2018年12月の鹿児島の旅 つづきです。
お天気にも恵まれ、鹿児島市内からいよいよ桜島へ渡ります。
この記事では、観光客にはちょっとわかりにくかった桜島行きのフェリー乗り場への行き方と、そして、想像よりはるかにお安く、快適に桜島へフェリーで渡ったようすをお伝えします。
今まで数回鹿児島県を訪れていますが、私にとって桜島というのは、富士山と同じで”離れて見てナンボ”のものだと思っていました。
わざわざ足を踏み入れるより、その景色の美しさを愛でるものだと(^^ゞ
結論からですが、桜島ですごく貴重な体験(噴火の瞬間を目撃&火山灰をたっぷり浴びる)をしました。
今となればいいネタになりますが、現地では本当に腰が抜けそうになるほどでした(笑)
やはり、行ってみてこそ味わえる感動や衝撃があるから旅はやめられませんね~
鹿児島港フェリーターミナルへ車での行き方
鹿児島市内から桜島に行くにはフェリーに乗ります。
所要はなんと15分。近いんですよ。
まずはフェリーに乗ることがミッションですが、事前にしっかり調べもせずに(一応出航の間隔とざっくりとした料金くらいは把握)、ナビに案内してもらえば簡単に乗れると思っている私。
上記写真の交差点で停車中、ナビは「この信号を直進」といいます。
ナビのいうことを聞いて直進したところ、タクシーやバスの乗降場所になっており、ぐるりとまわってまたこの交差点に戻ってしまいました(泣)
それってただの送迎レーンなんじゃありません?
そうなんです、ナビがおバカだったのです(苦笑)
車ごとフェリーに乗りこむ場合は、この左手にある赤い歩道橋を通過し、2つめの信号を右折です。
後でみたら歩道橋に横断幕が大きく掲げられていましたけど・・・
市街地方面から来た場合は、とてもわかりづらいので信号の下に表示を出してほしいと思いました。
※桜島フェリーのサイトにも初めて利用する人向けの説明がありました。
先述の写真の交差点に来てから10分近くぐるぐると走り、やっとフェリー乗船待ちの最後列に並びました。
桜島フェリーの乗り方と支払いについて
桜島フェリーの出航は日中で15分間隔。
料金は(おとな)160円です。(2022.3現在 200円となっています)
宮島もそうですが、生活する人々がいる島への航路なのでまるで路線バスのような感覚で利用できるのです。(私の地元のバスより全然本数多いし)
さらに「24時間運航」なんて頑張りすぎじゃありませんか?
ほとんど待たされることなく誘導されるままに進んでいくとフェリーに乗せられてしまいました。ぎっしり車が詰まっています。
フェリーというものは観光で乗るもの、すなわち非日常な乗り物な私。
いや~、もうこれだけでテンション上がるわ~
しかし、一昨年に乗った伊勢湾フェリーとはまったく違いました。
そもそも料金も払わず積み込まれてしまったんですけど。どうなっちゃってるんですか?
停車後すぐに車から降りる人、車に乗ったままの人、と様々です。
この流れ、私はどうすりゃいいのでしょう。困った・・・
係の人を見つけてお尋ねしました。すると「降りる時に料金所で払ってください」とのこと。車利用の人も、そうでない人もみんな後払いなのです。
心配になっておおよその料金もお聞きしたところ1500円(運転手の乗船料込)くらいとのことでした。
桜島フェリー わずか15分の船旅を船内で楽しむ
わずか15分の船旅ですが、お天気もいいので楽しまなくっちゃ。
客室へGo!
乗船したのは、2015年に竣工したばかりのいちばん新しい船 第二桜島丸(サクラフェアリー)でした。
収容人員は600名。乗用車は60台ほど積載できるそうです。
人はそうでもありませんが、車両のキャパシティがいっぱいのようです。
12月にしてはポカポカ陽気なので、船内に座っていてはもったいないとデッキへ出てみました。
桜島が絵になりますね~ あまり噴いていませんけど・・・
(この後とんでもないことになるなんて夢にも思わず桜島に向かっている私)
鹿児島の市街地に別れを告げます。旅は一方通行なのです(笑)
デッキを前に後ろにカメラを持って走り回ります。
この動きっぷりは”船酔いして客室にじっとしていられない人”と誤解されてるかもですが違います!
デッキ前方にいるのはほとんど外国のお客様でした。
下船して料金をお支払い
まもなく下船。車に乗り込むと前の車は外国人の運転のようです。
レンタカーのお店で聞いたら隣国の方の利用が多いそうです。
この方たち相手に事故ると面倒なことになりそうなので、運転も気を付けなくっちゃ。
着岸して車が動き出す流れに沿って下船するとその先に料金所がありました。
まるで普通の道路を走ってきた感覚です。
平日なので営業車も多かったです。
料金所ブースについて請求された金額は、なんと! 1150円。
車(レンタカーはトヨタ・ルーミー)と私の乗船料込ですよ。なんという安さ。
複数人で乗れば運転手以外の乗船料(ひとり160円)がプラスになるだけです。
(2022.3追記 上記と同じ条件で1400円に改定されています)
伊勢湾フェリーではチケット購入時に車検証を提示し、車の大きさを確認して料金が決まるのですが、桜島フェリーは目視。
船内で聞いたときは1600円くらいといわれましたが、料金所に行ったら安くなっていました。料金所の担当者さんの判断次第??
私は現金で支払いましたが、各種クレジットカード、交通系ICカード、電子マネーでのお支払いも可能です。
桜島に上陸!
フェリーを降りて、最初に向かったのはビジターセンター。
こちらで桜島を予習してから周遊ドライブに向かいます。
周遊バスもありますが本数が限られているので、桜島観光はレンタカーが便利です。