3月の高知城、4月の大和郡山城以来、半年ぶりの100名城巡り。
2025年10月末に葵の御紋がいっぱいある場所に行ってきました。
徳川御三家のひとつ水戸藩があった茨城県水戸市をサクッと巡った旅記録です。
水戸 1泊2日の旅の流れ
東京駅からJR特急に乗って水戸入り。

初日のミッション オアゾ丸善でミャクミャクグッズ買うためにいったん駅を出ました。
荘厳な東京駅舎の姿を久々に眺められたのも収穫でございます。
水戸までは在来線、高速バスなどのアクセス方法がありますが、ここは特急で。
都内の駅の「みどりの窓口」は激込みらしいので覚悟していたったところ、拍子抜けするほど空いてました。

新幹線はスマートEXアプリ使っていますが、JR東日本に越境すると買えないので。
特急 ときわ

多分、JR東日本の特急を利用するのは初めて。(成田Exp除く)
正直、JRの特急に対する期待値は高くありません。
特急 しらさぎがトラウマに…
しかし、さすが首都圏を抱えるJR東日本は違う!(新幹線で胡坐をかいている東海とは違って)

黒を基調としたシートは落ち着いて上品だし、座席幅に余裕があるし、何より椅子がくたびれてない!
私鉄でも見たことのない座席(着席)ランプがちょっとハイテクで面白かったです。

途中停車駅は5駅。1時間半で水戸に到着です。
駅前ではこちらの方々がお出迎え
駅前 水戸黄門ご一行像

水戸に来た~を瞬間感じますね(笑)
駅前でご当地銅像に出会うのも旅の楽しみのひとつです。
葵の御紋の休憩スペース?もありました。

情報収集に立ち寄った駅の観光案内所では、スタッフさんに「静岡(県)から来ました!」というと「慶喜公がお世話になりました~」と粋な返しが。
今回は時間の都合で徳川関連史跡だけのみですが、もりだくさんの知識と情報を提供していただき感謝です。
ところで、なぜ今回水戸を選んで行ったのか・・・
数年ぶりに東京での学生時代の同期との集まりに出席がてら、2日弱で行ける関東のスポットはないかと探したところ・・・
すぐに思いつく「日光東照宮」は時間が足りないので、徳川御三家のうちまだ行ったことのない水戸へ、というわけです。(徳川家以外に行くとこないのかよ、という突っ込みはスルーで)
茨城県はつくば以来20年ぶりくらい、2度目になります。
バス乗り放題きっぷを買って向かったのは
徳川ミュージアム

ここでは黄金の黄門さまがくつろいでおられます(笑)

水戸徳川家の史料を展示していますが、徳川家康からの遺品(駿府御分物)といった貴重な品も見ることができます。
近代の当主の所有物なども展示されていて見ごたえがありました。

入館利用はなかなか強気ですが、来館する人はそれなりに歴史に思い入れのある人ということもあり、落ち着いて鑑賞することができました。
名古屋にも尾張徳川家の所有する品々を展示する徳川美術館がありますが、膨大な史料を代々管理していくのは大変なことです。
徳川宗家は久能山東照宮などに一部を展示していますが、メイン施設というのがなく、数年前に浜松城(大河ドラマ館跡地)に誘致するという話が出ましたが、いつの間にか話が消えてしまいました。
静岡も浜松もビンボーなのでお江戸(小池さん!)でお願いしますm(__)m
続いて向かったのは観光案内所でおすすめしていただいた
県立歴史博物館

茨城県のことはほとんど知らないので、学びがいっぱい。
家康の次男・秀康(浜松生まれで、歴史の陰に隠れて知る人ぞ知るですが…)が養子に行った「結城家」もこの地だったんですね~
割引もあり330円という良心的な料金で充実の内容でした。
この日は到着してから終日雨だったので、屋内施設の観光を楽しみました。
駅に戻って、茨城で絶対行きたかったこちらのカフェ
サザコーヒー(水戸駅店)

