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【鹿児島の旅12】桜島をドライブ~噴火の瞬間に遭遇してビックリ仰天~

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2018年12月の鹿児島の旅 つづきです。 

 

 

桜島周遊ドライブの所要時間と立ち寄りスポット

桜島は周囲40kmほどの島(正式には陸続きの半島)ですが、みどころは南に集中しています。

桜島の景色を楽しめるいくつかの展望スポットがありますが、1周する時間がなければレンタカー桜島の南側を走り有村溶岩展望所を目指しましょう。ここまで含め2時間もあればゆっくり観光できます。

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さらに余裕があれば、その先の黒神埋没鳥居(火山灰で埋もれてしまった鳥居が残る)にも立ち寄りましょう。

桜島を西から東に通り抜ける形でしたら2~3時間もあれば十分に観光スポットを巡ることができると思います。

 

まっすぐに続く溶岩道路をドライブ

ビジターセンターから数分も走ると溶岩道路と呼ばれるまっすぐの道が続きます。

信号もほとんどなく、とても走りやすい道路です。

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その名の通り両脇には溶岩がそのままゴロゴロと鎮座しています。

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交通量は多くないので面白スポットを見つけると停車して撮影タイムです。

(もちろん時々車は通りますので、後続車に注意が必要です)

 

桜島ならではの珍風景

桜島大根型電球笠のついた外灯

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シェルター(避難壕) 

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屋根付きのお墓

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噴火を日常として受け入れている桜島の人々の知恵ですね。

 

しかし、ここで噴火に遭遇するのはイヤです。前兆現象はこんな感じだそうです。

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こんな前兆らしい前兆は微塵も感じられない日なのですが・・・ 

 

長渕剛さん伝説のライブ会場 赤水展望広場

この地は、鹿児島県出身のミュージシャン 長渕剛さんが2004年にオールナイトライブをしたことを記念して造られた広場です。

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休憩施設とトイレ、駐車場があるだけですが、外国人観光客が多く訪れていました。

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ロックな石像”叫びの肖像”もあります。

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もちろん桜島の溶岩でできています。

この像はこちらの方向に向かって雄叫びを上げています。

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長渕さんは、個人的にはフォークな時代(「巡恋歌」から「順子」くらいを歌っていた頃)は好きでアルバムなども聞いていました(どんだけ昔だ?)

 

噴火口に最も近い有村溶岩展望所

大正3(1914)年の大爆発で流出した溶岩が残る場所。3kmほど先に噴火口があり、南側には錦江湾が広がっています。

大河ドラマ「西郷どん」のポスターの撮影地となっています。

 

桜島港からは寄り道しなければ車で20分ほど。無料駐車場は15台ほどあります。

到着した時は、バスツアーの外国人がたくさんいましたが、バスが去ったら人はまばらに(っていうか、ほぼいない!)

整備された歩道を登り展望スポットへ向かいます。徒歩で5分くらい。

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展望スポットに着くと、南には錦江湾、北には南岳というパノラマ風景が広がります。

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(パノラマモードで撮ったのですが半円が限界です) 

山の方向を見ると、さっきまで青空だったのに若干曇ってきたかな?的な・・・

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この時、雲と噴煙の境界がわかっていないだけ。

 

目の前で桜島がいきなり噴火した!!!!

ザーという風のような音が少した後にいきなり噴煙が上がりました~

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これはさすがの私でも雲じゃないことくらいわかります。

噴火といえばドーンという爆発音がするものだと思っていたのに、「ドッカーン」どころか「グォ~~」という地響きのような音もありません。

さっきまで近くに登りかけてきた観光客がいたはずなのに、いつの間にか見当たりません。ここにいるのは私一人???

静かすぎて不気味。そのうち噴煙がこっちに流れてきましたよ~

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灰が頭上から降ってきます。

バチバチと音をたててダウンジャケットに降り注いできます。

ハードコンタクトをした目の中にも入って痛いのなんのって。当然口はしっかり閉めてます(笑)

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わずか10~20秒ほどでiPadの画面がこんな状態に・・・

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東屋にしばし避難した後、山の方面の視界がなくなってきたので終了っぽい?

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避難放送もないし、誰も助けに来てくれないので(苦笑)、開き直ってゆっくり歩いて戻ることにしました。

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記念撮影スポットからは山のようすは噴煙隠れて見えません。

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駐車場に戻りやっと人に遭遇。

おみやげ店のおじさんに「すごい噴火でビックリしました~」と言ったら「あっ、こんなの毎日だから~」とまったく動じない様子。これは平常運転らしいのです。

いったいどんな状況になったらで避難するか聞いたところ「火砕流が来たら逃げるけどね」だそうです。

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おみやげ店の方たちの車は火山灰に備えて防備されていました。

そんなことは知らず駐車したままの私のレンタカーは・・・

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火山灰だらけのフロントガラスをどう処理していいかわからず”禁じ手”をやってしまいました(泣)

レンタカー屋さんにお願いです。火山灰の対処方法の説明書つけておいてくださいませ。

 

その後、私が車で出発しようという頃になって巡回車?がのんびりやってきました。

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「大丈夫でしたか?」と聞かれるわけでもなく、車はそのまま通りすぎて行きました。

鹿児島の人々にとってはこんなのに日常レベルなんでしょうが、私には全然日常じゃないんです!!!一生に一度あるかないかのすごい噴火に遭遇でした。

しかしこれくらいで騒いでいるようではとても富士山の噴火には耐えられるとは思えません。

 

陸続きの大隅半島へいつの間にか上陸

有村溶岩展望所から10分弱で陸続きの大隅半島へ。桜島は島でなく、半島だったということがわかる瞬間です。

多分あの信号だったんだろうな、という記憶くらいしかありませんが・・・

その時は、やっとここまで来たという安心感でどんどん進んでしまいましたが、後で立ち寄るのを忘れたことに気づきました!!

黒神埋没鳥居

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これ見たかったスポットのひとつだったのに~

こちらも大正3(1914)年の大爆発により火山灰と軽石などにより埋め尽くされてしまったそうです。

噴火に遭遇してプチパニックだったせいかすっかり忘れていました(泣)

 

大隅半島からの桜島の様子

桜島は見る角度によって姿を変えます。

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この季節は、大隅半島のある南東へ噴煙が流れ、夏場は逆に西側の鹿児島市内に流れるそうです。桜島に行かなくても季節によって降灰には要注意です。

 

桜島で予想をはるかに超えた経験をして、おなかもペコペコになりました。

続いては、黒酢の壺が並ぶ光景を見がてらランチに向かいます。

 

www.momoyorozu.net