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【旅のよろずごと】現地ツアー参加のススメ

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旅のスタイルは、旅の経験値や個人の性格にあわせて大きく以下のパターンにが分かれます。

「完全個人派」

「パック(航空券+ホテル)利用で現地は自由行動派」

「添乗員同行ツアー派」

この記事では、どんな旅のスタイルにもきっと合うものが見つかる 現地ツアーへの参加についてまとめてみました。

 

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私は国内旅行は「完全個人派」ですが、個人で行きにくい場所は主に現地ツアー参加。

海外旅行は、若いころは友達と一緒に行く「パック(航空券+ホテル)利用で現地は自由行動派」タイプ、年齢を重ねた今は「添乗員同行ツアー派」のお手軽さにどっぷり浸かっています。

とはいえマイルがたまったので、2018年にはじめて海外特典航空券デビューをして台湾に「完全個人派」で行き、その楽しさにはまり翌年はマカオへ。

ここ数年の旅で現地ツアーのお手軽さと質の高さに目覚めました。

このメリットをひとりでも多くの人にお伝えしたいと思います。

 

現地ツアーとは

文字通り旅行先の国・地域から発着するツアーです。

短いもので数時間から長いもので数日となり、その多くは、地域をよく知る地元ガイドがみどころを案内してくれます。

近年ではネットの普及で個人でも情報収集しやすくなり、申し込みも手軽になっています。

現地ツアーを集めたサイトではクチコミなども充実していて、選択の参考にもなります。

 

現地ツアーのメリット

〇チケットなど予約の手間が省ける

人気の観光施設は現地でチケット購入だけ長蛇の列ですが、予約の手間を代行してもらえ確実に入場できるのが最大のメリットです。

イタリアの有名美術館はチケットを買うだけでも大行列の様相でしたが、私たちは予約専用の入口から入ることができました。

ネット経由でチケット予約できる施設が増えているとはいえ、日本語対応していないところも多く、言葉の壁が心配という方にもオススメです。 

さらにコロナ禍から回復した2023年以降、人気の世界遺産への入場チケットはさらに入場困難と聞きますので、現地ツアーをうまく利用するのも一手です。

 

〇不慣れな土地でも安全・安心

現地ツアーの多くは、ホテルまでの送迎してくれたり、わかりやすいターミナル駅などが集合になっています。

不慣れな土地で観光スポットまで移動する苦労も軽減できます。

場所によってはガイドがいることで治安的にも安心して行動できます。

 

〇時間を有効活用できる

複数のスポットをめぐるオプショナルツアーでは、多くはバスを利用して効率的に巡ります。

個人で公共交通機関を利用して巡る場合と比較すると、時間的節約メリットは大。

複数の立ち寄り先の中には、個人では行く予定がなかった、知らなかったというところも含まれることもありますが、これが意外にも新発見があります。

一例ですが、台湾では台中の1日オプショナルツアーに参加しました。

スイーツで有名な「宮原眼科」とカラフルな建物のレインボービレッジ(彩虹眷村)が目的でしたが、ツアーに組み込まれていた高美湿地、台中国家歌劇院も行ってみたら素晴らしい風景&建造物で感動しました。

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(2018.11 台中 高美湿地にて)

↓こちらはANAマイレージ特典航空券で台湾に行き、台北発着のツアーに参加

 

〇詳しい解説付きで記憶に残る

海外のミュージアムに一度でも行ったことがあれば実感していると思いますが、日本とは比べ物にならないくらいの規模なので無意味に歩いても疲れるだけ。

膨大な作品の中から見るべきものを抜粋して、さらに歴史的背景など興味深いエピソードを交えて説明してくれるので記憶に残ります。

音声ガイド(機械)の貸し出しもありますが、生の人間の声での説明とは全然違います。

振り返ると、アラサーの頃に行ったニューヨークのメトロポリタン美術館とロンドンの大英博物館は個人でムダに歩きまわっていた・・・と反省。

 

〇個人では行き難いレアなスポットへ行くことができる

これは経験上国内が多いのですが、(私の”得意分野”といってもいい)個人では参加しにくい工場見学や産業遺産といった「社会科見学」も現地ツアーがおすすめ。

今までに参加した一例ですが・・・

  • 軍艦島上陸ツアー(長崎県)
  • 黒部ルート見学会(富山県)
  • 語り部に震災の様子を聞く被災地応援ツアー(岩手県)
  • (2016年熊本地震後の)現在の熊本城を歩く(熊本県)

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(2016.12撮影) 

海外でいちばんインパクトのあったのは

  • 韓国の板門店(DMZ 非武装地帯)ツアー

いいとこずくめの現地発着ツアーですが、デメリットも若干あります。 

 

