2024年11月の台湾旅行記です。
今回の主な目的地は台南でしたので、到着した桃園国際空港からは新幹線で移動。
日本の車両と技術を導入していることで知られる台湾新幹線。4回目の旅でやって念願かなって乗車。
その乗り方や実際乗車したようすをまとめました。
台湾新幹線(台湾高速鉄道=高鐵)は、台北市南港区と高雄市左営区を結ぶ高速鉄道で2007年に開通。
古き良き日本の新幹線のサービスがよみがえっていたり、日本の新幹線にも導入してほしいサービスもありました。
この記事ではきっぷの事前購入・予約から乗車直前のようすをまとめました。
台湾新幹線(高鐵)のきっぷと乗車までの流れ
1.外国人用パスをWEB購入
台湾新幹線には外国人向けに以下のような乗り放題パスがあります。
・3日パス(3日連続乗り放題)
・2日フレキシブルパス(指定の7日間のうち2日乗り放題)
この他に台湾鉄道(在来線)と組み合わせたパスも販売されています。
渡航前に台湾の旅行サイト KKdayから「3日パス」を購入。
https://www.kkday.com/ja/product/2700-taiwan-high-speed-rail-unlimited-pass
価格は約10000円(為替レートで価格が変動します)。
台北-高雄往復で元がとれるといわれています。
私の場合、台南から台北への単純往復なので、オトク感はありませんでしたが、「外国人だけが買える」というのが魅力でした。
以前、日本にアメリカに住む従妹が日本に里帰りした時に使っていたJAPAN RAIL PASSを見て「外国人ばかりずるい」「私もいつかどこかの国で使ってみたい」と思っていました。(かなり単純な理由です)
このパスは、台湾高鉄の公式サイトあるいはKKdayのような代理店のWEBのみでしか購入できません。
※2024年12月現在、2名同時購入なら1名が無料になる特典チケットもありました。
期間限定のおとくなパスが販売されていることもあります。
2.事前に指定席予約
台湾新幹線はWEBで座席の事前予約が可能です。
自由席もありますが12両編成の中で2両のみ。
普段は「ひかり」「こだま」の「自由席」しかしない静岡県民にとって、指定席の予約なんて面倒。
しかし日曜日の到着だったので念のために予約しておきました。
結果として前後の便も含め満席だったので、指定席を確保して正解でした。
繁忙期や週末に乗車する場合は、指定席予約をおすすめします。
予約は台湾高鉄の公式サイトからできます。(日本語にも対応)
座席指定に追加料金はかかりません。
購入した外国人パスの番号を入力して指定することができました。
乗り放題のパスを使わない場合でも、クレジットカードを使って指定席を購入することもできます。
飛行機の到着や空港での手続きがずれこむ心配もありましたが、予約変更も可能です。
予約方法はKKdayのサイトに日本語の説明がありました。
またアプリをインストールするとフリーダイヤルでの質問も可能だそうです。
3.駅の窓口で紙のパスと交換
乗車前に新幹線駅の窓口でバウチャー(購入時の番号などが記載された紙を印刷)を提示して紙のパスと交換する必要があります。
(まあまあ中年だし、中国語まったく話せないので)高齢者やハンディのある方が並ぶ「1番」に堂々と並びましたが、「3番へ行って」と言われてしまいました(>_<)
どこかの空港のようにたらい回しにされて一から並び直さないだけよかったけど。
パスの交換だけなら言葉は通じなくても問題ありません。
窓口のスタッフは仕事が早いです(JR東海の若者は修行に行けっっ)
こちらが発行された3DAYパスです。
このご時世、チケットは意外にもアナログでした。
指定席を予約するたびにお薬手帳のようにシールをペタペタ貼ってくれます(笑)
ここからは桃園国際空港から新幹線に乗車するまでの流れです。
桃園国際空港から高鐵桃園駅へのアクセス
桃園空港MRT
空港ターミナル地下にある駅から乗車。
第1・第2ターミナルそれぞれにMRTの停車駅があります。(写真は第2ターミナル)
台北と反対の 1番ホーム「(高鐵桃園)中壢」方面の列車に乗ります。
MRT車内は飲食が禁止です。
新しい路線なので列車も駅構内の設備も近代的です。
高鐵桃園駅到着から新幹線のりばへ
「高鐵」または「HSR」の文字を目印に進みます。
週末で混雑しているとはいえ、東京駅や品川駅に比べたらかわいいものです。
新幹線ホームは地下にあります。
新幹線改札は有人で対応
窓口で外国人用パスに引き換えた後、有人改札を通ります。
自動改札は使えません。駅員に外国人用パスとパスポートを提示します。
想像していたよりパスポートはしっかりチェックされました。
台湾は南北に長い島。台南や高雄方面は「南下月台」に進みます。
反対方向は「北上月台」ですが行先は「南港」となっていることが多く、地味に混乱しそうです。
いよいよ台湾新幹線に乗車します!
続く