2019年11月のマカオの旅 つづきです。
丸2日マカオを楽しみ帰国する3日目。飛行機は午後2時過ぎですので、ホテル周辺をちょっとだけ散策してチェックアウト。
ホテルリスボアの前のバス停から、再び101X系統の路線バスを利用して港珠澳大橋のバスターミナルへ。
カーブの多い町の中を走るのでバスは揺れます。行きは前方の横向き席に座ったら何度も椅子から滑り落ちそうになったので、帰りは最後列を確保しました(^^)v
混雑もなく、リスボア前からバスターミナルまでは約20分ほどでした。
港珠澳大橋 マカオバスターミナルから香港へ
巨大なバスターミナルは、往路は早朝だから空いていたのかと思っていましたが、復路もガラガラでした。ムダにでかすぎる建物とも思いますが中国ですから、ね。
このあたりは、空き具合といい、雰囲気が富士山静岡空港っぽいです。
当然マカオの出境(出国)検査も楽勝です。(パスポートにスタンプはありません)
出国後にターミナル内でチケットを購入してバスへ。往路はクレジットカードで支払いましたが、復路はまだ香港ドルが残っていたので現金で支払いました。
ちなみに、マカオではほぼ香港ドルで事足りました。お釣りはマカオパタカになりますので、せいぜいこれを使い切ってくるくらいにしないと・・・他に使い道がありません。
レートはほぼ同じなので換算する手間もなく楽です。
バスは、狙っていた最前列を確保できました。
これなら写真や動画が撮れるぞ~と思ったのですが・・・
シェードが半分くらい下りていて視界が塞がれてしまいました(泣)


とはいっても安全運転が最優先ですのでなんともいえませんけど。
でも標識が撮れたおかげでこんな発見がありました!
上記の写真の「江海航道」というのを調べてみると、下記の地図内、江海直達船航道橋のことと思われます。
地図は日本製鉄さんのサイトよりお借りしました
環境負荷低減型 橋梁ケーブル用鋼線材|SteeLinC|日本製鉄
この吊り橋には日本製鉄製のケーブルが使われているそうです。
日本製鉄のワイヤーは世界最長の吊り橋である明石海峡大橋での実績があります。
(2009.7 明石海峡大橋ブリッジワールドに参加 主塔から撮影)
ケーブルはこんなふうに蜂の巣状に束ねられて橋を支えています。
(2009.7)明石海峡大橋ブリッジワールド(橋の科学館)にて撮影
マニアックな話に脱線したところで話をマカオに戻します(笑)
江海航道の吊り橋の全景は捉えられませんでしたが、その先の青洲航道橋の姿です。
※ズームのため画像が粗くてワイヤーの細部が再現できていません
バス車内は半分近くの乗車率。
飲食は禁止ですが、みなさんルールを守っていますし、とても静かでした。また高速道路のためシートベルトは必須。発車前に運転手さんが個々に確認しにきます。
静かにはしていましたが、ごそごそとシェードの隙間から写真や動画を撮っていた私、きっと運転手さんから”落ち着きのない変な外国人”と思われていたことでしょう(爆)


トンネルをくぐると香港まであとわずか。
ロープウェイが見えてきました。
海上(湖上)を渡るロープウェイは珍しいそうで、これ浜名湖によく似ています。
港珠澳大橋香港バスターミナル
約40分ほどで香港側のバスターミナルに到着。ここも寂しいくらいガラガラでした。
香港は出入国カードが必要なので、入境(入国)カウンターの手前で記入します。しかしカウンターでは質問されることもなく複写のうち1枚を受け取りそのまま進んで行くだけなのでここも楽勝です。往復ともに緊張して損した~
航空会社のチェックインカウンターもあるようですが、日系の航空会社はありません。っていうかどこもかしこもカウンターはあっても開店休業状態・・・
セブンイレブン


まだ香港ドルが残っていたのでお菓子でも買おうと思ったら、日本語表記だらけでした(>_<) マカオもですが、日本のお菓子の占める割合が高いですね。
香港空港行き路線バス B4系統に乗車


運賃は7.5香港ドル。半端な金額な上、両替機などないのでなのでやっぱり8香港ドル払うしかありません。
空港の周辺は工事中だらけ。この建設費が航空券購入(特典航空券もです)時にConstruntion Feeとして空港使用料など共に徴収されています。なんだかなぁ~
空港のバス停付近には香港名物の二階建てバスがずら~り。
観光客が減って、運休が多いことを物語っているような気がしますが。
さあ、ここからはちょっと緊張(-_-;)
ターミナルに入る前に搭乗券チェックあります
香港国際空港はご存じのとおり一連のデモ騒動に端を発し、2019年夏に空港内で大規模なデモが発生して以来空港内に入るチェックが厳しくなっています。
ターミナルの外には係員がいて、まず最初にパスポート提示。建物の入口付近では搭乗券のチェックがあります。
24時間以内に出発する搭乗券(搭乗予約のメールなどでも大丈夫なようです)とパスポートがないと空港ターミナルには入れません。
私はiPadの画面で表示しましたが、時刻などの内容をしっかりチェックされました。
バリケードのようなものがあったり、まだ異常事態が続いていることを物語っている香港空港ではありましたが・・・
ターミナル1の中は超平和でした
お昼頃なので発着便の少ない時間とはいえ国際空港とは思えない閑散ぶりです。
夏に空港内でデモが発生したニュースを見た時は、まさか自分がここに来られるとは思いませんでした。
しかし、やはり観光客でにぎわう香港に戻ってほしいと思います。三度目の香港空港ですが、いまだに香港の街に出たことがない私。次の機会には平和な街で散策が楽しめたらと思うのです。