2017年10月に参加したペルーツアーの旅行記です。
日本を出発してから長かった初日を終え、たっぷり睡眠をとって元気に2日目スタートです。
- リマからピスコへの道のり
- パンアメリカンハイウェイを南下してピスコへ
- 海岸地帯と山岳地帯ではおみやげも違います
- ペルー地震から復興したピスコの町
- オープンしたての新しいピスコ空港
- 何もないピスコ空港ターミナルで1時間待機
- いよいよセスナ機に搭乗する時間
ツアー3日目(ペルーは2日目)は世界遺産のナスカの地上絵の遊覧飛行。
天候が安定している午前中に遊覧することが多いため、ほとんどのツアーで早朝(未明)出発になります。
しかしこの日は正午頃の離陸になるとのことで、通常より少し遅い午前6時過ぎのホテル出発でした。
リマからピスコへの道のり
リマからナスカは400kmありますが、私たちが向かうのは、その手前のピスコ(Pisco)という町。ペルーを代表するリキュールと同じ名前です。
ピスコまでは約240Km なのでナスカへ行くよりは楽なはず・・・ですがバスで4時間弱です。
朝は大渋滞のリマも、土曜日なので案外スイスイと進みました。
でも、余裕があっても車のドアはちゃんと閉めましょうね〜(笑)
リマの町を少し郊外に抜けると、山肌に張りつくように建つ家々が見られます。
これらは「不法占拠の家」と呼ばれているそうで、他人の土地でも数世帯まとまってその地に何年か住むと自分のものになってしまうのだそう 。
地方などから出てきた人たちは、こうやって占拠した土地に住み着いていくのだそうです。
私たちが宿泊しているエリアと比べると格差を感じます。
パンアメリカンハイウェイを南下してピスコへ
ピスコへはパンアメリカンハイウェイ(Pan-American Highway)を走ります。
南北アメリカ大陸を縦断する壮大な幹線道路網で、その距離48000kmとも。(日本の国土何個分か・・・計算できません)
日系人の現地ガイドさんが、周囲の風景やペルーの様々な国内事情などのお話をしてくれるので、眠る暇もなくひたすらカメラを向けつつ、車窓を眺めていました。
何度も来られる国ではないし、何か面白いシャッターチャンスないかなぁ・・・と。
もちろん移動中は体力温存のためにひたすら睡眠、という方もいらっしゃいます。
白い建物は養鶏場
前日にも賞味しましたが、ペルーは鶏肉の大消費国。消費だけでなく、日本などにも輸出されています。
残念なのは、海が進行方向右手なのに左側に座ってしまったこと(>_<)
海沿いといっても、ここは雨の少ない海岸砂漠地帯(コスタ)なので、反対側には砂丘(砂漠?)がひたすら続きます。
沿道に見られる巨大な看板?は政治(大統領選挙など)に関するものです。
写真のようにFUJIMORIとか、KEIKOといった日本人に馴染みのある名前が記されています。ガンバレ、日系人!
時々、砂漠の中に緑が点在
わが家の近くの海岸風景と似てる気もする〜(笑)
と思えば、まるで北海道にいるような畑の風景があらわれたりします。
とうもろこしや米、小麦などが栽培されているそうです。
海沿いの風景は帰りに撮るぞ〜と張り切っていたらすでに日が暮れ始めて、帰りはこんなのしか撮れませんでした(T_T)
今回の旅は、海より山岳メインだからいいんですけどね。
海岸地帯と山岳地帯ではおみやげも違います
途中、日系人の方が経営するおみやげ店でトイレ休憩がありました。
小分けにした食品類やTシャツ、雑貨など品ぞろえもよくてみなさんここで買われていました。私もTシャツ、エケコ人形、チョコテハをここで買いました。
ペルーといっても国土がとても広く、地域で文化も違います。チョコテハやエケコ人形はクスコやマチュピチュでは意外に見つからないし、民芸品は値段交渉が必要なことも多いので、若干高めですが日本人経営のお店で買うのもありです。
途中、工事個所があってちょっぴり迂回
ガイドさんのお話では、道路の整備が進んでいて、ここ数年でリマからピスコへの道のりも30分程短縮しているそうです。
工事現場大好きな私ですが(笑)、日本の高速道路の工事現場と比べると、橋もトンネルもなくてあまり面白くないですね〜 ただ、ただ、規模がケタ違いですけど・・・
ペルー地震から復興したピスコの町
ピスコの町に入ってきましたが、かなり小さくのどかな町です。
ここピスコは、2007年のペルー地震(M8.0)で大きな被害を受けました。当時は、日本にも津波の警報が出るくらいのニュースになりましたよね。
東日本大震災のあの惨状と重複するものがあります。
※この船が地震(津波)と関係しているのかは不明です。
地震の後に建築されたきれいな住宅も見られます。
オープンしたての新しいピスコ空港
こじんまりした町とは釣り合わないくらい立派な空港です。
セスナ機に乗るだけなので、「飛行場」的な施設を想像していた私はビックリ。
ナスカの地上絵へ向かう拠点として整備されたばかりですが、ゆくゆくは国際空港としての役割も期待されている空港だそうです。
でも、今はほとんど稼働していない様子。
到着時は、私たちの団体以外利用者はいませんでした。その後も1~2組の団体利用があったくらい。富士山静岡空港のほうがちょっとマシかも~!?
ターミナルに入って最初のミッションは、なんと 体重測定
セスナ機の場合は、機体のバランスをとるために仕方のないこと。まあ自分には見えませんのでショックはありませんでしたが(>_<)
何もないピスコ空港ターミナルで1時間待機
その後、天候回復待ちで1時間ほど待機となりました。
バスで待つ人も多かったのですが、飛行機やバスに缶詰な日々が続いているので、
私を含めて数名は何もないターミナルビルの中や敷地内をウロウロしていました。
売店などありませんし、スタッフもほとんど見当たりません(-_-;)
ここはプールか?と思えるくらい
無駄に長いウォータースライダーのようなスロープを歩いてみたり
ピスコの町なかにいっぱい走っていたタクシーを駐車場で発見!
あとはベンチでボーッとしたり、ツアー仲間のみなさんとお話しているうちに集合となりました。
いよいよセスナ機に搭乗する時間
12人乗り(プラスパイロット2人)のセスナ2機に分乗します。
席の番号が書かれているチケットが配られました。
私の座席は、なんと2番
これ、操縦席のすぐ後 ですよぉぉ。副操縦士さんの後ろ側です!
ほぉ〜、すごいクジ運(なんで私が選ばれたのかはナゾ)
でも、これが吉と出るか凶と出るかは乗ってみなきゃわかんない(どれだけ酔うか・・・ということです)
いよいよセスナに搭乗です
つづく