<2017.10に参加したペルーツアーの旅行記です>
マチュピチュ村入りした翌日、いよいよ旅のハイライト、マチュピチュ遺跡へ向かいます。
遺跡の麓に宿泊しているので、早朝から電車で移動するツアーに比べてゆったりスケジュールです。
この日程もツアー選択の大きなポイントなのです。
ホテルでビュッフェの朝食です。
朝から多種のフルーツや温かい料理も揃い、さらに、オムレツも専用カウンターでリクエストに応じて作ってもらえました。
マチュピチュ村は朝から安全にお散歩もできます
食後は、少し時間があったので町の中心にある広場までお散歩しました。
途中に、かわいいごみ箱を発見!
列車か徒歩しか交通手段がないこのマチュピチュ村の中は、観光客とここで働くスタッフたちだけ(だと思います)の、秘境リゾート
治安も良く、ひとりでぶらぶらしても大丈夫な感じです(常識的な時間なら・・・)
10月は春ですが、日本の10月とほぼ同様の気候です。
ホテルから坂を下りた1〜2分のところにある広場
教会の他、飲食店などが立ち並ぶ村の中心ですが、朝は人も少なくひっそりしています。
ぐるりと川の方へ歩いてみました。
山の影になっていますが、どうやらお天気は絶好のハイキング日和です。
日焼け対策は、おのおの抜かりなく!(笑)
シャトルバスに乗ってマチュピチュ遺跡へ
お散歩の後、支度を整えて集合&出発です。
マチュピチュ遺跡へは定員20名ほどのシャトルバスに乗車します。
行かれた方の旅行記を拝見していると、バス待ちの行列がすごいとのことでしたが、この日は驚くほどスムーズに乗車できました(ガイドさんもビックリなくらい)
列車と同様に、パスポートと名前の記されたチケットを提示します。
マチュピチュ遺跡への看板
遺跡を発見した探検家の名前からつけられたハイラム・ビンガムロードを登っていきます。
ロードと行っても、ヘアピンカーブの続く山道。乗車時間は短いのですが、車酔いする方は酔い止めが必要かも…
石畳ですが、一応舗装はされています。
この山道、日本人は”日光いろは坂”に例えるそうですが、私的には奈良・吉野山(上千本から奥千本)での山道とそっくり。あちらのほうがスリルありましたが(苦笑)
坂を登ってもなかなかマチュピチュ遺跡は姿は見えません。
ウルバンバ渓谷の尾根に作られた空中都市は、クスコを首都とするインカ帝国がスペイン軍に侵略された時にも発見されなかったため、破壊されることなく、奇跡的に残ったというのも頷けます。
30分弱で遺跡の入口にあるバス停に到着しました。
標高はマチュピチュ村の2000mから400m上がってきました。
入口のトイレは有料ですが、遺跡の散策がスタートするとトイレはないので、ここでみんな一斉にGo~
谷底のマチュピチュ村の朝はヒンヤリしていましたが、太陽が昇り、さらには尾根を登ってきているので日差しが強くなり、汗ばむような陽気になってきました。
とはいえ、この青空、まさに絶好のハイキング日和です。
バスで私の隣に座っていた外国のギャルたちは、肩出しのブラウスにショートパンツというファッションだったので、こちらが心配になってしまいましたが、ある意味正解!?
これだけ生足出せるって、オバサンはうらやましい限りです(~_~;)
一方、マジメな日本人たちは、ツアー出発前に言われたとおり、長袖・長ズボン、さらには虫よけ、手袋など完全防備の人が多かったです。
ちなみに、長袖のシャツをまくっていた私は、腕から手にかけて(虫よけスプレーも効かず)ブヨに刺されまくりました~
そして、ペルーはどこに行っても、放し飼いの大型犬がゴロゴロ
野生の犬ではなく、それなりの番犬としての役割があるそうです。(夜に働くらしい)
それにしても無防備すぎっ
写真の上、人が並んでいる小さな小屋が入場ゲートです。
ゲートでは、列車と同様にパスポートとチケットを提示します。
人気の高まりとともに年々入場料も上昇し、さらにこの7月からは、半日ごと(午前・午後)でそれぞれチケットが必要となったそうです。
1日に入場できる人数も制限されています。
半日で約5000円ほどする入場料は、世界遺産の中でも”トップクラス”
これを聞いて、富士山も混雑を緩和し、自然景観を維持するためにも5000円とはいいませんが、登山客全員からそれなりの入場料(登山料)を徴収するべきだと思います(by.静岡県民)
話はそれましたが、ゲートを入ってもまだ遺跡は見えません(泣)
歩道沿いの石垣を見上げると、それはまるで日本のお城ではありませんか!
日本のマチュピチュと言われる竹田城のルートと似ているような気がしました。
マチュピチュ遺跡の階段は、最初が勝負!
それらしい建物(貯蔵庫)を見ながら階段を上ります。
いきなり胸突きの階段をひたする登る、登る・・・実は最初がいちばんキツいのです。
ガイドさんもこまめに休み全員の様子を見ながらすすんでくださいます。
約15分ほどで展望スポットに到着すると、夢にまで見たこの景色が目の前に広がります。
来ちゃいましたよ~とうとうここまで。感動の瞬間です。
テレビ番組でここを訪ねた女優さんやレポーターが、涙を流したりするのを時々見ますが、その気持ちわかるわぁ〜
こんな秘境に400年以上も前に遺跡が作られている事実、それ以上に(文明の利器を利用してたどりついたとはいえ)ここに到達できた自分自身に感動しているの、かも!?2]
ここでしばらく撮影タイム。みなさん思い思いに景色を撮影したり、シャッターを押してもらったり、ガイドさんや添乗員さんたちと一緒に記念写真を撮ったりしていました。
正面に見えるのは、約2700mのワイナピチュ山(若い峰の意味)
私たちのいる背後には、マチュピチュ山(老いた峰の意味)があり、その尾根に作られた遺跡がマチュピチュ遺跡ということになります。
ところで、そのワイナピチュ山を回転してみると・・・
人の横顔に見えます! かなり鼻が高くて彫りも深いイケメンです~(笑)
「皇帝の顔」といわれていますが、もしそうだとしたら、自然の山を借景にすることを計算して、ここにこの町が造られたということになります。
インカ文明は文字を持たないため、この遺跡に関しての記録がなく、それゆえに謎が多く、人々をとりこにしてしまうのでしょう。
ここで、1時間くらい座っていても飽きない気がしますが、ツアーですからのんびりもしていられません。
見張り小屋へ向かいます。
つづく