2024年11月の台湾旅行記 最終章です。
ANAのマイル(提携航空会社特典航空券)でゲットした念願のビジネスクラス。
正真正銘「本物」のビジネスクラスを体験することができました。
エバー航空での台北-羽田間ビジネスクラス搭乗記をお伝えします。
前回のビジネスクラスは、ANAの香港-名古屋でした。(現在は運休)
香港の騒動があった直後で、ビジネスクラスはひとり貸切というぜいたくな体験。
サービスは良かったけど、機材が小さく、一昔前のビジネスクラスという感じでした。
台北松山空港
エバー航空の羽田線は台北松山空港から発着します。
往路は福岡-台北桃園、復路は台北松山-羽田といった特典航空券ならでは?のルートです(笑)
MRT松山機場駅直結です。
台北駅からは忠孝復興駅で一度乗り換えがありましたが、表示や人の流れ(大きな荷物を持った空港行きの人)について行けば大丈夫(笑)
台北松山(ソンシャン)空港のスリーレターコードはTSA、台北桃園空港はTPEです。
チェックイン
お隣はANA。コードシェア便ですが今回はエバー航空便に搭乗です。
最近は自動チェックインをすすめられることが多くなりましたが、ビジネスクラスなのでカウンターでやってもらいました。
少し早めに行ったので並ぶことなくスムーズにチェックインと手荷物預けが完了!
保安検査も出国審査もスムーズでした。
ビジネスクラスラウンジ
せっかくのビジネスクラスなので利用しない理由はありません!
2024年に移転したばかりとの情報がありました。
搭乗ゲートのあるフロアからエスカレーターで上へ。
”ラウンジ”よりも漢字で”貴賓室”のほうがセレブ感が出ていますよね?
台北松山空港の航空会社ラウンジはこの1か所のみ。
集約されているだけあって広く、座席数も余裕があります。
唯一の欠点は、本気で食事をしようと思うとテーブルが小さいかも(;'∀')
お料理はさすが台湾、と感じる充実度。
特にせいろに入った点心は人気。(常時5~6種類)
お料理のまわりは結構にぎやかでしたので写真が撮れませんでした(T_T)
個人的には温かいお惣菜(野菜の炒め物)が良かったです。


機内でのお食事を楽しみにしているので、ここでは控えめにしました。
アイスクリームやオーダーして作ってもらえるヌードルバーも人気とのこと。
前回の香港ではラウンジでのんびりしすぎて、優先搭乗どころではなかったので今回はしっかりスタンバイします!
16:00頃優先搭乗の案内がスタートしました。
「運命の分かれ道」です(笑) 左へ向かいます。
B787-10 ビジネスクラス(ロイヤルローレルクラス)
※写真は降機時のものです
機材はB787-10。ボーイング社中型機の最新機材です。
日本ではANAが2024年から本格的に運航開始したばかりですが、一足早くエバーでは導入されています。
またB787シリーズで使われている部品は3分の1が日本製(愛知県周辺)です。
ロイヤルローレルクラスとは
フルフラットのシート、余裕のある収納スペースを装備した座席となっています。
完全個室ではありませんが、調節可能な仕切りパネルもあります。
エバー航空はファーストクラスを廃止しているので、このロイヤルローレルクラスがファーストクラスに相当するともいわれています。
シートと座席配置について
シートはANAなども採用している座席が交互に配置されたスタッガードタイプ。
1-2-1の配列で34席あります。
私の席は7A
私は窓側席命!の人間なので、同様にこだわる方にひとつアドバイスです。
1列目(1Aおよび1K)は窓側にサイドテーブル、2列目(2Aおよび2K)は通路側にサイドテーブルというレイアウトになっています。
窓に張り付いて!?外の景色を堪能したい私のような人は、通路側にサイドテーブルがあるタイプがおすすめ。
順番にいけば7Aは1Aと同じ配置になるのですが、「4」が欠番となっています。
※エバー航空公式サイトより引用
それにしても台湾でも「4」という数字が日本と同じような扱いとは知らなかった・・・
ちなみにANAやJALの機材は普通に「4」使ってます。
アメニティと設備
わずか3時間の搭乗ですが、毛布や枕、スリッパが用意されています。
一方、アメニティキットはありません。
サイドテーブルの後にある扉をあけるとノイズキャンセリングヘッドホンが入っていました。また扉の内側は大きなミラー付き。