品川駅など都内にも出店している茨城県発祥のコーヒー店。
本店はひたちなか市にあります。
アイスコーヒーももちろん美味しいのですが、陶器のカップで提供されることを知り、ホットにしておけばよかったかな~とちょっと後悔・・・
宿泊は駅前の三の丸ホテル
(いつもは大手チェーン系御用達ですが)今回は特徴的なご当地ホテルに宿泊。
建物外観は古いのですが、内部は改修されていてクラシックな雰囲気。
そして、なんといっても部屋から見えるこの景色は城好きにはたまりません(*^▽^*)

広い大浴場もあり、ポカポカに温まることができ最高!
さらに朝食は納豆などをのせて”ねばねば丼”がセルフで作れます。

たらふく朝食をいただいて、2日目は秋晴れのもと、屋外コースの観光へ。
水戸東照宮

水戸藩の初代藩主は家康の末っ子(11男)頼房。
頼房により、家康(東照大権現)を祀る神社として創建されました。

(戦災で焼失のため)再建建物ということもあり装飾がなかなか派手でした。


この日は、都内 芝に宿泊したので、翌朝は芝東照宮を参拝しました。

徳川オタク全開の旅です(^^)v
徳川の史跡めぐり ラストはこちら
水戸城跡(100名城)

徳川頼房が入城以来、幕末まで水戸徳川家の居城となっていました。
天守は存在せず、門なども復元されたものが多い中、空堀は現存しています。

土塁や空堀がほぼ残されていて、現在は鉄道の線路になっています。
城内でのみどころは9代藩主 徳川斉昭が創設した藩校
弘道館(重要文化財)

旧三の丸跡に造られた弘道館は、国内最大の藩校でした。

尊王攘夷は薩摩・長州藩を中心に倒幕にいたるきっかけとなった思想ですが、最初に唱えたのは徳川斉昭。
大政奉還を行った徳川慶喜の父親でもあります。
水戸藩はちょっと過激なイメージですが、教育熱心な藩であったことも事実。
その歴史は継がれ、この日は論語講座の開催日。

水戸藩で忘れてはいけないのが2代藩主 水戸光圀
黄門さまで有名になりすぎましたが、大日本史という壮大な歴史書を編纂した人です。
その事業は明治時代まで藩主によって引き継がれて完成したそうです。

水戸城跡エリアは文教施設も多く、歩きやすく整備されていました。

ホテルから見えた二の丸角櫓にも行くことができるというので、長~い通路を進んでいきました。

2021(令和3)年に完成したばかりの新しい櫓で、内部には資料展示もあります。
そして今回の旅の本当のラスト!
水戸黄門神社

水戸黄門(光圀)生誕の地にある神社。
城内ではなく、水戸藩の家臣 三木家の屋敷で生まれ、育てられたそうです。
ワケありだった光圀ですが、2代藩主となります。
ところで!
昭和の老若男女が見ていた人気時代劇「水戸黄門」
あれが「明る~いナショナル」の松下電器産業(現.パナソニック)提供で放映されていたワケがここにありました。
三木家の末裔に当たる三木啓次郎という方が、関西を訪ねている途中で出会ったのが、まだ「二股ソケット」を売り始めたばかりの松下幸之助。
困窮していた幸之助を援助した恩返しとして、松下電器産業がスポンサーのナショナル劇場枠で「水戸黄門」が放送されたのです。
さらに!
その縁で(どんな縁か不明ですが)三木氏が堺市の南宗寺に「徳川家康の墓」なる石碑を建てた際にも松下幸之助がそこに名を連ねています。
9月に万博に行った足で堺に行ってきました。
徳川家康は”大坂夏の陣で討たれ埋葬された”という伝説を確かめるべく南宗寺へ。

ガイドさんからこの話(水戸黄門放映と石碑建立の経緯)を聞きました。
今回水戸を訪ねてそのつながりを確認することができました。
が、徳川家康は”鯛の天ぷら”が原因で駿府城で亡くなった説を信じます!
まとめ
2日間といっても駅周辺をさくっと観光という水戸探訪でした。
徳川家の史跡だけでも(マニアなら)十分に楽しめます(笑)
今回シーズンが合わなかったため見られなかった偕楽園(こちらも徳川斉昭が整備した広大な公園)やネモフィラで有名なひたち海浜公園(水戸近郊)もいつか行ってみたいと思いつつ水戸を後にしました。
親切にしてくださった地元観光関連の方々ありがとうございました。