2018年11月 ANAの特典航空券を利用した台湾ひとり旅の旅行記です。
激混みの九份老街(基山街)を歩きながらヘトヘトになったとはいえ、やはりあの夜景を撮れたことは満足でした。
この記事では、日暮れを待つ間ゆっくりとくつろげた隠れ家的茶房についてご紹介します。
明るいうちに九份に入り、ゆっくりティータイムを楽しもうと事前にいくつかお店をリサーチしていきました。
しかし1件目の海悦楼は玉砕。
九份名物の夜景が見られる人気店。ベタすぎました。
早めに行けば大丈夫かと午後4時半ころに行ったのですが、階段の手前で店員のおばちゃんがロープをかけているところでした。もう満席で入れないというようなことを次々にやって来る人にまくしたてています。多分日没後にやってくる予約の団体が多いのかな、という印象。
ちなみにこの看板の横からでも例の夜景を撮ることができます。石段の途中で撮るよりは安全です。
それならばと2件目へ。
基山街を登った先の展望所のすぐ近くです。
隠れ家的空間「山城創作坊」
間口が狭く、1階は茶葉を販売する店舗になっていますが、上の階に喫茶スペースがあります。
この人込みをみる限り、ここもそこそこに混雑していると思いきや・・・
3階の部屋へ通されましたが、まさかの貸し切り状態です。
店内のようす
※帰りがけに撮影した1枚です
内装や調度品にも雰囲気があって良い感じです。
こちらのオーナーは陶芸家だそうで納得の店内。2階には作品が展示されています。
オーダーについて
接客してくれたのはさわやかな青年。片言の日本語も話せます。
オーダーはメニューの中から茶葉を選びます。メニューに掲載されているのは茶葉代。これにひとり100元の水(お湯)代が加算されます。
風情あるポットですが電気で沸かしています。
台湾は来るたびに呈茶を受けていますが、自分でやれと言われてもねぇ…
と心配していたら店員さんがやってくれました。
呈茶について
お茶処出身の私、茶葉は贅沢したいタイプなので奮発しました!
阿里山か凍頂烏龍だったと思います。
ちなみに一度入れた茶葉は10回ほど煎じることができるとのこと。日本茶よりコスパ良いかも~
10分ほど説明をしていただき、雑談もしつつ(言葉が通じないときはスマホで通訳してくれました)お茶をいただき、その後は放置(爆)
羽田を深夜に出発して12時間以上、デジカメやiPadも充電がそろそろヤバイ時間ですが、私本人が完全に充電切れてます・・・(泣)
機器と人間、共に充電タイムです。
日中は25℃くらいはあったので汗だくで観光しましたが、窓からいい風が入ってきます。
眼下の景色を眺めつつ、1時間もまったりしちゃいました~
晴れ女の私的には天気が今いちですが、この季節なので仕方がありません。
あの人混みはなんだったのかと思えるくらいの静寂な空間。
本当にここでいいの?と不安になりながらかなり登ってきましたが、良いお店でした。
茶葉を奮発してしまったため、茶菓子をオーダーしなかったのが唯一心残りでした。
なお、トイレも貸していただけますのでガブガブのんでも大丈夫!(笑)
茶葉の残りはテイクアウトで
私はちょっといいお茶を頼んだ上に一人だったので割高になってしまいました。
(40グラムほどの茶葉とお水代で日本円で2000円ちょっと)
しかし提供された茶葉は30~40グラムほどあり残ったりの茶葉はお持ち帰りできます。
日本に帰ってきて改めて飲んでみたら上質なお味でした。
この茶葉と場所代も考えたら安いくらいでした。
食べ歩きと人混みに疲れ、ゆっくりしたいという中高年に特におすすめです。
お店の場所
お店を出る時(午後5時半頃)には、海方向の素晴らしい夕景も見られました。
九份は山の中というイメージですが、海もこんなに近いんです。(写真は基隆港方面)
台北に戻った後は寧夏夜市へ向かいます。
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