2023年4月の熊本の旅 最終章です。
阿蘇くまもと空港は2023年3月23日に新しい旅客ターミナルが開業したばかり。
リニューアルからわずか3週間後のターミナルを利用した様子と名古屋への搭乗記ご紹介です。
熊本城を閉園ギリギリまで堪能。
修復が完了した重要文化財の長塀も見たかったのですがタイムアウト。
レンタカーで阿蘇くまもと空港へ急ぎます。
熊本城からの距離は約20km。
通常ならば40分ほどですが、夕方のラッシュにヒヤヒヤしながら約1時間でトヨタレンタカー営業所に到着。
返却の手続きはすぐ終わりました。
送迎を待つより歩いた方が早そうだったので、ターミナル全景を撮影しつつ・・・
歩いて5分で入口です。お天気が良くて、荷物が少なければ全然楽勝~
阿蘇くまもと空港旅客ターミナル
2023年3月23日にオープンした新しい旅客ターミナルビル。
デザインは熊本城をイメージしたものです。城好きはあちこち気になる(*^^*)
1階 チェックインカウンター
今回は(というかいつもですが)往復ANA。減額マイルでちょっとオトクに。
熊本城といわれて天井をよく見ると漆喰(しっくい)風ですね。
ANAカウンターの隣には静岡・名古屋を拠点とするFDA(フジドリームエアラインズ)のカウンターがあります。
ちなみに名古屋への便はANAが中部、FDAとコードシェアのJALは小牧発着です。
羽田と成田のように空港が離れているので利用の際はお間違いなきよう。
上階に向かいます。
ここにも熊本城を意識したものが隠されていますよ~
グレーの丸いアイコンは加藤(清正)家の家紋「蛇の目紋」です。
館内あちこちにこのマークが見られます。戦国好きはテンションあがるわ~
そういえば、熊本城で売上の一部がお城復興の寄付になるというお城形のペットボトル買いました。
右の家紋は細川家です。もちろん私は加藤家で。
3階 出発フロア
たいていの空港では保安検査前にご飯を食べて、おみやげを買うところなのですが、
このターミナルはちょっと構造が違うので注意が必要です。
ショップは見えるのに入口はどこだ!とガラスの前でウロウロしたのは私です。
なんと!保安検査を通過しないと行かれないという構造。
阿蘇くまもと空港公式サイトより引用
3階フロアのほとんどが制限エリアとなります。
名古屋(セントレア)や羽田空港は、飛行機に乗らなくても楽しめる空港というコンセプトでなので、それが最近の傾向かと思いきや・・・
逆行するような阿蘇くまもと空港のこのスタイルは正直びっくりでした。
なお、2024年秋頃に完成する第2期工事では、旅客ターミナルビルの隣に飛行機に乗らなくても楽しめる商業施設などが新たにできるそうです。
売店エリア
デパ地下のようなフロアに、熊本の名産品のお店が並んでいます。
大好物の「黒糖ドーナツ棒」「風雅巻き」などに加え、熊本は栗の名産ということで栗のお菓子なども購入。
その先には、生鮮のおみやげやお酒コーナーも。
フードコート
ラーメン、お寿司、馬肉料理、卵料理のお店などがあります。
映っていませんが、写真右側にお店のカウンターが並んでいます。
搭乗ゲートすぐ前にテーブルが並んでいるので、ギリギリまで飲食できちゃいます。
さらにビアカウンターもあります。
ここで搭乗前の腹ごしらえです。
熊本ご当地ラーメンのコラボ店にて「味千ラーメン」いただきました~
はじめて食べましたが、クセが強くなく食べやすいとんこつラーメンでした。
サクッと食べられる&リーズナブルという点で、フードコートでは一番人気のようでした。
食後にまだ時間的余裕があったので、フードコートの奥にあるラウンジへ。
手前にあるのは「QSHU HUB」という九州の特産品を紹介するショールーム的エリア
ラウンジASO(クレジットカード・航空会社系共用)
阿蘇くまもと空港のラウンジは、航空会社系とクレジットカードで利用できるラウンジが共用となっています。
カウンター、ソファなどさまざまなスタイルの席が用意されています。
共用かつ平日夕方の割にはそこそこ余裕がありました。(コロナ制限解禁直前)
ソフトドリンク無料で飲み放題に加え、ビールサーバーもあります。
私はクレジットカードを提示して利用したのでビール1杯無料券とおつまみ付き。
せっかくの無料ビールでしたが、帰路の電車乗り継ぎもあるので断念しました。
ラウンジ使用にも2時間の時間制限があります。
なお、航空会社ラウンジとして利用する方は上記の制限がないそうです。
搭乗時間がやってきました。
搭乗ゲート
ラウンジとは反対側の2Aでしたが、歩いても2~3分。(ゲートは1~5まで)
ターミナルの構造には賛否両論あるようですが、利用者にとっては搭乗ギリギリまでショッピングや飲食を楽しめるというのがメリットです。
利用してみて動線もコンパクトでわかりやすいと思いました。
航空会社側も、搭乗者はせっせと制限エリアに入ってくれほうが効率良いですし。
コロナ禍は空港もすいていたので保安検査前でのんびりしていても焦ることは少なかったのですが、この直前の1月の新千歳で想定外の保安検査場の混雑で焦った私。
インバウンドも復活し、利用者も再び増加(なおかつ地方空港では保安検査要員が不足)する中で、この流れになっていくんでしょうかね。
せめてカードラウンジは制限エリア内設置にしてもらえると助かります。
ANA336 名古屋行き搭乗記
19時35分の定刻20分前には搭乗開始となりました。
機体は小さいし、ゲート前でゆっくりしてほぼラストに搭乗。
すっかり外は暗くなっていたため、ほとんど写真がありません。
搭乗率は半分くらいだったと記憶しています。
後方席窓側確保です。3列の隣2席は空席でした。
ドリンクはしっかりいただいたはずですが、記録がありません(>_<)
ここらで完全にチャージ切れしていましたね、私。
ただ、往路と同様に機内Wi-Fiにつなげてルートだけはしっかり確認していました(笑)
町の夜景はほぼ期待できない”田舎上空ルート”を飛行。
着陸直前にかろうじて1枚。
上空からの景色を楽しもうとすると、もう1~2時間早い便に乗ればいいんでしょうが、現地ではギリギリまで観光したいし、悩ましいところです。
到着したセントレアでは、端っこ駐機のため歩く距離が長すぎ~
でも、壁のパネルが大垣城PRとは地味にうれしい(^O^) 城尽くしの帰路。
数分早い到着でした。
安全に運航してくださった乗務員や空港関係者のみなさまありがとうございました。
まとめ
熊本の旅行記以上となります。
天草の人たちは大変温かく迎えてくださって、すっかり天草ファンになりました。
天草復興の歴史に「鈴木さん」が大きくかかわっていたことも大きな収穫です。
そして熊本地震から7年。熊本城が着々と復興するようすを見に行くことができました。
2023年12月には、阿蘇神社の楼門の復元が終了してお披露目されたというニュースもありましたので、熊本城の再訪とあわせて、こちらもいつか訪れたいと思っています。
2024年早々に能登半島地震と航空機の大きな事故もあり、当たり前の生活や安全に飛行機で旅ができることのありがたさを実感しているところです。
これからも安全に旅を楽しんでいきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
続いては青森下北半島の旅行記公開予定です。