2019年6月の福岡旅 ラストです。
福岡空港は前回利用した時はあちこち工事中でしたが、ずいぶんときれいになっていました。
ビールも無料のカードラウンジTIME
カードラウンジTIMEを利用しました。2度目でしたがそこそこに混雑しており、くつろげるという感じではありませんが、フリードリンクはありがたいですね。
なお、こちらではビールも無料ですが1杯のみ。その際フリードリンクはいただけないので、結局おかわり自由なフリードリンクを選んでしまいます。(ちなみにセントレアのカードラウンジはビールもソフトドリンクも飲み放題という超太っ腹)
JL322搭乗
搭乗ゲート付近
窓側だろうが通路側だろうが、早々に窮屈な機内に行く必要はないと思っている人間なので、様子をみながら最後に搭乗。
搭乗を待つ間にゲート近くの”焼き立て”の文字につられてマシュマロタルト スモアを買ってしまいました。
座席は非常口席をゲット
本来は席に余裕のある便が提供される「どこかにマイル」の特典航空券ですが、福岡-羽田というビジネスマン御用達のそれも夕刻の超満員ドル箱路線に搭乗することになりました。
その上、座席指定の段階で非常口席(足元の広い席)に空席があったので、前回の羽田-ロンドン線ですっかり味を占めてしまった私は迷わずゲット。
JALはほとんど利用していないし、もちろんステータスなんて所有していないのに、いいんでしょうか?
非常口席
機材はB777-200
機内には出張帰りと思しきスーツ姿のビジネスマンが多く搭乗していました。非常口席などの足元の広い席は「JALの上得意さま」の優先席なので、私なんて完全場違い!?
ドアが閉まると、CAさんが「いつもご利用ありがとうございます」と挨拶にいらっしゃいました。(全然利用してないんですけど・・・恐縮して小さくなりたい私)
その後「こちらをお読みください」と非常口席での万が一の際の注意点などを記載した紙を読み・・・という流れになります。
そして離着陸時には目の前にCAさんが向かい合って着席します。これを狙ってこの席を確保するオジサマも多いと聞きますが(笑)、かえって女性同士の方が照れますね(-_-;)
もう、なんだか全然リラックスできないじゃん!!
夕刻は滑走路が混雑しているようで、なかなか離陸しません。いつもらな窓側に張り付いてカメラを向けて楽しんでいるので苦にならないのですが、いつになったら動き出すのか外の状況がつかめずストレスがたまります。少し体を乗り出すと窓の外が見えますが、落ち着きがない変な人と思われそうなので・・・ガマン。
そして、やっと離陸してあとは快適なフライトを楽しむはずでしたが・・・
隣の人の肘が・・・そのひじ掛けは誰もの?
私の両脇はスーツ姿のビジネスマン。右の方は窓(ないけど)に寄りかかってひたすらおやすみモード。一方左の方は、それなりの立場なのかとにかく忙しそうな方で、座った直後から膝の上でパソコンを出してパチパチ。当然、この席は離着陸時に荷物は上の収納棚に入れなくっちゃいけません。CAさんに何度か促されるまでしまいたくない様子でパチパチ。
シートベルトサインが消えると再びパソコンを取り出してパチパチ。私の左側のひじ掛けも占領しています。この人「24時間戦えまっすか~♪」世代なんだなぁ・・・、反対に右の方はゆとり世代かしら?なんて比較しながらちょっとガマン。
そして、たまにしか飛行機に乗らない私にとってのお楽しみのドリンクサービス。
空港で搭乗直前に買ったスイーツをコーヒーとともにいただく気だったのですが、どうやらこの雰囲気(席)でスイーツは・・・ムリっぽい。
仕方ないのでゆっくりホットコーヒーでくつろぐことにしました。が、最前列はひじ掛けからテーブル出すようになっています。当然お隣さんが肘をどけてくれないと出せません。
なんで私が「すみません」って言わなきゃいけないんだよ・・・とムカつきながらもお願いすると、超迷惑そうに肘をよけました。
※往路での写真 再利用です
この瞬間「はぁ? このひじ掛け、あんたが独占していいわけないだろっ」と言ってやりたくなりましたがグッとこらえます(苦笑) それとも最前列で(短時間では)ひじ掛けのテーブルは出さないのが常識なのかしら?
