2021年秋の宮崎・大分旅行記です。
2日目は別府・明礬(みょうばん)温泉にあるホテルさわやかハートピアに1泊2食付きで宿泊しました。
旅は大分県竹田市から、途中日没を迎えながら山道を走り別府市内入り。
大分県に宿泊するということで温泉地にこだわり、別府八湯のひとつ明礬温泉に宿をとりました。
明礬(みょうばん)温泉とは
温泉湧出量、源泉数ともに国内トップの温泉地である別府温泉ですが、別府八湯と呼ばれるそれぞれ泉質や風景が異なる温泉地が点在しています。
そのうちのひとつが明礬温泉です。
江戸時代は明礬の採取地として栄え、同時に湯治場として発展しました。
別府の町を見下ろせる高台にあり、その中心には明礬地獄と呼ばれるスポットもあります。
(2004.11撮影)
別府を訪ねるのは17年ぶり。
前回は市内の別の温泉地に宿泊しましたが、ドライブ中ここに立ち寄り、その風景に感動。湯けむり上がり、硫黄臭がただよう”これぞ温泉”な風景に一目惚れです。
次は絶対このエリアに宿泊すると決めていたのです。
お宿は ホテルさわやかハートピア明礬を利用しました。
以前は公共の宿だった施設で、外観も保養所風です。
建物の後ろは東九州自動車道の高架橋です。
「ホテルさわやかハートピア明礬」を選んだ理由
じゃらんnetで、口コミを参考にコスパ重視で見つけたのがこのホテルです。
静岡県民は「さわやか」という言葉にピッと反応する習性もありますが(笑)
さらに決め手となったのは、以下の3つです。
・2種類の温泉が楽しめる
・客室数が少なめ(20室程度)
・車でのアクセスが良い
私は基本、お宿でゆっくりする旅を求めていないので(回遊魚女です・・・)短い滞在で温泉とお食事を楽しむという点では、十分なお宿でした。
コスパでお宿をチョイスしたいという方にはおすすめです。
ホテルのようす
ホテルへのアクセス
別府市街地から明礬温泉(明礬地獄)へ向かう国道500号線沿いの坂道沿いにあります。(カーブしているので出入りに注意が必要)
別府インターからも10分ほど。駐車場も十分あり車でのアクセス抜群です。
到着したのは予定より遅れて午後7時近く。
心配してお電話をいただいたり、到着すると駐車場までお出迎えに来てくださりと、ずいぶんとお気遣いいただきました。
対応してくださったスタッフのみなさんすべてが感じの良い方ばかりで、家庭的な温かい雰囲気のお宿でした。
客室(和室7.5畳タイプ)
予約したお部屋はシングルの洋室だったのですが、禁煙・喫煙の指定がありませんでした。チェックインの時に「臭いが気になるようであれば変更します」とのこと。
確認したらやっぱり気になるので変更をお願いしたところ、代替えの部屋もすでにスタンバイ済みでした。
(普段ベッドなので)お布団では寝つきが悪かったするのですが、今回は爆睡できましたZzz・・・
浴衣はエレベーターホール近くに用意されています。電子レンジ、自販機もあります。
通常はホテル内を探検して写真もたくさん撮るのですが、多分運転でへとへとになっていたのでしょう。かなり写真が少ないことに後で気づきました。
館内は(温泉も含め)バリアフリーが行き届いているということもあり、ご年配の宿泊客が多かったように思います。
部屋で一息ついたらすぐに夕食です。
ホテルさわやかハートピア明礬のお食事
夕食、朝食ともに1階のお食事処でいただきました。
夕食
先付けとお造り。魚好きな私は、地物のお刺身がうれしかったです。
お肉系は、牛肉の陶板焼きと揚げたてのとり天。
とり天がサクッサクでおいしく、おかわりしたいくらいでした(リクエストしてもよかったのかな?)
秋らしいご飯ものとお吸い物。
なんと!この松茸の土瓶蒸しがいただけるとは・・・感激です。
最近はそんなに量も食べられない私にとっては十分なボリュームでした。
この後、温泉も控えているので満足な量でした。
朝食
御膳で用意していただいた和食です。
朝食はビュッフェのお宿が多いですが、食べることだけに専念できる御膳もラクでいいですね。(年をとったな・・・私)
外湯と内湯で2種類の温泉を堪能
さわやかハートピア明礬では、単純泉と硫黄泉の2種類の源泉かけ流しの温泉が楽しめます。また、宿泊客は無料で1回貸切風呂が利用できます。
到着した日は、ラムネ温泉に立ち寄ってきたばかりで、さらに運転でクタクタだったので内湯だけを利用。翌朝外にある貸切風呂を利用しました。
内湯
(写真は公式サイトよりお借りしました)
2階にある大浴場は、無色透明の単純泉でやわらかなお湯でした。
浴槽も十分すぎるほど広く、こういう時期なのでほぼ貸切湯のようにゆっくり楽しめました。
大浴場入口には広い娯楽スペースと湯上り処(畳の間)がありました。
森の離れ湯
翌朝は予約した午前7時に貸し切り風呂へ。
フロントで鍵をいただいて、ホテルの裏手へ100メートルほど進むと小径の入口です。
ホテルの敷地は広く自然豊かです。少し肌寒さはありましたが清々しい朝です。
今回利用したのは、女湯の左手にある建物 もみじの湯です。
脱衣場、洗面所、シャンプーなども完備された建物です。手作り感があります。
にごり湯の見た目だけでも効きそうな感じですが、硫黄の匂いにつつまれたこの空間、硫黄のアロマ効果!?でも癒されます。
単純硫黄泉はPH3という強酸性ですが、特に私はピリピリしませんでした。
面の皮も厚いけど肌も頑丈なんです。めったに肌荒れしませんから~(苦笑)
古い角質を溶かし、新陳代謝も活発にしてくれる強酸性の温泉は、まさに私が求めていた温泉なのです。
貸切風呂の制限時間は50分。
最初は、そんなに長時間入るつもりはなく、隣の露天風呂とはしご湯をしようと思っていましたが、いやいや一度浸かったら心地よ過ぎて、出るに出られなくなり・・・
半身浴と全身浴を繰り返していたらあっという間に40分ほど。
芯から温まって、お肌もしっとり。大満足で温泉を後にしました。
まとめ
あわただしいスケジュールで宿泊しているので温泉には2回しか入れなかったのが心残りですが、明礬温泉は私の体質にピッタリでした。
私の旅のスタイルは、史跡や寺社など可能な限り現地のスポットを巡りたいので、非日常的な豪華な施設や食べきれないほどのごちそうは求めていません。
動けるうちは動きまわります!!
こちらのお宿は、コストパフォーマンスにすぐれていて、私のように短時間の滞在でも温泉の質を求める人、そしてお手頃に数泊して湯治したいという方におすすめです。
日本一の温泉地別府には、本当にさまざまなタイプの宿泊施設がありますので、泉質とあわせて選んでみると良いと思います。
なお、記事内でご紹介した内容やサービスは、新型コロナ感染拡大によって変更される場合がありますので、利用される場合は事前に確認をお願いします。