現地ツアーのデメリット

△個人手配より費用がかかる

美術館チケットの手配やガイド付きツアーは本来のチケット代にプラスアルファ。

もちろんガイド料や送迎代としてコスパを考えて価値があると思えば参加しましょう。

なお、海外の添乗員付きツアー内でのオプショナルツアーは、旅行会社が独自にアレンジしているものもあれば、現地ツアー丸投げというのも実際あります。

丸投げなら、直接VELTRAなどの現地ツアーサイトと比較して検討するのも十分ありです。

2019年のイタリアのツアーでは、ローマはVELTRA経由で2つの現地ツアーを予約。

ピサの斜塔だけは旅行会社(JTB)が推奨していたものを利用しました。

↓こちらは添乗員付きツアーの中でのオプショナルツアーに参加

 

△団体になることが多い

個人で自由に旅をしたい人にとってはこれがいちばんのネック。

参加人数も最少催行人数は決まっていても、実際どれくらいいるかは現地に行かないとわからないこともあります。

バチカン美術館のガイドツアーは(前2日が休館日だったこともあり)集合場所に行ったら100人の参加者がいてビックリ。さすがに3グループに分かれて見学しましたがやっぱり多かった・・・

一方、コロッセオのガイドツアーは私を含め参加者は2人。

ガイドさん付きっ切りで丁寧に説明してくださり、遺跡や現地のこともたくさん質問できました。 

  

△日本語ガイドとは限らない

これ大事です。

現地ツアーサイトを見ていて「あっ、これ安いし内容いいかも」と思ってよく見ると、日本語対応がなかったりします。

英語に不自由しない方なら問題ありませんが、私はとりあえず却下です(苦笑)

また、国によっては資格や労働条件の関係から日本人がガイドできなかったり、参加人数によってバイリンガルな方が複数国の観光客を相手にするところもあります。

台湾では、中国語、英語、日本語を話す台湾人ガイドさんが、香港、韓国、日本からの観光客20数人を相手にガイドしてくれました。

マカオの現地ガイドさんはマンツーマンでしたが、5か国語話せるとおっしゃって、日本語も完璧でした。

 

現地ツアーの予約方法

今ではインターネットを使えばたくさんの現地ツアーが検索できます。

特に下記にあげるサイトでは、様々な現地ツアーを一度に比較検討できるので便利です。 

VERTRA(ベルトラ)

世界の国々を網羅しています。

ツアーの数、クチコミ数ともに充実していて、選択の参考になります。

日本語対応あり。

イタリアの現地ツアーを2つ、シドニーの旅行で利用しました。

 

kkday(ケイケイデイ)

台湾、韓国、香港などの現地ツアーが豊富。日本語対応あり。

台湾とマカオの現地ツアーで利用しました。

 

国内の場合

 

 

支払い方法ですが、海外については申し込みと同時にWEB上でカード決済しました。現地で現金を持ち歩くよりは安全だと思っています。もちろんキャンセルにも対応してくれます(キャンセルしたことがないので詳しくはわかりませんけど・・・)。

国内のレンタカーはいつも現地に行ってからカード払いです。

 

旅行会社に申し込む

ツアーや航空券、ホテルなどを手配してくれる旅行会社で申し込む方法。パンフレットに載っていなければ用意がないか聞いてみると案内してくれる場合も。

選択肢は上記のサイト利用に比べ少なくなりますが、ネットでの申し込みは不安という方はこちらの方が安心です。

 

 

添乗員同行ツアーでも現地ツアーが利用できる

2019年2月に行ったイタリアは、日本から添乗員同行のツアー(JTB旅物語)を利用しましたが、ローマでは丸1日フリータイムがありました。

参加者の多くはイタリア旅行のリピーターのようで、お買い物に行く方、ちょっとマニアックな史跡に行く方など様々。イタリアお初の私は、説明付きでじっくりと訪ねたかったコロッセオとバチカン美術館をそれぞれ現地ツアーで申し込みました。

ひと昔前なら、日本からの添乗員付きツアーなのに他社のオプショナルツアーに申し込むなんて失礼かなとも思っていたのですが、これだけネットが発達している世の中なので、あえてツアー会社も「ご自由にどうぞ」なスタンスのようで、ローマフリー日にツアー会社が用意していたのは、超割高なポンペイ遺跡1日観光のみ(これも催行人数に至らず中止)でした。

半日から1日のフリータイムがあれば、ツアーに含まれていないスポットを現地ツアーで訪ねるのも十分ありだと思います。

 

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