2022年6月の北海道の旅。
富良野市麓郷から富良野の町の中心へやってきました。こちらも「北の国から」のストーリー上、重要なロケ地となったスポット 富良野神社を参拝しました。
富良野神社について
【名 称】富良野帯廣神社(ふらのじんじゃ)
【主祭神】大國魂神(おおくにたまのかみ)大己貴神(おおなむちのかみ)少彦名神(すくなひこなのかみ)
【創建年】1902(明治35)年
【創建者】
【所在地】北海道富良野
帯廣神社と同様、開拓三神といわれる神様が祀られています。
開拓者たちが心の拠り所として小さい祠を建立して祀ったのが始まりです。現在地に遷移されたのが明治45年、現在の社殿は昭和11年に建立されたものです。
富良野駅から徒歩圏内の市の中心にある神社です。
富良野神社境内
鳥居と社名碑
社殿まではまっすぐ。舗装された参道を50メートルほど歩きます。
平日の午後ということもあり、ひっそりとしていました。
土俵(相撲場)
鳥居をくぐってすぐ、右手にあります。
昨年訪ねた宮崎県高千穂の槵觸(くしふる)神社にも土俵があり驚きました。そんなに頻繁にあるものではないと思うのですが、私の”土俵遭遇率”高すぎるのかな?(笑)
北海道は名力士を輩出していますからそういう土地柄もあるのでしょうか?
手水舎
新型コロナ感染対策で柄杓(ひしゃく)が撤去されている昨今、こちらは自動水栓というハイテクな装備となっていました。
拝殿
神明造りの様式で、銅板葺木造となっています。
社殿は1936(昭和11)年に建立されていますが、近年修復されています。
扉は閉ざされていて中の様子をうかがうことはできませんでした。
本殿
ドラマ「北の国から'98~時代~」では、不倫の末に身ごもった蛍を、草太にいちゃん(岩城滉一さん演)からの依頼で純の親友・正吉が嫁として受け入れる覚悟をし、この富良野神社で結婚式を挙げます。
さらに「北の国から2002~遺言~」では、純が後に伴侶となる結(内田有紀さん演)が参拝にきたところを後をつけて様子を見ていた場所として登場しています。
正吉の男気ある生き方に対して、純は・・・とイラっとすることも多いストーリーでした。
しかし、純を演じた吉岡秀隆さんは北海道ではパッとしない人生でしたが、南の島に行って立派なお医者さんになられましたね~(←違うドラマだよ、おい)
ある意味カメレオン的な演技ができる素晴らしい俳優さんとして応援しています。
写真撮り忘れましたが、この社殿の奥に金刀比羅神社と稲荷神社のお社もあります。
境内は広くないのであっという間に参拝を終えてしまいましたが、参道沿いの風景がちょっと気になりじっくり観察してみました。
参道の木々たち
一般的な神社境内の雰囲気が少し違うな・・・と感じたのは木々の背丈が高く、下枝もすっきりしているからでしょうか。
太さはないけれど、とにかく天に向かって伸びる木の勢いがすごい!
解説板によればストローブマツというカナダ(北米)産の松だそうです。背丈だけでなく、松ぼっくりも巨大です(笑)
御神木なのか定かではありませんが、しめ縄のついたこちらはハルニレかな?
いずれにしても温暖な地元とは植生が違うので、神社の景色も違って見えて新鮮でした。
ここもまた冬の風景も見てみたいと思うのですが、やっぱりムリっぽい。
富良野神社の御朱印
社殿に向かって左側にある社務所でいただきました。
神職さんご不在で、呼び鈴を押すとお留守番の方が対応してくださいましたが、書置き対応となっていました。
オリジナル御朱印帳は、富良野の風景(街並みや山々)が刺繍されたものとなっています。
富良野神社の場所と駐車場
社務所の隣に7~8台の駐車スペースがありますが、入口がわからず周辺を2周ほどしてしまいました(>_<)
すぐ隣は富良野市役所。富良野駅からも1kmほどで徒歩15分ほどの距離です。
このあとは、倉本聰ドラマのもうひとつの聖地「ニングルテラス」に向かいます。