2024年9月に敦賀と越前に行ってきました。
9月初頭の台風による新幹線計画運休で日程変更をしての旅。
たいしたルートでもないのですが、JRできっぷを買うことがいつからこんなに不便になったの?ということを実感した旅。
最近SNSでも「きっぷを買うのに苦労した」という話題が散見されます。
JRがお客にやさしくないばかりか劣化している・・・と思う出来事まとめました。
- 浜松駅できっぷを買ってGO
- 特急料金ぼったくりの「しらさぎ」
- 敦賀駅構内でのきっぷ購入はスムーズ
- 使いにくすぎる「みどりの券売機プラス」
- 通行証をもらって駅構内のみどりの窓口へ
- 米原駅の新幹線乗り換え口のきっぷ売場が・・・
浜松駅できっぷを買ってGO
浜松駅の窓口は日曜日の朝ですいていました。スタッフもテキパキ。
JR東日本では「みどりの窓口閉鎖問題」が深刻になっていると聞いていましたが、ここは平和だ~と思いました。
そもそもですが、静岡県民は(のぞみが止まらないので)繁忙期やグループ利用を除いて指定席はめったにとりません。
金券ショップで回数券をお安く購入して、自由席にサクッと乗るのがデフォルト。
「みどりの窓口」を利用したのは、昨年新幹線運休による払い戻しをして以来。
朝出遅れて、1本乗り遅れてしまった私。
スムーズに乗換できるようにと乗り換えの案内まで出力してくださいました。
当初「しらさぎ」を利用しないで行く予定だったのですが、やむを得ず。
敦賀から先の新幹線も聞かれましたが、気が変わるかもしれないので!?敦賀まで。
このスタッフがあまりにも素晴らしい対応だったこともあり、この後のギャップが・・・
面倒でしたが名古屋で新幹線乗り換え。
(静岡県内に停車する「ひかり」は、米原では停車しないため)
名古屋駅ではリニアの工事が進んでいる!? 知らんけど。
なお、工事が遅れているのは静岡県だけのせいではありませんので。
名古屋から乗った「ひかり」は各停なのでほぼ「こだま」。がらがらです。
特急料金ぼったくりの「しらさぎ」
米原で「しらさぎ」に乗り換えます。
わずか30分の乗車で特急料金は1490円(繁忙期扱い)。
車両は一世代前のようなくたびれた内装です。
もちろん充電用のコンセントや端子なんてありません。
コスパ最強な名鉄や南海などの私鉄特急と比べると完全にぼったくり。
そもそも米原から敦賀の普通列車の本数がバカ少ないので「しらさぎデフォルト」なタイムスケジュールにも腹立つわ~
帰ってきた日の新聞の記事があまりにもタイムリーでした。
愛知県の人たちは徳川家康に象徴されるようにケチ倹約家なので、ここに価値を見出さず、新幹線延伸で敦賀止まりになってしまった「しらさぎ」に乗るくらいならバスで福井・金沢・富山直通のほうが安くて便利なのは当たり前。
敦賀駅構内でのきっぷ購入はスムーズ
おんぼろな「しらさぎ」ですが、新ターミナルに到着。
「みどりの窓口」もありますが、たった1駅かつ自由席なので券売機で購入。
実は敦賀駅(JR西日本)では「みどりの窓口」に落とし穴があることを帰りに思い知らされます。
北陸新幹線はわずか12分の乗車で特急料金880円でしたが、初乗車のご祝儀と雅(みやび)な車両だから許す!
というわけで大河ドラマ館にも無事に行くことができました。
しかし帰りが最悪でした。
使いにくすぎる「みどりの券売機プラス」
「しらさぎ」に詐欺られたくないので、在来線で米原まで行こうと決めました。
敦賀から米原までは約70分。
「しらさぎ」の倍かかりますが、鈍行の旅も嫌いではありません。(この沿線には戦国時代の史跡が点在しています)
新幹線とあわせてきっぷを買おうとしたところ在来線改札の外に「みどりの窓口」はありません。(新幹線開業により閉鎖)
駅員さんに聞くと「あちらの券売機で希望の時刻を入れるときっぷが選べます」とのこと。
みどりの券売機プラスはじめて見ました。
どれだけ優秀なマシンかと思いきや・・・
ひとりあたりの操作時間が長くて全然進まない上に、やっと私の番が来たと思ったら絶対に「しらさぎ」を突っ込んできます。
再度表示させて3回ほどやってみましたがムリ。
決して私がのろまというわけではないと思います。
並んでいる時も若い人でさえ操作に時間がかかっていましたから。
オペレーターと通話しながら操作できるとのことですが、後ろにはすでに10人ほど並んでいます。この視線を感じながら悠長に操作なんてできません。
直前までサポートしていた駅員がいましたが(写真上)去ってしまいました。
窓口がないなら券売機の横に常駐しろ!!