この件に関しては、帰ってきてからググってみましたが、本来肘をのせるものではなく単なる境界線という説あり、結局答えはなく「永遠の課題」ということでモヤモヤ。
私も占有しようという気なんてあまりせんが、せめてドリンクサービス(ホットなので)でテーブル出したいのかな?という配慮くらいしてくださいよ~
ついでにもうひとつ。わざわざ多くの人から見える位置でパソコン広げて会社の資料やメールを打ってるアンタ、危機感なさすぎだと思いますけど~
そんなこんなで1時間ちょっとで羽田に到着。大きい飛行機なのでみんな一斉に降りようとしますがなかなか進みません。
結論:私にとって非常口席はメリットなし
私はキャリーケースを預けてしまったし、プライベートなので時間的余裕もたっぷりあり、機内の写真も撮りつつ最後に降りました(^^)v
さらにボーディングブリッジからいい感じの夕景がやっと見られたので、ストレスを解消しつつ写真撮ってました。
ちょうど降機のチェック?にいらしたCAさんが声をかけてくださったので、またまたそこで立ち話。JALのCAさんってお高いイメージでしたが、とてもフレンドリーで(でも礼儀は失しない)いい方だったので、ガラリとJALのイメージが変わりましたよ。
こんなにゆっくりしていたのに、ターンテーブルに行った直後にキャリーケースが出てくるというタイミングでした。早々に降りていたら15分以上は確実に待ちでした。
ということで今回、私は恩恵をほとんど得られなかった非常口席。なぜメリットを感じなかったかまとめてみました。
非常口席のデメリット
荷物はすべて収容棚に入れなければいけない
通常は離着陸時に足元にしまえば良いリュックや手提げ類もすべて上の収容棚に入れなければいけません。シートベルトサインが出た時点で改めて席を立ち必要な荷物を収納棚から出し入れします。
窓がない閉塞感
窓側であっても構造上窓がない席がほとんどです。国際線でも断然窓側を確保したいほどの私のとって、この閉塞感はガマンならないのです。
テーブルを出すのが面倒&不安定なテーブル
ひじ掛けに収納されているテーブルを出すのが面倒。またテーブルは座席の後ろについているものより柔いことが多いので、書き物をしたい場合などちょっと不安定な感じ。
また国際線などに装備されているモニターも最前列は収納タイプで、サイズが小さい。
写真は国際線(羽田-ロンドン線)プレエコ席
さすがに12時間も搭乗すると非常口席はメリットの方が大きいのですけど。
座席前のポケットがない
短時間でも、機内誌を見るのが楽しみだったりする私にとって、この楽しみも今回奪われてしまいました。(正しくは壁側に用意されていましたが、どれが私の席の分かよくわからないし、爆睡モードでお休みになっていたお隣さんを妨げたくないので遠慮しました)
収納棚から出した荷物も膝の上か座席の両側に押し込むしかありません。短時間でもグッズをあれこれ広げたい私には、座席前ポケットは重要ツールです。
なお、メリットとしては早く降機できるということがあげられますが、私のように荷物を預けてしまったり、ツアーの場合はそのメリットはほぼありません。
非常口席を確保したにもかかわらず、まったくくつろげず、さらにひじ掛けひとつでこんなにイヤな思いするとは想定外でした。
今まで窓側ばかりに座ってどれだけ平和だったかよ~くわかりました。さらに最近は窓側(中央から後方列)を選ぶと、お隣が空席ということも多かったのです。前に座席があっても横が開放的なほうがよっぽどラクだわ~
私は次回からまたひっそり窓側にこもる機内生活に戻りたいと思います。特に国内線はたかだか1時間くらいのことなので、絶対に窓側です。
テーブルも遠慮なく出せるし、周囲を気にせずおやつも食べられるし、なんといっても窓から見下ろす景色は私のいちばんのストレス解消になるのですから。
「どこかにマイルで福岡」の旅行記はこれにておしまいです。
「どこかにマイル」は、申し込んでから行先が決まるまでのたった数日とはいえ、スリルがあってなかなか楽しかったです。もう1回行かれるくらいのマイルはあるのでまた来年、今度は北日本を目指したいと思います。