2023年3月の和歌山旅行記スタートです。
私は鉄道よりも飛行機が好きな人間なので、鉄道はあくまでも移動手段にしか思っていないところもありますが、最近その考え方をちょっぴり覆してくれているのが私鉄の特急。
今回利用した南海の特急列車となんば駅のホームについてお伝えします。
新幹線で新大阪に到着後、地下鉄御堂筋線に乗り換えて、南海電鉄なんば駅へ。
新大阪の駅がみちがえるようにきれいになっていました。
2025年の万博に向けて駅周辺は整備されてきていますが、肝心の会場ができるのか・・・
新大阪から15分でなんば駅に到着。案内もわかりやすくスムーズに南海なんば駅へ。
南海電鉄なんば駅
外光が入って明るく、さらにこの階段がまた気分上がるわ~
映えるけど、ガチでこの階段を上る人はいませんね(苦笑)
海外の雰囲気ただよう頭端駅
なんば駅が始発の南海電鉄。線路が行き止まりになっている「頭端駅」です。
東西に電車が通過(のぞみも止まらない)するだけの静岡県民にとって、この頭端駅は非日常的な風景です。
南海電鉄に乗るのは10年ぶり。ツアーで高野山から熊野三山を巡る旅に行って以来です。名古屋から近鉄と南海などを乗り継ぎ高野山入りしました。
その時にここをはじめて利用して、まるで海外のターミナル駅のような雰囲気だなと思いました。
それまでの私史上カッコイイ駅は阪急梅田駅でした。茶色の列車も外国っぽいし。
私が知らないだけなのかもしれませんが、少なくとも関東にはこんなにワクワクするような駅はないように思います。(一応、学生時代に首都圏に住んでいましたが)
しいて言えば江ノ電鎌倉駅ですが、駅が小さく人口密度高すぎ!
というわけで、ワクワクする2トップは関西私鉄が独占です。
海外のターミナルっぽいというのは、現在は実物を見て確信に変わりました。
ローマ テルミニ駅です。
南海なんば駅は、世界遺産である高野山に向かう外国人観光客が多いということもこの雰囲気に拍車をかけているかもしれませんね。
で、そろそろ本題に行こうと思います(笑)
特急券がなくても乗れる「特急 サザン」
今回乗車するのは特急サザン。南海和歌山市駅まで所要約1時間です。
各駅停車の普通列車の半分の時間で行かれます。
当然、旅ではタイパ(タイムパフォーマンス)も重要なので早いに越したことはありません。
日曜日ですが、30分に1本の割合で運行されていました。
特急というと、停車駅が少ないかわりに高い指定席特急料金をとるのがお約束です。
ところが、このサザンは、乗車券のみ(追加料金なし)で乗ることが可能です。
当初は自由席でもいいかなと思いましたが、当日気分が変わって指定席券を買いました。いちばんの理由は、特急料金の安さでした。
難波から和歌山市までの運賃930円に対して、指定席料金は520円です。
特急サザンプレミアムに乗車
乗車する車両はサザンプレミアム。
土日を中心に運行される車両(12000系)です。
しかしホームに行ってみると・・・
おいおい、普通の電車じゃん。これで特急料金とるわけ?
思わず電光表示板を見に戻りました。
台湾で誤乗車経験があるので念を入れました。
「6番線」間違っていないらしい・・・
進行方向に向かって進んでいくと、先頭4両が指定席でした。
車体のデザインもあ高級感がありますね。
サザンプレミアムの車内
席は2列×2列の並びです。
鉄道系くわしくないので名鉄(名古屋鉄道)くらいしか比較できませんが、座席幅やシートの質感はほぼ同じ。
座席ピッチもほぼ同じですが、新幹線よりは狭いです。
ヘッドレストもガッツリしています。
リクライニングも十分に倒せました。(混雑状況にもよりますが・・・)
前席の下にはフットレストやコンセントも装備されています。
大きなテーブルもあり、さらには物掛け用のフックもついています。
天井にはプラズマクラスター(シャープ製)も装備されています。
座席番号がヘンなのは関西の常識!?
そしてひとつ大きな違いを発見しました。座席番号です。
私の座席は55番なのですが、最初に見た時、1車両に55列もあるのか!?とびっくり。
それとも1号車から通しの列番号?
と思ったら1列目は1~4番、2列目は5~8番が割り振られていました。
関西では常識なのかわかりませんが、これは超わかりにくいっっっ
和歌山市までの停車駅
列車は定刻でなんば駅を発車しました。
日曜日の午前中ということで、指定席の乗車率は1~2割くらい。ゆったりでした。
ちなみに自由席でも余裕で座れそうな感じでした。
和歌山市に到着するまでの停車駅は8駅です。そのうち気になった駅など。
天下茶屋
いかにも豊臣秀吉臭がプンプンする駅名だな・・・と思いながら看板見ているとこれ「てんかぢゃや」じゃなくて「てんがちゃや」。
まあどうでもいいけど(by.家康オタク)
泉佐野
関西国際空港行きとの分岐駅となる泉佐野駅。
オレンジ色の丸窓列車が停車していました。韓国のアイドル「SEVENTEEN」仕様です。
このラピート号はなんばと関空を結ぶ全席指定の特急列車。
帰りには、なんば駅でベーシック車両に遭遇しました。
近未来的というか斬新なデザイン。
しかし、この丸窓の雰囲気どこかで見たなと記憶をたどると・・・「伊東に行くならハ・ト・ヤ」。
「昭和レトロ」として再び脚光を浴びるあのホテルの渡り廊下にも見える~(笑)
(静岡&関東圏の人にしかわからないネタなので「ハトヤホテル」で画像検索してください)
紀の川を渡ると終点 和歌山市です。
南海和歌山市駅に到着
改札(当日夜に撮影)
和歌山市駅は頭端駅ではなく、さらに和歌山港まで線路が延びているようです。
宿泊したホテルからこんな風景が撮れました。
今回利用したのは南海電鉄(私鉄)の和歌山市駅。
駅名に「市」がついているのってちょっと不思議です。
実はJRの和歌山駅もあり、この2駅はそこそこ離れています。
歴史的な背景がいろいろあるのだと思いますが、県外からの旅行者はこれけっこう迷いやすくて困ったもんです。(愛媛県の松山もこんな感じでした)
ということで、無事和歌山に到着。
南海のサザンプレミアムに乗車した感想としては、名鉄の指定席360円には少し及びませんが、予想以上のコスパを誇る特急列車ですっかりお気に入りになりました♡
なんば駅の雰囲気も素晴らしいので、南海オススメです!
帰りももちろん指定席で。
ロングシートではコーヒーも飲めないし、充電もできませんからね。
つづきます。