2022年10月の佐賀の旅行記です。
武雄市でもっとも歴史の古い神社と伝わる武雄神社。
日本国内でも屈指の大きさを誇るクスノキがあることで知られています。
そして、城好きにはたまらない見事な石垣は意外な穴場ポイントかも!?
そんな武雄神社を参拝したようすをご紹介します。
武雄神社の場所
西九州新幹線も開業した武雄温泉駅から1kmほどの場所にあります。
近隣には、武雄図書館など文化施設、商業施設などが集まるにぎやかなエリア。
一方、神社側に行くと木々に囲まれた癒しの空間となっています。
神社は御船山(みふねやま)の麓にあり、その周辺には武雄屈指の人気スポット御船山庭園もあります。(紅葉シーズンには少し早かったので行きませんでした・・・)
武雄神社の駐車場
参拝者用の駐車場が境内の北側にあります。
また、図書館近くの観光駐車場も利用できます。
私は、武雄市図書館も見たかったので、観光駐車場に車をおいて武雄神社と図書館(スタバ)に行きました。トータルで1時間半ほどでした。
武雄神社について
【名 称】武雄神社
【主祭神】武内宿禰(たけうちのすくね)
【配祀神】武雄心命(たけおこころのみこと)、仲哀(ちゅうあい)天皇
神功(じんぐう)皇后、応神(おうじん)天皇
【創建年】735(天平3)年
【文化財】武雄神社文書
【所在地】佐賀県武雄市
三韓征伐の帰途にこの地に停泊した船が御船山になったと伝わります。
長寿や家内安全、武運長久などにご利益があると崇敬されています。
境内のようす
社号標
二の鳥居
1672年に造られた鳥居。
一の鳥居は図書館の北側にあります(違うルートから駐車場に入ったので気づきませんでした)
階段を登って左へ進みます。
石垣
ここ神社でしたよね?と一瞬錯覚に陥りそうなほどの立派な石垣です。
鏡石まであるので、城跡を利用した神社かとも思いましたがそうでもなく・・・


石垣に沿って歩くと、右側に石垣の間を登る階段が見えてきます。
三の鳥居(肥前鳥居)
肥前国(佐賀県と長崎県の一部)にだけ存在する珍しい形の鳥居です。
反対側から見るとその柱の特徴(柱が下にいくほどどっしりと太い)がよくわかります。
1617年に建立されたもので、境内ではもっとも古い鳥居として市の重要文化財になっています。
ちなみに一の鳥居が肥前鳥居、二の鳥居は肥前鳥居と明神鳥居の折衷型となっているそうです。
手水舎
こちらの以前の様子はわかりませんが、
撤去されていた柄杓(ひしゃく)も元通りになっていたり、あるいは柄杓なしでも利用できるよう改造されていたりします。
社殿
1970(昭和45)年に再建された社殿で、拝殿は唐破風付きの入母屋(いりもや)造り。
白い社殿はなかなかインパクトがあります。
これは武雄神社の神様のお使いが白鷺であることに由来しているそうです。


本殿は流造になっています。拝殿と本殿の間には神輿庫があります。
武雄神社の御朱印
武雄神社は御朱印のバリエーションが10数種類と豊富です。
通年のものから季節限定のものまでそろっています。
迷ってしまいましたが、あの見事な石垣に魅了されたので「石垣入り」の秋限定御朱印を選びました。
武雄神社は、(源平最後の合戦である)壇ノ浦の戦いの際には平氏追討祈願なども行われた縁から流鏑馬(やぶさめ)も描かれています。
現在も10月23日に流鏑馬神事が行われているそうです。(終わったばかりだ・・・)
授与所は石垣の上に位置しているので、眺めが良いところにあります。


手作りの装飾もステキでした。
2022年10月当時は、御朱印は書置きという神社が多い中で、こちらではこの見開きの御朱印も直接書いていただけました。
境内には、この他に境内社(塩釜神社、城山稲荷神社他)や慰霊碑などがありますが、境内は比較的コンパクトで15分ほどあれば参拝できます。
が、それで帰ってしまっては武雄神社のご利益の半分をもらえていません。
必見の御神木(パワースポット)については、次の記事でご紹介します。