2019年11月 ANAの特典航空券を利用したマカオひとり旅の旅行記です。
香港国際空港に到着しました。
町がザワついている香港の市街地には入らず、今回はまっすぐマカオに向かいます。
今回は"カウチ"のおかげで全然疲れが違い、頭はシャキッとしています(笑)
香港国際空港のクリスマスツリー
今回のマカオの旅、”巨大建造物好き♡”な私が楽しみにしていることがありました。
開通したばかりの世界最長の橋を渡ってマカオに行く
2018年に開通したばかり&世界最長の橋と聞けば渡らない理由はありません!
港珠澳大橋(こうじゅおうおおはし) とは
中国広東省珠海市と香港新界離島区ランタオ島およびマカオ花地瑪堂区を結ぶ海上橋。 2009年12月15日に正式着工し、のちに完成。2018年10月23日に珠海で開通式が行われた。同月24日に一般車両の利用が可能となる。全長55kmからなる世界最長の海上橋である。 (Wikipediaより)
港珠澳大橋でマカオへ行く流れ
1)香港国際空港で「入境」
*)到着ロビーで香港ドルに両替(小銭が必要)
2)香港国際空港のバス停から「香港口岸」行きのバスに乗車
3)香港口岸のバスターミナルで出国手続き
4)バスのチケットを購入
5)バスに乗車 港珠澳大橋を渡ってマカオへ(所要約1時間)
6)澳門口岸バスターミナルで入国手続き
7)澳門口岸バスターミナルからマカオ中心部へ向かうバスに乗車
8)マカオバスターミナルに到着
9)マカオ入国手続き
記事の内容は一般的な料金での行き方となります。(内容は2019年11月現在)
1)香港国際空港で「入境」
空港からフェリーでマカオに行く場合は香港に入国する必要がありませんが、バスの場合は入国手続きが必要になります。(いずれ変更される可能性あり)
この先で入国手続きです。
こんな混乱時期になぜ香港に来たのか聞かれたらどうしようかとドキドキしましたが、何も聞かれもせず短時間でチェック完了。入国スタンプすらありません。
香港国際空港三度目にしてはじめて入国!(といってもすぐに出国ですが・・・)
*)到着ロビーで香港ドルに両替(小銭が必要)
マカオで必要な通貨はどこで両替?香港ドルは使える?
到着ロビーを出てすぐの両替所にて1万円ほど香港ドルに両替しました。
これから乗車するバス代が必要なのでとりあえず香港ドル(HKD)に両替です。
マカオの通貨はパタカ(MOP)ですが、現在はどこでもほぼHKDが使えます(レートもほぼ同じ)。
香港ではMOPには両替できません。一方、マカオでは日本円からHKD、MOPいずれも両替可能です。マカオだけに行く場合でも、(香港国際空港でのトランジット時など)後々使える可能性の高い香港ドルに両替しておくほうがベターかと思います。
ただ、両替所ではお札のみしか出してくれないので、隣のセブンイレブンでジュースを購入して崩しました。
2)空港から「香港口岸」行きB4のバスに乗車
到着したのはターミナル1。バス乗り場の案内にそって(ターミナル2の方面に)直進。
ターミナルを出たところで右に曲がり通路を進んでいくとバスターミナルです。
突き当りにバス乗り場の案内板があります。香港口岸行きのバスはB4です。
が、この地図にはのってないので書き込んでみました。(端っこです)
時刻表はなく、早朝は15分から20分間隔でバスが来ます。
香港名物?2階建てバスがやってきました。
料金は7.5香港ドル。運賃先払いです。
ただ、到着したばかりで50セントという半端な硬貨が手元にあるはずなく、両替機もないので8ドル払いました。
(香港市内で使えるオクトパスカードを持っていれば額面通りの金額が引かれます)
空港から5分程度でマカオ行きのバスターミナルに到着しました。
3)香港口岸のバスターミナルで出国手続き
まるで空港のような立派なバスターミナル。
これ必要?というくらいの空間の広さとイルミネーション(笑)
まあ、中国の春節などの”民族大移動”の季節にはここに人々が押し寄せるのでしょう。
あまり記憶に残っていないのでおそらく出国審査は簡単だったのだと思います。
4)バスのチケットを購入
出国後のホールでバスのチケットを購入します。
自動券売機に突進していていきましたが、これは(中国のプリペイドカードなど)専用のカードでないと購入ができません。
この写真を撮影している位置の後方にチケットの有人カウンターがありました。
けっこう控えめに存在しています。
現金やクレジットカードで購入する場合は、こちらのカウンターへ。
香港-マカオ間のバス代は、おとな65香港ドル。日本円にして約900円。
フェリーの半額くらいだそうでこれはリーズナブル。クレジットカードで支払いが可能でした。
