9月20日に第2ターミナルがオープンしたばかりのセントレア(中部国際空港)に10月初旬に行ってきました。
セントレアへは1年ぶりですが、最近の利用は国内線のみ、それも早朝出発&夜帰着というタイトな旅のスケジュールばかりで、空港を歩き回る余裕がまったくありません。
そんなわけで搭乗目的ではない”セントレア探検”です。今回は第2ターミナルとあわせて、昨年10月にオープンした商業施設FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームス)も存分に楽しんでまいりました。
この記事では、拡張した空港全体のレイアウトや歩いてみた感想など、次の記事で「FLIGHT OF DREAMS」について詳しくレポートしたいと思います。
アクセスプラザと第1ターミナル
アクセスプラザ
中部国際空港駅、バスターミナルがあり、空港の総合フロント的な建物。この先にターミナルビルがあります。
今まで「ターミナル」と呼ばれていたビルは、「第1ターミナル」となりました。正面の表示に Terminal1 が加えられています。
180度振り返った方向には、Terminal2の表示が見えます。
なお、今回のLCCターミナルに移転したのは5社ほどと少ないため、第1ターミナルの出発ロビーには特段変化は感じられませんでした。
時はラグビーワールドカップで大盛り上がりの時でしたのでこんなディスプレイも
第2ターミナルへの移転を知らせる看板がありました。
セントレア第2ターミナルへのアクセス
ターミナルの位置関係
セントレア公式サイトの駐車場マップをお借りしています。
地図左手に第2ターミナルやFLIGHT OF DREAMSなどの新しい施設ができています。方角的には南側ということになります。
アクセスプラザから第2ターミナルまで行ってみました。地図を見ておわかりのようにシンプルなルートなので迷いようはありませんけど(苦笑)
アクセスプラザからFLIGHT OF DREAMSまで5分
アクセスプラザを出て右に進むと長い通路(動く歩道)があります。
ここは本来駐車場へのアクセスのためのものでしたが、新しい案内表示に変わりました。
右手に飛行機のイラストの描かれた建物が見えてきました。
2018年10月にオープンしたFLIGHT OF DREAMSです。
フライト・オブ・ドリームスの先に通路が延び第2ターミナルにつながっています。
FLIGHT OF DREAMS
この空港ととても縁のある機体であるボーイングB787をメイン展示とした施設。
格納庫のような施設内には機体の展示&アミューズメント(有料)施設の他に、飲食店やショップなどがあります。
第2ターミナルへ行くには、必ずFLIGHT OF DREAMSを通るというところは、アミューズメント性を重視している以上に、商売上手です。
エントランス
直進するルート沿いはほぼスタバの座席。平日昼頃は離発着も少ないので、並ばずに買えるし、席に余裕がありました。
そして、このシチュエーションには、飛行機マニアじゃなくても思わず立ち止まってしまうはず。
私は観光地や公園にあるスタバ(リージョナルランドマークストア)を訪問するのが趣味になりつつありますが、それには含まれていないもののここのスタバから見る風景のインパクトは全国屈指だと思います。
壁面店舗のローソンもあります。スペースを最大限に活用しています。
スタバ以外にもシアトルをイメージしたショップや飲食店があります。それはまた後ほど。
飲食フロアに入らなくとも、第2ターミナルに抜ける通路からこれくらいの写真は撮れますよ。
フライト・オブ・ドリームスのエントランスから直進すると、第2ターミナルへの通路に出ます。
通路から第1ターミナル方面
開港当初から比べると、この15年ほどの間に建物もずいぶん増えました。
このあたりから施設のつくりが「LCC仕様」になってきます。
オープン直後の第2ターミナル
第2ターミナル入口
フライト・オブ・ドリームスから徒歩2分ほどで入口に到着です。突き当り左が入口です。
オープン直後らしく胡蝶蘭がずらりと並んでいました。(壁と同化して今いちですけど)
第2ターミナル利用の航空会社と就航先
【国内線】
・エアアジア(仙台・札幌)
・ジェットスター(札幌・福岡・鹿児島・那覇)
【国際線】
・エアアジア(台北)
・ジェットスター(マニラ)
・チェジュ航空(ソウル)
・エアプサン(プサン)
・ティーウェイ航空(ソウル)
(2019.9.20現在)
航空会社カウンター
左手のAカウンターには、ジェットスターやチェジュ航空などオレンジ系!?のエアラインが集中。
右手のBカウンターは奥にはエアアジアのカウンターがありますが、手前はさびしい感じです。
カウンターといってもスタッフは少なく、自動チェックイン機が整然と並んでいす。
自動チェックイン機の周辺にも親切なグランドスタッフがいるANAやJALとは様相が異なります。
ターミナルの建屋のつくりもいたってシンプル。テレビでしか見たことがありませんが成田空港のLCCターミナルもこんな雰囲気(あえて構造物や内装を減らしている)だったと思います。”コスト削って作りました”感が伝わってきますね。
通路をまっすぐ進むと保安検査場です。
保安検査場入口
国内線が左、国際線が右。壁というよりパーティションで区切られている感じ。
もちろんこの先は(チケットを持っていないので)行かれませんのでご紹介はここまで。
建物の外観
第2ターミナル内の出発ロビーにはコーヒーショップとギフトショップが1件ずつあるのみ。制限エリア内にも免税店とちょっとしたショップはあるようです。
飲食などはFLIGHT OF DREAMSを利用して欲しいという流れですね。
そして、第2ターミナルにはラウンジはありません。第1ターミナル(カードラウンジは保安検査場の手前にあります)のものを利用することになります。
まとめ
第1ターミナルから第2ターミナルへは寄り道をしないで歩けば10分弱で行かれます。シンプルなルートで迷いようもなく、予想していたより近かったです。
しかし誰もが初訪問時にはFLIGHT OF DREAMSのB787に圧倒されて立ち止まり、撮影タイムが始まること間違いなし! 寄り道タイム5~10分を加味して行きましょう(笑)
第2ターミナル内は、平日昼間ということもあって旅客も少ない感じがしましたが、朝夕の発着が多い時間や休日などはにぎやかになることと思います。
まだカウンターなどには余裕があるので、この先どれくらい就航先が増えるか楽しみ。(その前に、撤退のほうが現実味を帯びている気がします)
私は、LCC派ではないので現在のところ利用予定はないのですが、一度くらいはLCCも話のタネに利用してみようかなと思ったりします。まあ国内線が限界ですけど(-_-;)
次は、FLIGHT OF DREAMSの様子をお伝えします。