのは有明海です。
このような絶景は宮島の弥山以来かな?
山頂までの所要時間
拝殿(舞台のある社殿)で参拝してから山頂までの所要時間は片道約20分でした。
人並みの速さだと思います。(いちいち写真を撮るので多少ロスあり)
山頂に5分ほど滞在して往復で40分ちょっとです。
山頂には自販機やベンチも用意されているので、ゆっくり風に当たりながら休憩できると思います。
下りは元来た道をオススメ
山頂からの下りルートは2つあります。
登ってきた道を下るルートと、もうひとつ。
そちらには「難所あり」という表記が。(上記の写真左側のルートがそれらしいです)
私はひとり旅なので、ケガでもしたらシャレになりません。安全優先で来た道を戻りました。元来た道ですら、下りは足元に気を使いながら歩きました。
その「難所あり」のルートを後でYou Tubeで見たら・・・やめておいて正解でしたね。
ご判断は自己責任でお願いします。
真っ赤な鳥居を抜け
無料休憩所でちょっと一息。
拝殿と休憩所には、有料のエレベーターを使えば車いすの方や足の悪い方も参拝できるように考慮されているのはうれしいですね。
こちらの階段は昇りと下りがそれぞれ専用になっています。
門前商店街でスイーツ
無料休憩所では座って一息・・・だけでしたので、駐車場へ戻る途中、参道の商店街で水分と甘味を補給。
「角屋」さんの「おはこ餅ソフト」
参道入ってすぐ店頭に並んでいるおみやげ用のお餅が目にとまりました。
神社へのおまいりといえば「お餅」ですが(伊勢のお餅もあれこれ食べました)、こういうものは持ち帰るよりも現地でできたてを食べるほうが美味しいに決まっているのです。
でメニューを見ると「おはこ餅ソフト」なるものを発見!500円です。
黄粉や黒蜜、そしてソフトクリームとのコラボレーションは美味しくないわけがないのです。
おはこ餅はわらび餅っぽいですが、そこまでぷるぷるではなく・・・食べ応えあります。
食べ歩きスイーツ用のカップでしたが、店内で飲食も可。
なかなかカオスな店内の装飾
私はこの横にあるスペースでいただきましたが、奥のお座敷ではお食事もできるようでした。
商店街はちょっとさびしい雰囲気でした。
そして最後は、駐車場近くから見た祐徳稲荷神社
写真右上に建物がちらりと見えています。
そりゃ疲れるわけだ・・・ でもいい景色見させていただきました~
駐車場に到着してから帰るまでのトータルは約2時間でした。
到着した時には曇っていた空が山頂に到着する頃には青空になりました。
こんなに回復したならばまだまだ観光したい気分でしたが、ここはガマンして飛行機に乗り遅れないよう佐賀空港へ向かいます。