24時間運行しており、深夜の時間帯(23:00~6:00)は70香港ドルとなります。
時間や座席指定はないので、チケットを持ってバス停に並んだ順に乗車できます。
早朝でも15分間隔で運行されていました。
5)バスに乗車~香珠澳大橋と海上の風景~
2番のゲートから外に出るとバス乗り場があります。
ゲート付近にはコンビニ(国内では消滅したサークルK)がありました。
マカオ到着後にバスを利用する場合も小銭が必要なので、コンビニで崩しておきましょう。
キャリーケースは機内持ち込みサイズでしたがバス車内には持ち込めない様子。
乗車する際に荷物積み込みの担当者に引き取られてしまいました。
開通したばかりのルートなのでバスも新しく、シートは革張りでごっつい感じ。
なお、車内は飲食禁止となっています。
着席するとシートベルトをしているか乗務員さんがチェックした後に出発です。
マカオまでの乗車時間は約40分です。
ターミナルは埋め立て地なので、すぐに橋上走行となります。
香港市内のビルが見えたかなと思ったら間もなくトンネルへ。
数分トンネル内を走りますが、走行の8割くらい橋上ですので景色も楽しめます。
興味深いのは走行レーン。
香港市内は(イギリスの文化の流れで)左側通行。
そのうち気づいたら右側を走っていました。橋の上は「中国」です。
そしてマカオへ入ると再び左側を走ります。
ちなみにこの橋は、許可車両しか走れないのでほとんど車が走っていません。
渋滞知らずで快適でした。
高速走行なので(体感では100km前後)撮影はなかなか難しいですが、ちょうと日の出を見ることができました。(ぶれまくりですが・・・)
この島が見えてきたらマカオはもうすぐ。右手は中国です。
港珠澳大橋のマカオ側ゲート
6)マカオのバスターミナルに到着
7)澳門口岸バスターミナルで入国審査
こちらも香港側と同様に巨大なターミナルです。
早朝で人が少なすぎて(職員や警備の方が多いくらい)不気味にさえ感じます。
香港側では感じませんでしたが、こちらは(入国したことないけれど)”中国感”がプンプンしています(-_-;)
ターミナルに入って”Welcome”の看板を撮影していたら警備員(女性)に制止されました。
看板くらい記念にいいじゃん!と思いましたが・・・
そして、入国審査に向かう通路は天井から頭上に吊り下げられたカメラがずらり。
私の顔、撮られまくってますね。この時点で「中国怖~い」
そのわりには入国審査は非常にあっさりしていています。
何も聞かれず、せっかく準備したマカオの入国カードすらチェックされず戻されてしまいました。スタンプ押印もありません。
アメリカの入国審査のほうが心臓に悪いわ~
8)マカオ中心部へ 路線バス101X系統に乗車
バスターミナルを出て左手にバス停があります。
市街地に向かう101X系統は24時間運行です。
目的地は「亞馬喇前地」。宿泊するリスボアホテル(葡京酒店)最寄のバス停です。
午前7時ちょっと過ぎでしたが、15分間隔くらいで運行されていました。
マカオのバスは一律6MOPと格安(1マカオパタカは約13.5円)。
前乗りで運賃先払いの方式です。香港ドルで支払いました。
見た目は日本とそっくりのバスですが、座席が布ではなくビニール素材のため、狭くくねくねした路地をけっこうなスピードで走ると椅子から滑り落ちそうです。
何かの70周年!? それは建国から70周年を迎えた中国のこと。
中国に来たつもりはなかったのですが、やっぱりここは中国なんですね(≧∇≦)
「亞馬喇前地」には約25分で到着。バス停のすぐ前がリスボアでした。
香港国際空港に到着して3時間弱でここまで来ました。
イミグレーションでの混雑やマカオ市内での渋滞もなくスムーズでした。
港珠澳大橋をバスで渡った感想
正直、世界最長の橋を渡っているということをあまり実感できませんでした。
しかし、バスも道路もきれいなのでおすすめします。
2019年末現在では香港、マカオともにバスターミナルへのアクセスが若干不便ですが、24時間運行していて安価、天候にもあまり左右されないのがメリットです。
宿泊するホテルによってはフェリーでアクセスするほうが便利な場合もありますので、ベストな選択を見つけてください。
香港空港制限エリアからマカオへ直通 リムジンバス
【追記】2023年9月より、香港への入国(入境)手続きなく、空港内から直接リムジンバスでマカオに行くことのできるサービスが開始しました。(料金は若お干高めです)
上記のバスは、荷物のピックアップサービスなども含まれていて日本円で約5000円ほどとのこと。
乗り換えやイミグレーションの短縮で時間は半分ほどに短縮されるそうなので、タイパ重視の方には朗報かと思います。
こちらから旅行記のプロローグとリンク集がご覧いただけます。