2022年4月に大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地である修善寺温泉に宿泊しました。
スタンプラリーを楽しみながら修善寺温泉街をめぐる「北条と源氏ゆかりの史跡めぐり」にチャレンジしたようすのご紹介です。
私にとって近くて遠い伊豆。散策した記憶もはるか昔のこと・・・
町の名の「修善寺」に由来する「修禅寺」を参拝することは決めていましたが、周辺は余裕があれば適当にぶらぶら歩いてみようくらいの気持ちでした。
と思ってぶらぶら歩いていたらスタンプラリーなるものを発見!
お天気も良いし、スタンプをためると景品がもらえると知りチャレンジすることにしました。
というわけで(前日の身延山久遠寺からの筋肉痛をひきずりつつ)意図せずがっつり歩き回ることとなりました。
修善寺温泉街モバイルスタンプラリーとは
歴史や文化などのスポットを巡りながらスタンプを集めて景品や特典をゲットできるという企画です。
設定されたスポットは全部で13か所。
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなんで北条氏と源氏ゆかりの地を楽しみながら効率よく巡ることができます。
参加無料で、スタンプの収集はスマートフォンを使ったモバイル形式となっています。
アプリのダウンロードは不要で、カメラでQRコードを撮影するスタイルです。
スタンプ特典
・4個・・・飲食店やみやげ店利用で割引や粗品・ドリンクサービスなど
・8個・・・オリジナルお守り「神鹿の力」
・12個・・・指月殿「拈華微笑」の絵馬(先着500名)
・13個・・・修善寺温泉宿泊補助券1万円分への応募抽選
第1弾として2022年3月からスタートして5月中旬で終了となっていましたが、5月27日から新たに第2弾がスタート(再開)しています。
内容は私が参加した期間とほぼ同じようなので、これから参加したいという方の参考になると思います。(注.第1弾でコンプリートした方は参加できません)
スタンプラリーのリーフレットとGoogleマップなどアプリがあれば十分巡れますが、(ホテルや観光案内所においてある)大判の「修善寺温泉マップ」もあると心強いです。
修善寺温泉街を散策
巡ってみた様子とあわせて修善寺の観光スポットをまとめました。
1.日枝神社
修禅寺の鬼門にあたる場所に鎮守として山王社が建立されたのがはじまり。明治時代に(神仏)分離されました。
鳥居をくぐった右手には、かつて源範頼が幽閉されていた信功院がありました。
社殿
子宝や縁結びにご利益があるといわれています。
社務所らしき建物はありましたが、平日の朝だったので開いていませんでした。(絵馬の自販機はありましたが・・・)
本殿左にある夫婦杉と社殿に向かう途中の大木(ねじれている)のパワーがすごいんです!!
実は、本殿脇に県の天然記念物のイチイガシがあったようですが、他の木たちに気を取られてスルーしてしまいました(-_-;)
こちらでは 梶原景時(かじわらかげとき)のスタンプをゲット。
2.独鈷の湯(とっこのゆ)
修善寺温泉といったらこの写真!というくらい有名な風景。
しかし、かつて県内ニュースで”建物が流された”というニュースを見ました。
実はそんなことも忘れてその直後(2005年1月)訪ねたときのようすがこれ。
独鈷の湯は流失するわ、修禅寺本堂は修復中で見られないわだったので、あまり観光した記憶が残っていないのもムリないですね。
その後再建された独鈷の湯は、(流失を避けるため)少し下流に移転したそうです。
なお、現在は入浴禁止で柵の外からの見学のみとなっています。
こちらには、八重姫の父親でもある 伊東祐親(いとうすけちか)のスタンプ。
独鈷の湯に入れなくてもご心配なく。
すぐ横には足湯「河原湯」があります。
なお、対岸の「独鈷の湯公園」でもスタンプゲット(比企能員-ひきよしかず-)できますのでお忘れなく。
今回は独鈷の湯公園のほうに渡らずに対岸(修禅寺がある側)を上流に進みます。
スタンプをゲットする順番には特に制約もありませんので、このあたりの混雑状況によっては、修禅寺正面の広い橋(虎渓橋)を独鈷の湯公園に向かっていくのが歩きやすいと思います。
桂橋
修善寺のもうひとつのシンボルである赤い橋。
全部で5つありこれらの橋は恋愛成就のパワースポットとして人気があるそうです。
3.竹林の小径
竹林といえば京都嵐山ですが、小京都 修善寺にも小規模ながらあります。このほかにも桂川、嵐山、渡月橋といった京都らしい地名を見ることができます。
中央にはちょっと休憩できる円形のベンチ? 「八重姫」もいます。
夜になるとライトアップされるそうで、宿泊した際にはそぞろ歩きが楽しめそうです。
ちなみに平日午前中は観光客より、地元の方のお散歩の割合のほうが多いです(笑)
そしてこの時期、筍がニョキニョキ頭を出していました~(採取禁止です)
竹林の小径から再び橋を渡り対岸へ。
楓橋
楓という名がついているくらいなので、周辺はもみじがいっぱい。
紅葉もいいと思いますが、私はこの赤と緑のコントラストが大好きです♡
◎ギャラリーしゅぜんじ回廊
入場無料のギャラリーで企画展示が行われています。
観光案内窓口やトイレ、ベンチなどもあるのでちょっとした休憩に最適です。
また、こちらは2つあるスタンプラリー景品交換窓口のひとつとなっています。
ここで引き返そうと思ったのですが、よ~くスタンプの数を数えてみると狙っている景品(8個)への最短ルート(なるべく徒歩で完結)は、もうひとつ経由しなければなりません。
4.赤蛙公園
作家 島木健作の「赤蛙」の着想のきっかけとなったスポット、だそうです。
他の史跡とはちょっと違うな~という感じはしましたが、桜がきれいに咲いていたので良しとしましょう。(文学にはまったく疎いので・・・)
ここには「阿野全成」がいます。
ずいぶん長くなってしまいましたので、後半に続きます。