サイドテーブル側にはシート操作用の電動ボタンやACおよびUSB電源がついています。
シートを倒している場合には、別途リモコンも利用できるようになっています。
モニターもかなり大型です。
モニターの下まで足を伸ばしてもまだ余裕がありました(身長160cmです)
補足ですがビジネスクラスのシートベルトは3点式となっています。(腰と肩からかけるタイプですが、2本に分離)
日常エコノ民な私は、このシートに舞い上がって動き出すまでシートベルトをしていなかったのにまったく注意されず・・・
エコノミーでは荷物の位置やベルトを厳しくチェックされますが、ビジネスクラスでは乗り慣れている人が多いからいちいち言わないのかな?
ウェルカムドリンクとCAさんの対応
完全におのぼりさんモードでそわそわしているとCAさんがやってきました。
日本路線なので日本語対応かと勝手に思っていたら普通に英語(笑)
ウェルカムドリンクはどうするとか、メニューは事前に予約しているのでその確認とか・・・ まあ一応会話は成り立ったので良し!
ちなみにメニューも英語と中国語となっています。(事前のWEB予約は日本語対応あり)
ビジネスクラス”お約束”のシャンパンをいただきました。
担当のCAさんは、仰々しくなく、かといって失礼な感じでもない適度な距離感で対応してくれたので私は好印象でした。
離陸
隣には20分後に出発するANAがいました。
前回はこの便で帰りましたが、今回はエバーにビジネスクラスの空席があったので即決です。
台北101が見えます。
大谷選手が50-50を達成したボールを台湾の企業が落札し、この日から台北101で展示がはじまったというニュースを帰国後に知りました~
台湾バイバ~イ また来ま~す
実は、帰国後すぐに半年後のチケット(もちろんマイル特典航空券でエバー航空のビジネス)が確保できたのです(@_@)
機内食とドリンク
離陸後40分ほど(沖縄付近通過)でお楽しみの機内食です。
ドリンクのリスト
この他にシャンパンやワインも種類が豊富です。
ドリンクは、オリジナルカクテルのEvergreen specialをリクエスト。
メロンリキュール、ウォッカ、スプライトで作られています。
CAさんからスイートタイプかドライタイプかどちらにする?と聞かれました。
甘いのはお食事にあわないのでドライタイプで。
飲みやすいカクテルでした~
飛行時間が短いせいなのかおつまみ(ナッツなど)はなく、間髪入れずにお食事。
メニューはあらかじめWEBで中華を選択。
WEB予約限定のメニューもあり、7種類から選べます。
エバー航空では日本でも人気の鼎泰豐(ディンタイフォン)監修の機内食が選べます。
そうでなくても台湾発なのでご当地料理がおいしいに決まっています。
この蒸し鶏スープめちゃめちゃ美味しい~
台湾の旅はスープに始まり、スープに終わる!でした。
メイン登場!
日本語訳「ジューシーポーク餃子」とは小籠包でした~(笑)
せいろに入って登場です。
お店で食べる雰囲気そのままですが、そこまで熱々ではありませんでした。
温度や汁の量は機内用に若干抑えられているような気がしました。
お酒おかわり~
梅酒をオーダーしたらなんとチョーヤ。かわいいボトルには梅も入っていました。
デザートは胡麻まんじゅう(パイ)
これも温められていて美味しい~
お茶は往路(エコノミー)で感動した絶品の凍頂ウーロン。
すごくおいしかったということをCAさんに伝えたら何度もおかわりを持ってきてくれました(笑)
本格的な器で飲むと、おいしさ倍増です。
短距離路線であることや空港のラウンジご飯を考えれば、機内食にはベストという量でした。
フルフラットで寝転んでみた!
人生この先何度も乗れるものじゃないので、フルフラットやってみました(爆)


いや~、モニター遠すぎるわ~(贅沢な悩み)
短距離路線なのに消灯モードになったので、ちょっとだけ横になりました。
本気で寝てしまいそうな心地よさなので、20分くらいで起きましたけど。
これぞ「ビジネスクラスの無駄遣い」です。
往路同様、映画は1本見られるかわからないので見ていません。
その代わり、フライトマップのバリエーションが多いので楽しんでみました。


着陸態勢直前になると飴が配られました。
相模湾沖でしょうか?
地元の地名が地図に出ていて嬉しい(^O^)
定刻より少し早く羽田へ到着しました。
品川から新幹線で帰宅。
車両は新しいけど、荷物置き場など問題山積みの東海道新幹線。
荷物置き場もですが、ごみ回収など台湾新幹線のいいところも見習ってほしいです。


まとめ
設備、機内食、サービスも最高のエバー航空ビジネスクラス。
欧米路線などの長距離路線で使用する最新機材を日本路線に惜しみなく投入してくるところがエバーすごい!と思います。
正直、(まだ搭乗したことないけれど)日系のビジネスよりもいいんじゃないかとさえ思ってしまいました。
台北経由でこのビジネスクラスに乗って欧米へ行く選択肢も十分ありかなと思います。
短距離なので、自腹で乗るにはちょっともったいとも思いますが、マイル特典航空券かアップグレードなら超おすすめ。
空席待ちばかりのANAビジネスを待ち続けるよりいいかも。
ちなみに往路エコノミー(中部-福岡-台北)、復路ビジネス(台北-羽田)で30000マイルでした。
2025年は羽田から台北(片道)へのビジネスクラス搭乗予定。(復路はエコノミーで台北-関空)
ということでこのGWは体力&財力温存しております。
最後までお読みいただきありがとうございました。