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【旅のよろずごと】現地ツアー参加のススメ

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旅のスタイルは、旅の経験値や個人の性格にあわせてパターンが分かれます。

「完全個人派」「パック(航空券+ホテル)利用で現地は自由行動派」「添乗員同行ツアー派」の3つに大きく分類できると思います。

私は国内は「完全個人派」ですが、個人で行きにくい場所は主に現地ツアー参加。

海外は、若いころは友達と一緒に行く「パック(航空券+ホテル)利用で現地は自由行動派」タイプでしたが、年齢を重ね今では「添乗員同行ツアー派」のお手軽さにどっぷり浸かっています。

とはいえマイルもたまったので、昨年はじめて海外特典航空券を利用して台湾に「完全個人派」で行ってきた、という感じです。そして、今年もすでに予約済みです。

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「現地ツアー」参加のススメ

今回オススメしたいのは、どんな旅のスタイルにもきっと合うものが見つかる 現地ツアー への参加。

私は、ここ数年ですが国内外問わず現地ツアーを利用することで、旅の準備の手間を減らしつつ、結果的には旅の満足度も高くなっていることを実感しています。

私の経験談なども含めて、現地ツアーについてまとめてみました。

 

 

現地ツアーとは

文字通り旅行先の国・地域から発着するツアーです。その地域をよく知る地元ガイドがみどころを案内してくれるツアーです。短いもので数時間から長いもので数日となります。

国内外問わず、近年ではネットが発達したこともあり、個人でも情報収集しやすくなり、申し込みも手軽になっています。現地ツアーを集めたサイトではクチコミなども選択に役立ちます。

 

現地ツアーのメリット

〇チケットなど予約の手間が省ける

人気の観光施設は現地でチケット購入だけ長蛇の列ですが、予約の手間を代行してもらえ確実に入場できるのがいちばん大きなメリットです。

イタリアの有名美術館はどこもチケットを買うだけで大行列でしたが、私たちは予約専用の入口から入ることができました。

ネット経由でチケット予約できる施設が増えているとはいえ、日本語対応していないところも多く、言葉の壁が心配という方にもオススメです。 

 

 

〇不慣れな土地でも安全・安心

たいていはホテルまでの送迎してくれたり、わかりやすいターミナル駅など集合になっています。不慣れな土地で観光スポットまで移動する苦労も軽減できます。場所によってはガイドがいることで治安的にも安心して行動できます。

 

 

〇時間を有効活用できる

複数のスポットをめぐるオプショナルツアーでは、多くはバスを利用して効率的に巡ります。個人で公共交通機関を利用して巡る場合と比較すると、時間的節約メリットが大きいです。また、複数の観光先の中には、個人では行く予定がなかった、知らなかったというところも含まれることもありますが、これが意外にも新発見があります。

昨年の台湾では、台北発で台中の1日オプショナルツアーに参加しました。宮原眼科とレインボービレッジ(彩虹眷村)が目的でしたが、ツアーに組み込まれていた高美湿地、台中国家歌劇院も行ってみたら素晴らしい風景&建造物で感動しました。

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(2018.11 台中 高美湿地にて)

↓こちらはANAマイレージ特典航空券で台湾に行き、台北発着のツアーに参加

 

〇詳しい解説付きで記憶に残る

海外の美術館などに行かれた方は実感していると思いますが、日本とは比べ物にならないくらいの規模なので、無意味に歩いても疲れるだけ。膨大な作品の中から見るべきものを抜粋して、さらに歴史的背景など興味深いエピソードを交えて説明してくれたりするので記憶に残ります。音声ガイド(機械)の貸し出しもあったりますが、生の人間の声での説明とは全然違います。

思い起こせば、アラサーの頃に行ったニューヨークのメトロポリタン美術館とロンドンの大英博物館は完全に個人でムダ歩きだったな、と思います。

 

〇個人では行き難いレアなスポットへ行くことができる

私の体験上、国内が多いのですが、個人では受け付けてくれないけれども事前予約で集まった人を対象にしたスポットが多々あります。私は実はこれが”得意分野”といってもいいくらいで、好んで参加します。

今までに、軍艦島上陸ツアー(長崎県)、黒部ルート見学会(富山県)、語り部に震災の様子を聞く被災地応援ツアー(岩手県)、(2016年末の)現在の熊本城を歩く(熊本県)といった現地ツアーに参加しました。なお、黒部ルート見学会は非常に人気があり抽選となっています。

海外でインパクトの大きかったのは韓国の板門店(DMZ 非武装地帯)ツアーです。

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(2016.12撮影) 

 

いいとこずくめの現地発着ツアーですが、デメリットも若干あります。 

 

現地ツアーのデメリット

△個人手配より高くつくことが多い

美術館などの場合、本来のチケット代にプラスアルファとなります。もちろんガイド料や送迎代として納得できる価格なら利用しない手はありません。絶対に余分なお金は払いたくないという方は、時間と労力を費やすしかありません。

