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【佐賀の旅10】町全体がギャラリー 有田・伊万里の町をドライブ そして歩いてみた!

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2022年10月の佐賀県の旅行記です。

陶山(すえやま)神社に行く前後に、伊万里から有田の町を走りましたが、それはそれはもう町に入った時からここは何か違うなという雰囲気を感じました。

焼き物にはまったく詳しくないド素人でも面白いなと感じた 町歩き&ドライブで見たものをご紹介します。

www.momoyorozu.net

 

橋の欄干に壺がドーン

車で走っていて度肝を抜かれました。思わず脇道に停車して撮影タイム。

軽く(壺本体のみで)1メートル以上はあります。

私が見たのはこれくらいなのですが、町のあちこちにはもっとド派手な赤や青、金色の色彩豊かな壺や人形などが街頭に飾られているそうです。

最近は橋の装飾や銘板を盗む輩もいる物騒な世の中で心配ですが、逆にデカすぎて「持って行けるものなら持っていってみろ」・・・な感じでしょうかね(苦笑)

デカい焼き物といえば、中部国際空港からほど近い愛知県常滑(とこなめ)市内には、道路を見下ろすこんな招き猫がいます(笑)

 

公園の休憩所の壁も有田焼

ナビで見かけた「大イチョウ」ポイントを目指していきましたが、ちょっと早かったようです。

柱には「泉山口屋番所跡」と書かれています。

有田焼の製造工程の機密が漏れないように人とモノ(原料)を取り締まるお役所があった跡です。佐賀藩にとってこの産業は重要なものであったことがわかります。

敷地内は公園のようになっていて、東屋の中にはこんな壁画も。

 

ここにあった案内標識が気になる、気になる・・・

特に「泉山磁石場」が気になります。

しかし、周囲には観光客どころか、地元の人もまったく歩いていません。

まあ、レンタカーなのでとりあえず行ってみます。

 

泉山磁石場に行こうと試みた

泉山磁石場(いずみやまじせきば)は国指定史跡にもなっている陶石の原材料を採掘する場所。

日本ではじめて陶石の原料が発見され、有田焼が誕生するきっかけになった地でもあります。

「ブラタモリ」で紹介されていたこともすっかり忘れていて、最近流行りのパワースポット(磁場)と勘違いしていました~('◇')ゞ (帰宅後に「ブラタモリ」で復習)

観光客もちらほらいるのでは、と思ったのですが甘かった・・・

途中まで案内標識があったのですが、このあたりで案内が途切れて撤退。

これは相撲場のようですが、なぜに相撲!?

 

泉山磁石場についての詳細はこちら

www.arita.jp

なお、現在はこちらで陶石は採れないそうで、国産の陶石は熊本県の天草で採掘したものを使用しているそうです。

実はこの半年後(2023年4月)に天草に行ったのですが、偶然にもこの話をお宿の方から聞きました。旅のつながりに驚きました~

 

有田の目抜き通りを歩いてみたけど・・・

重要伝統的建造物群保存地区に指定されている有田(内山)の町。

約2kmの範囲が保存地区となっています。

町並みの写真を撮りたいと思いつつ駐車場が見つからず、何度か車で往復しながらやっと観光客用の無料駐車場を見つけました。

赤いPのマークの看板を入ったところに10台ほど停められます。

歴史を感じる重厚な建物が並んでいます。

陶磁器の販売をしていると思われるお店がたくさんありますが・・・

月曜日ということもあり休業日の店が多く、町はひっそり。

ガラス越しに撮影させていただきました。

どうやらこの数週間後に焼き物のイベントがあるようで・・・

(唐津くんちに続いて)またまたタイミング外しちゃってる私。見学終了!

 

トンバイ塀のある裏通り

駐車場近くにある風情のある塀は、陶器を焼くための窯に用いた耐火レンガ(トンバイ)の廃材で作られています。

この先を歩いていくと、窯元など製造にかかわる建物などがあります。

 

駐車場にあった電話ボックスにも有田焼の装飾。

ということで、ド素人の有田見学はこんなところで終了です。

 

有田のプチプラみやげ

陶磁器の「と」の字もわからないので、いきなり茶碗や皿を買うわけにもいかず、初心者にピッタリなプチプラみやげです。

有田焼スプーン

1本500円ほど。柄も多彩で悩みましたが、案外地味目に落ち着きました。

 

伊万里焼饅頭

「JAL国内線ファーストクラス」のラベルにつられて購入しましたが、大変美味でした。蓋つき茶碗と焼き物のひび割れを再現した芸の細かさにも脱帽です。

 

いずれも「道の駅伊万里 ふるさと村」で購入しました。(旅行支援クーポンありがたく使わせていただきました~)

 

まとめ

有名な陶磁器の町ですが、なんでもない時(特に月曜日)は、閑散としています。

馴染みのお店などがある通の方は別として、私のようなド素人(陶器と磁器との違いもよくわかっていない)が行ってもその良さを感じるのは難しいかもしれません。

やはり楽しめるのは、春と秋に開かれる陶器市だと思います。

 

通年で楽しめる施設としては、ブラタモリの有田焼の回で冒頭にタモリさんが訪れていた宮殿のようなミュージアムもおすすめかと。

www.arita-touki.com

県立のミュージアムもあるそうなので、どっぷり1日陶磁器三昧の旅ができそうですね。

saga-museum.jp

 

今回は陶山神社をメインに訪ねましたが、有田は奥が深そう。

再訪したいリストに登録しておきます( ..)φメモメモ

 

この先、旅は武雄~嬉野へ向かいます。