2017年11月の鳥取県横断の旅 つづきです。
米子鬼太郎空港からレンタカーで向かったのは、県境を越えたお隣・島根県。
島根と鳥取が入り組んだところなので、目的の美保神社まで車でわずか20分ほどでした。のんびり空港周辺を過ぎるとのどかな道でした。
商売繁盛・海運の神様 えびす様の総本社
すぐ前は海、小さな漁港に面したところに神社はありました。
格式の高そうな雰囲気が漂う神社です。
日本神話に基づく神様を祀る神社の多い島根県や三重県の神社は、出雲大社や伊勢神宮といった神社以外にも、なにか独特なパワーというか良い雰囲気があります。
美保神社について
美保神社は、出雲大社のご祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)の
御子神である事代主神(ことしろぬしのかみ)=えびす様 と
御后(きさき)神である三穂津姫命(みほつひめのみこと)を祀る神社です。
全国に三千社以上ある恵比寿さまの総本宮です
商売繁盛、海上安全、大漁などのご利益のほかに、「鳴り物」の神様として音楽や楽器の奉納もあるそうです。
さらに、この美保神社の注目すべきところは、出雲大社と併せて参拝する「両参り」で縁結びのご利益も倍増するといわれています
今頃知っても遅いわ~ 20年前に出雲大社に参拝したときに知っていたかったよ(悲)
美保神社の境内
参道入口には、社殿造営に関する大きな看板がありました
重要文化財の建造物もあります
神門
さすが出雲の国。立派な注連縄に見とれてしまいました。
社殿(重要文化財)
手前が拝殿。その奥には左右対称の本殿があります。
本殿は、
向かって右側「左殿(大御前、おおごぜん)」に三穂津姫命
向かって左側「右殿(二御前、にのごぜん)」に事代主神が祀られています。
屋根の千木(ちぎ)の向きを見ると神様の「性別」が分かります。
大社造を装束の間でつないだ特殊な形式で、美保造または比翼大社造といわれる珍しい建築様式だそうです。
江戸後期1813年に建てられ、重要文化財に指定されています。
拝殿は、
築地本願寺(東京)や平安神宮(京都)などの建築で知られる伊藤忠太氏の設計によるもので、昭和3年に建てられたものです。
船庫を模しているという建物には壁がありません。内部は梁がむき出しで、天井もないという斬新なつくりになっているそうです。
御神竹
「御神木」ではなく「ご神竹」というのははじめて見ました。
絵馬は、海の神様らしく「釣竿」タイプです(笑)
”禊の雨”が降ってきた!?
社殿の周囲をぐるりと歩いていたところ…突然雨がザザーっと降りだしました。
車を降りた時には晴れ間が出ていたので傘は車の中・・・ 社殿の軒先をお借りして少々雨宿りです。
幸い雨は数分で止んでくれました。これは、まさに禊(みそぎ)の雨なのかな?
基本「晴れ女」の私ですが、昨年からこのような場面に何度か遭遇しており、何かのサインかしら??と思ったりします。
鳥居を出るころには雨もやみ、正面には穏やかな海が見えました。
美保神社の御朱印帳と御朱印
こちらでは、鯛の刺繍の入ったご朱印帳を購入することができます。
”商売繁盛”を願って縁起の良いこちらを購入してきました。
ご朱印
美保神社の駐車場
小さな湾に面した場所に無料駐車場の案内がありましたので、そちらを利用しました。神社までは徒歩2~3分です。