なお、添乗員付きツアーなどを申し込む時にあらかじめ旅行会社が用意している現地ツアーもありますが、旅行会社がマージンを取る(と思われる)ので割高です。同じ内容のものを現地ツアーサイトで申し込めば、比較する価値はあります。

ちなみに先日のイタリアツアーでは、ローマはVERTRAで2つのツアーを予約、ピサの斜塔はツアー会社が推奨していたもの(フィレンツェ発)を利用しました。こちらは夕食付で、ツアー全体の中では唯一まともな夕食にありつけたので納得です。

↓こちらは添乗員付きツアーの中でのオプショナルツアーに参加

 

△団体になることが多い

個人で自由に旅している方にとってはこれがネックになると思います。また、参加人数も最少催行人数は決まっていても、実際どれくらいいるかは現地に行かないとわからないことも。

先日のバチカン美術館では(前2日が休館だったこともあり)集合場所に行ったら100人の参加者がいてビックリ。さすがに3グループに分かれて見学しましたがやっぱり多かった・・・

一方で、コロッセオのガイドツアーは私を含め参加者は2人。ガイドさんが付きっ切りで丁寧に説明してくださり、質問や世間話もたくさんできました。 

  

△日本語ガイドではないことも 

これ大事です。現地ツアーサイトを見ていて「あっ、これ安いし内容いいかも」と思ってよく見ると、日本語対応がなかったりします。英語に不自由しない方なら問題ありませんが、私はとりあえず却下です(苦笑) 参加しても説明が理解できないなら、マイペースで見るほうがマシです。

イタリアやスペイン、台湾といった日本人観光客が多い地域ならまず大丈夫ですが、ちょっとマイナーな国の現地ツアーでは要注意ですね。

ちなみに「日本語ガイド」と書いてあれば日本語で対応してくれますが、日本人のガイドということではなく、日本語がそこそこ話せる現地ガイドということも多いです。

 

現地ツアーの予約方法

今ではインターネットを使えばたくさんの現地ツアーが検索できます。特に大手サイトでは、様々な現地ツアーを一度に比較検討できるので便利です。 

超有名どころですが、私が利用したサイトをご参考までに掲載します。

利用して良かった現地ツアーサイトをご紹介

VERTRA(ベルトラ)

世界の国々を網羅しています。ツアーの数、クチコミ数ともに充実していて、選択の参考になります。日本語対応あり。イタリアの現地ツアーを2つ利用しました。

 

kkday(ケイケイデイ)

台湾、韓国、香港などの現地ツアーが豊富。日本語対応あり。台湾の現地ツアーを利用しました。今年も利用予定あり。

 

たびらい(レンタカー他) 

主にレンタカー各社を比較でき、1日3000~4000円で借りられるお得なプランが多いです。近年、現地は現地ツアーの取り扱いも増加しています。

今までは某レンタカー会社の会員になっていましたが、ここ3年ほど国内旅行先でのレンタカー申し込みはこちらを経由しています。

 

支払い方法ですが、海外については申し込みと同時にWEB上でカード決済しました。現地で現金を持ち歩くよりは安全だと思っています。もちろんキャンセルにも対応してくれます(キャンセルしたことがないので詳しくはわかりませんけど・・・)。

国内のレンタカーはいつも現地に行ってからカード払いです。

 

旅行会社に申し込む

ツアーや航空券、ホテルなどを手配してくれる旅行会社で申し込む方法。パンフレットに載っていなければ用意がないか聞いてみると案内してくれる場合も。

選択肢は上記のサイト利用に比べ少なくなりますが、ネットでの申し込みは不安という方はこちらの方が安心です。

 

 

添乗員同行ツアーでも現地ツアーが利用できる

2019年2月に行ったイタリアは、日本から添乗員同行のツアー(JTB旅物語)を利用しましたが、ローマでは丸1日フリータイムがありました。

参加者の多くはイタリア旅行のリピーターのようで、お買い物に行く方、ちょっとマニアックな史跡に行く方など様々。イタリアお初の私は、説明付きでじっくりと訪ねたかったコロッセオとバチカン美術館をそれぞれ現地ツアーで申し込みました。

ひと昔前なら、日本からの添乗員付きツアーなのに他社のオプショナルツアーに申し込むなんて失礼かなとも思っていたのですが、これだけネットが発達している世の中なので、あえてツアー会社も「ご自由にどうぞ」なスタンスのようで、ローマフリー日にツアー会社が用意していたのは、超割高なポンペイ遺跡1日観光のみ(これも催行人数に至らず中止)でした。

半日から1日のフリータイムがあれば、ツアーに含まれていないスポットを現地ツアーで訪ねるのも十分ありだと思います。

 

現地ツアーを最大限活用して、旅の満足度をアップさせてみませんか?