2025年春は奈良で満開の桜を堪能してきました。
春のみならず、今の京都はゆったり旅を楽しみたい人が行くところでありません。
近鉄のキャッチフレーズそのまま古都に行くなら「わたしは奈良派。」
おかげでゆったりと桜と歴史的建造物、さらに近鉄の話題の特急にも乗車できました。
ダイジェストにてご紹介です。
1日目
往路は仕方なく京都まで新幹線を利用。
金券ショップで回数券を買って気楽に自由席という乗り方ができなくなったので、はじめてスマートEXアプリで「ぷらっとこだま」を使いました。
Suicaと連携してピッで無事改札通過~ (座席の案内チケットが出てきました)
京都駅からはいつものJR奈良線ではなく、近鉄にて。
この時期の京都駅烏丸口はカオスですが、近鉄京都駅付近は普通の週末。
急行を利用しましたが、JR奈良線より混雑していなくてよかったです。
世界遺産の2つの広大な寺院がある 西ノ京で下車。
薬師寺
2つの塔が建ち並ぶ姿は圧巻です。
右は数年前に解体修理を終えてよみがえった国宝の東塔。(1300年前からの現存建築)


混雑する修学旅行シーズン直前のいいタイミングでした。
境内には桜は数本しかありませんが、実はここの近くに桜の名スポットがあります。
秋篠川の桜並木
薬師寺の東側を流れる小さな川沿いの桜並木
ここから見えるこの景色が見たくてやってきました!
こんなに桜が咲いているのに驚くほど人が少なくて・・・
唐招提寺
こちらも世界遺産で国宝にも指定される建物がみどころ
桜は建物を引き立てるくらいの量で十分です。
ここで見ておくべきは鑑真和上の眠る廟へ続く苔庭です。
ここも訪れる人はそう多くなく心落ち着かせて歩くことができます。
再び近鉄に乗って奈良中心部へ向かい西大寺にて下車。
平城宮跡
遺構の発掘とともに建物の復元がすすむ広大な遺跡跡公園です。
市街地にあるのに、もはや人とすれ違うことがありません(笑)
見学無料の資料館や復元工事を解説する展示館もありました。


実はこの遺跡内を近鉄が通過して行くのです。
けっこうな本数が行き来します。広大な敷地で鉄子になりました~(笑)
広すぎて歩き疲れましたが、人混みで疲れるよりは全然いいです。
この日はJR奈良駅前に宿泊。
スーパーホテルPremierJR奈良駅。歩く旅には大浴場は必須です。
夕食がてら奈良公園まで歩いてみました。
夜の奈良公園(興福寺)
奈良公園のシンボル五重塔がいない! (知ってて確認に向かいました)
次にお目にかかれるのは6年後くらいになりそうです(泣)
2日目
翌日はJRで奈良駅から一駅の大和郡山へ。
郡山城
近鉄、ここでも史跡すれすれを通過しています。
来年の大河ドラマ「豊臣兄弟」の主役 豊臣秀長の居城でもあります。
桜の名所と聞いてはじめて行ってみました。
天守台も立派で、満開の桜と石垣が一緒に楽しめて満足でした。
インバウンド公害はなく、地元の人たちのお花見スポットとしてにぎわっていました。
今回のラストは1年を通して花々が楽しめる”花の御寺”
長谷寺
桜がまさに満開というタイミングでした(^^)v
午後2時過ぎだったので混雑もなくこのとおり。
公共交通アクセスが若干よろしくないのですが、桜満開の境内を歩くとそんなことはノープロブレムです。(でも帰りの坂道がちょっと辛かった・・・)
名物の草もちをいただきましたよ。
奈良県内は京都に比べると観光スポットが点在しているのでアクセスが不便なところもありますが、近鉄が頑張っているので利用してみる価値は十分あります。
ここまで来たら京都まで戻るのは面倒ですし、何より京都駅の混雑が恐怖。
ということで大和八木から話題の新特急「ひのとり」に乗ってみました。
「特急 ひのとり」で名古屋へ
プレミアム車両は満席でしたのでレギュラー車です。(レギュラーも乗車時はほぼ満席)
レギュラー車両でも新幹線のグリーン車並みのシートです。
コーヒー好きには無視できない挽きたてコーヒーマシンもあります。


自席まで持ち帰るのに列車が揺れてスリリングでしたけど美味しかった~
名古屋から先、新幹線じゃなくて名鉄に乗って帰ってきました。
最後はJR乗らないと浜松に帰れませんが・・・名鉄延伸してくださ~い。
ということで春の奈良旅ダイジェストでした。
まとめ
今回の旅で思ったのは、日本人なら今は京都じゃなくて奈良に行こうよ!と言いたいです。
京都駅を降りて乗り換えが面倒という人もいますが、京都市内で人であふれて乗れないバスを見送ったり、渋滞にはまるくらいなら、近鉄に乗って奈良に行っちゃうほうがゆったり楽しめます。
(奈良公園など一部を除く)奈良を訪れる外国人観光客は旅慣れたリピーターや旅の上級者が多い印象で、マナーを守って静かに観光しています。
奈良はまだまだ余裕があります。
京都より歴史の古い大規模寺院も多いので、ゆっくり史跡を楽しむにはぜひ奈良へ。