久しぶりに東京へ行きました。正確には東京の町を歩きました。
初日、銀座&東京駅周辺であまりの人の多さに疲れ果て、翌日は急遽予定変更で工事現場見学!
というのは半分冗談ですが、宿泊した高輪ゲートウェイ駅近くは私の大好物の風景が目の前に広がるエリア。今しか見られないレアな風景のご紹介です。
品川駅周辺は大規模再開発中
※2023年8月 品川駅高輪口
以前から品川駅はずっと工事しているなと思っていたのですが・・・
駅舎もけっこう年季がはいっているけれど、周辺の地下ではリニアの工事も進行しているらしいですね~(←棒読みな静岡県民)
品川駅から泉岳寺、田町駅に続く再開発が進められており、2020年に斬新なネーミングと駅舎で話題になった「高輪ゲートウェイ」駅もその一環。
現在進行中なのは、品川駅北周辺地区再開発「品川開発プロジェクト(第I期)」と泉岳寺駅周辺の「泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」だそうです。
そんなこととは知らず、東京駅周辺のホテルが高騰して予算オーバーなため、たまたま品川駅近くという立地で選んだところ・・・ホテル目の前が巨大工事現場。
写真は2024年1月撮影
工事現場好きの私、鼻が利いちゃったみたいです(笑)
写真を撮影しているポイントは京急 泉岳寺駅の入口付近。
新駅「高輪ゲートウェイ駅」
ネーミングがビミョーだとか、駅名案内のフォントが釣り合わないなど話題になりながら、コロナ禍突入の2020年3月14日に開業しました。
今回は東京駅へ向かうために利用してみました。
先述の写真内、ビル建設のために直進できず、ぐるりと迂回させられた先に高輪ゲートウェイ駅がありました。
設計はあの隈研吾氏というのに工事用壁に囲まれ駅舎はほとんど見えません(T_T)
頑張れば全景撮影できるポイントがあったかもですが、早々にあきらめました。
駅名が横文字なのに「明朝体」はおかしいのでは?というのがこれ。
う~ん、言われてみればそうかもね(笑)
改札は2階フロア、ホームが1階フロアになります。なお、この改札に入らず左手に進むとスタバがあるらしい・・・(行ってません)
壁面はほとんどガラスなので建物内は明るく、天井は折り紙をイメージしたデザインだそうです。
駅とは思えないぜいたくな空間の使い方。
この日は日曜日なのでガラガラでした。都心のこんな立派な駅にこの人口密度。
ここなら座るスペースも多く、雨風防げるので、公園や混雑するカフェなんかよりゆっくりできる穴場!? ボーっと電車眺めるのもいいかも。
駅ピアノをひいているご年配の方がいました。ここなら気兼ねなく練習もできそう~
フロアの端っこには過去(品川車両基地)の写真と完成イメージ図
再開発でオフィスや店舗がオープンしてにぎやかになるまで、もう少し時間がかかりそうです。
しかし、改札はもとよりどこにも駅員らしき方を見かけませんでした。
わからないことは端末で調べろってこと!?
通り過ぎただけですが、コンビニも無人店舗となっているようです。
ハード面のバリアフリー化は進んでいますが、高齢化社会&グローバール化が進むニッポンとしてどうなんでしょうね~
ホームへ降りてみます。
駅というより大規模ホールかのような木目調のフロアです。
高輪ゲートウェイに停車するのは、山手線と京浜東北線。
もちろんホームドアも設置されているので安全。
ここから乗車して東京駅(目的はみゆきさんコンサート♪)に向かいました。
そして時間は翌日へ飛びます。
新しいビル(虎ノ門ヒルズとか麻布台ヒルズとか・・・)を探検するつもりでしたが、急遽予定変更。
前日は銀座周辺で歩き疲れたため、混雑とは無縁なスポットを求めて湾岸エリアに向かいます。
オバケトンネルを通って高輪ゲートウェイ駅東へ
高輪ゲートウェイ駅からJRの線路を越えて東側に行きたいので、国道15号線付近にいた警備員さんに通り抜けるルートをお尋ねしました。
警備員さん「オバケトンネルわかりますか?」
私「はっ?”オバケ?” わかりません」
警備員さんは何も知らない田舎者にも丁寧に教えてくれました。
国道に沿って北へ歩きます。
埋蔵文化ってなんだ!? いちいち看板が気になる”なんちゃって歴女”です。
周辺は高輪築堤跡だった
ここは、ブラタモリでも放映されましたが、明治初期に鉄道敷設される際、走らせる土地がないのでやむなく浅瀬を埋め立てて線路を敷いたという「高輪築堤」の跡ですね。
まあ、歴史としては比較的新しいようです。
現在進行中なら駿府城の発掘の方が見ごたえありますのでぜひ。
上記の遺跡跡から間もなく、案内表示がありました。
「オバケトンネル」って正式名称なの??
絶賛工事中な通路を線路側へグングン進んでいきます。
夜なら絶対に行きませんが、明るいし、警備員さんが随所にいて安心。
スロープを下るとオバケトンネルです。
オバケトンネルとは
どんだけ薄気味わるいところかと思って覚悟していきましたが・・・
普通の地下道でした。正式名称は「高輪架道橋下区道」だそうです。
しかしですね。これ、写真ではわかりにいのですが、天井がかなり低いんです。
私は160センチほどの身長ですがもう少しで頭がつきそうなので、少し首をかがめて歩きました。
これが「首折れトンネル」「首曲がりトンネル」と呼ばれた所以。
さらにそこから幽霊(オバケ)をイメージすることになったのでしょうかね。
かつては車も走行できたようですが、タクシーの提灯(上の看板みたいなもの)がぶつかるので「提灯殺し」ともいわれたそうです。
なお、現在は車は通行禁止、自転車も降りて通行するルールになっています。
しかし、2024年1月現在、旧放水渠をトンネルに転用する工事が進み、天井が低いのは一部区間(トンネル西側部分)でした。
こちらは天井が高くなっている旧放水渠ルート
いや~、切り替えられる前に歩くべきだったかな~(笑)
いずれは、すべてがこの高さになって 名物「オバケトンネル」は消滅してしまうか、あるいはこの地下通路ごとなくなってしまうかもしれません。
気になる方はお早めにどうぞ~
トンネルを抜けて港区芝浦湾岸地域へ
地上に出た線路の東側はこんな風景でした。
ここの住居表示は港区芝浦。
月曜日の朝、すでに通勤ラッシュも終わって静かな町並みです。
東京とは思えないほど車は走っていないし、のどかなんですけど~
これが今をときめく!?東京のタワマンか~と見上げつつ、さらにゆりかもめの線路をくぐり、歩くこと30分。
間もなく目的のスポットが見えてきました。
さぁ、レインボーブリッジ渡るぞ~ もちろん歩いて、です。
オバケトンネル(高輪架道橋下区道)の場所
なお、Google Mapは「オバケトンネル」で検索しても答えてくれます(笑)