全国的に不評なJRの券売機。開発すればするほどお客さんがついていけないマニアックさが炸裂。
余計な開発しないで、スマホの乗り換え案内系のアプリと連動させ、そのQRコード読ませるだけで希望のルートと列車で発券するシステムにした方がよっぽどマシだと思います。
通行証をもらって駅構内のみどりの窓口へ
詰んだ私は、券売機のことを案内してくれた駅員さんに「希望通りのきっぷ候補が出ないし、時間がないんですけど・・・」と伝えました。
すると改札内にある「みどりの窓口」に行くことのできる許可証をくれました。
列車に乗っちゃだめだけど、通行は許可するってやつです。
(乗車駅証明書のチェックはその後追加)
前日に北陸新幹線のきっぷを買ったところなのですが、この距離感。
在来線改札・ホームと新幹線&しらさぎのあるターミナルは移動に約5~10分。
急いで窓口に行ったのですがここもまた数人待ち。ひとりあたりの対応時間が長い。
そもそも窓口に並ぶのは、券売機の操作が苦手できっぷが買えない方か、複雑なルートのきっぷということが多いですから。
そもそも私は通しの乗車券と米原からの新幹線特急券(自由席)だけ欲しいんです。
Suicaは持っていますが、あれってJRの会社をまたぐと使えないんですよね?
強攻突破して「知りませんでした~」という手もありましたが・・・
出発まで10分を切ったので行列を離脱。
この許可証で乗ってやろうと決断。
構内を歩いていた運転士さん(車掌さん?)に声をかけ事情を話したところ「大丈夫ですよ」と乗車駅証明書にチェックを入れてもらいました。(一応正直に)
車掌さんが来たら精算すればいいのよね。
しかし、今どき検札や車掌巡回なんてありません。
そんな余裕あればきっぷの券売機の横に立ってて欲しいわ。
気が付けば長浜に到着。そこから乗り換えて米原へ。
米原駅の新幹線乗り換え口のきっぷ売場が・・・
米原駅に到着。
小さい駅なので移動は楽勝。20分あればきっぷ購入するのも余裕のはず・・・
ところが!この窓口、私の前に2人(1人目は対応中)しかいないのに10分たっても進まないんです。
若いスタッフとその先輩らしきスタッフが2人がかりで対応していました。
焦った私は有人改札で敦賀駅からの青い紙を出して「この紙でとりあえず乗車したい」と告げる者の「ダメ」の一点張り。
カウンター奥を数名のスタッフが非番なのかちらりと見ながら通り過ぎていきました。
誰かサポートしてやれよっっっ
数分してやっと隣の窓口が開き、ギリギリきっぷを買うことができました。
みんな新幹線に乗る人たちだから「ちょっと急いでくれませんか」と言いたいけど、言い方によってはクレーマー扱いですから、誰一人文句言わずにじっと待ってましたよ。
結局、米原駅では(たった2人待ちで)きっぷを買うのに15分並びました。
窓口スタッフが未熟なのか、お客が無理難題押し付けていたのかは不明です。
定年した百戦錬磨のベテランスタッフを嘱託で配置してくれたらいいんですけどね。あるいはAI使った方が早い?
JR東海は大企業で働き方改革も進んでいるので、いろいろと制約があるんでしょうがそんなのそっちの事情。
エリート集団のはずですが、コンプライアンスとかに守られ過ぎて若者が育たない&企業が劣化していくパターンにならなきゃいいけれど。
最近は保線などメンテナンスの事故が多発しています。
新幹線60周年とかリニアで浮かれてる場合じゃないよ・・・JR東海。
そんなことがあってから台湾に行ってきました。
日本の技術を採用して2007年に開通した新幹線ですが、古き良き国鉄時代の名残を感じるサービスや日本にも採用してほしいサービスがありました。
きっぷ売り場のスタッフもテキパキ(でも親切に)対応してくれました。
またぼちぼちとアップしていきたいと思います。