2017年9月に参加したペルー周遊ツアー旅行記です。
マチュピチュ遺跡をガイドさんとともに午前中の3時間みっちり歩いた後は、遺跡内にある唯一のレストラン「サンクチュアリロッジ」でビュッフェランチです。
サンクチュアリロッジでのビュッフェランチ
遺跡入口にあるサンクチュアリロッジは、秘境リゾートの高級ホテル。
宿泊となると庶民には高値の華のホテルですが、ここでのランチがツアーには含まれていました。
このレストランも期待を裏切ることなく、質の高いペルーのお食事を楽しめました。
こういう料理を振り返ると、スペインやイタリアのオトクなツアーの食事が空しくなります・・・
標高が高いことも忘れて、「満腹コース」に突入〜〜
緑黄色野菜や豆類、魚介も含めて食材豊富&栄養満点のビュッフェ。まあ、お米はアレですが・・・
料理の奥にある黄色の飲み物はご当地ドリンクの「インカコーラ」
ちょっと甘ったるくて、炭酸の効きも弱め。オロナミンCの”出来損ない”みたいな感じ!?
午後のトレッキングの出発まで時間的な余裕もあって、ゆっくり食事をしながらツアーメンバーたちとのおしゃべりも盛り上がりました。
このようなレストランを確保してもらえるのはツアーの良さだと思います。
なお、遺跡内は飲食禁止となっています。
軽食を持参した場合もいったん退場してゲート付近で食事をとり、午後再入場して観光となります。
オーバーツーリズム気味な昨今、規制は年々厳しくなり、料金もどんどん上がるばかりのマチュピチュ遺跡。
入場券も午前・午後それぞれ購入しなくてはならないため、半日で遺跡を後にする人も多いようです。
バス停は下山するためにバスを待つ人たちの長蛇の列
レストランの窓からちょっと余裕な私たち(^^)v
ちなみに、このレストランには無料Wi-Fiがありました
(ウェイターさんに聞いたらパスワードを書いたレシートのようなものを持ってきてくれました)
インカ道を歩いて「太陽の門」を目指す
午後の部は、インカ道(古道)を歩いて 太陽の門(インティプンク)を目指します。
自由参加でしたが、なんと!ツアーメンバー全員参加という快挙。
70代の人も数名いらっしゃいましたが、タフな方ばかりです。
このお天気なら行かない理由がありませんよね~。
遺跡に再び入場
2017年7月から午前と午後にそれぞれに入場券が必要となり、午後券とパスポートを再び提示して遺跡に入場します。
午前中に歩いた急坂を登るルートを再び進んだ後、TO SUN GATE(太陽の門)の看板に沿って歩きます。
インカ道の石畳へ
「古道」なんていうので、もっと険しい道を歩く覚悟をしていましたが、意外と広く、しっかり整備されている歩道でした。
日本でいうところの熊野古道や中山道のように整備状態は良好です。
ただし、道のりはゆるやかな上り(途中、石段もあります)。
ガイドさんも全員のペースを配慮しながら歩いてくださいました。
天気予報では、午後にわか雨があるとのことでしたが、見事にハズレ。
良い意味で天気予報に裏切られました。
午前の遺跡内見学ではほとんど日陰がない状態でしたが、インカ道では、木々が日除けになってくれて助かります。
「タンボ」でひと休み
30分ほどで石垣が立ち並ぶ遺跡のようなところに到着。えっ、もう着いちゃった? と思ったら違いました。
ここは、タンボといわれる宿泊エリア&関所のような場所だったところ。
まさにこれも日本の主要街道の”宿場町”みたいなもの?
振り返るとマチュピチュ遺跡が眼下に小さく見えます。
かつて人々は、クスコからインカ道を通ってここマチュピチュまでやってきていたので、ここで「ゴール間近」と、気分も高揚していたのでしょうか。
ここにも巨大な岩がありました。お墓のようにも見えます。
それにしても、この土台の石積みが日本の石垣”野面積み”のまんまじゃん・・・
こちらはマチュピチュにあったインティワタナ(日時計)にも似ています。
ふと、巨岩の足元を見ると・・・
日本のものに比べたら2周りくらい大きくて、地域性の違いを感じます。
休憩をはさみながらゆっくりすすんで、マチュピチュ遺跡の入口から1時間半ほどで目的地に到着です。
インティプンク(太陽の門)
どうしても日本の城の石垣に見えてしまいます。
「日本の城址で撮影した」といっても信じてもらえそうなショット。
岐阜の岩村城とか?(行ったことないけど)沖縄の城とか・・・こんな感じかな。
インティプンクの看板
遺跡入口が2400mなので、300m登ってきたことになります。とりあえず高山病も大丈夫のようです。
この看板の先にはインカ道が続いています。
マチュピチュに(電車で)向かってきた時に通過した橋の付近から、キャンプをしながら3〜4日かけてこちらにやってくる人気のトレッキングのルートだそうです。
先日、「世界ふしぎ発見」で放映されていましたが、4000m級の峠を越えるかなり苦しそうなルートでしたので目指そうとは思いませんが(苦笑)
私たちはここで再び遺跡のほうに引き返します。
バスで登ってきたジクザグの道、谷底にはマチュピチュ村の線路や川が見えます。
マチュピチュ遺跡の写真や映像は頻繁に見ますが、こういうショットは行ってみてはじめてわかる貴重な風景です。
段々畑
帰りは楽勝と思ったのですが、急な階段は下りの方が大変だったりします。
道は整備されているとはいえ、反対側は柵のない崖なので油断できません。
マチュピチュ遺跡に再び戻ったのは午後4時頃。
午前中にあんなにいた観光客もほとんど去ってしまい、これはこれでゆっくり見学できそうなチャンス!
このあたりでガイドさんと解散し、バス停まで各自ということになったのですが、時間ギリギリまで余韻に浸ろうと頑張りました。
貯蔵庫の中はこんな感じ
が、乗り遅れるとシャレにならないので最後は急ぎ足でバスへ。
昼食時はあんなに混んでいたバス乗り場でもまったく待ち時間なしでした。
ハイラム・ビンガムロードを下り、マチュピチュ村のホテルへ戻ります。
マチュピチュ遺跡めぐりとマチュピチュ村の滞在を連泊で楽しみ、翌朝は、いよいよ最後の観光・滞在先のクスコへ戻ります。
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