2023年8月のシドニー旅行記です。
シドニー国際空港に到着後、シドニー市内に向かう交通手段はいくつかあります。
この記事では、会話に不安があるという方に最もおおすめの 空港鉄道 エアポートリンクを実際に利用したようすをお伝えします。
- シドニー市内への移動手段
- Airport Linkとは
- 国際線ターミナルからAirport Linkの駅へ
- Airport Linkに乗車
- Wynyard駅に到着
- Airport Linkのメリット
- Airport Linkのデメリット
- 番外編「空港アクセス料金を安くする方法」
- まとめ
シドニー市内への移動手段
シドニー国際空港から市内の観光の中心(サーキュラーキー)へは距離にして10kmほど。電車や車で30分弱となっています。
日本でいうと羽田空港から品川といった距離感なのでラクです。
主な交通手段として下記の方法があります。
- 電車(AirPort Link)
- タクシー
- シャトルバス
タクシーやシャトルバス(日本のような路線バスではなく、マイクロバスあるいはジャンボタクシーのようなもの)はホテルに直接送り届けてくれるので、ホテルが駅から離れている場合には良いのですが、運転手さんに行先を告げたり、料金を訪ねたりと会話が必要になります。
一方、ぼったくられることもなく、会話なしで目的地までしっかり連れて行ってくれるのが電車です。
ということで、今回ははじめてのシドニーなのでこの「安全策」で移動しました。
Airport Linkとは
空港から市内中心部を経由して郊外をつなぐ空港鉄道です。
早朝4時台から深夜12時過ぎまで、6分~30分間隔で運行されています。
電車は総2階建てで、地下を走る列車としては世界的にも珍しいそうです。
環境保護にうるさそうな割には、(駅ごとに発行されている)リーフレットが置いてありました。
国際線ターミナルからAirport Linkの駅へ
到着口からターミナルの通路に出たら、右へ向かいます。
Trains(Airport Tarins)という案内に向かって進みます。
シドニー空港は、意外にもコンパクトでシンプルな(若干古さもある)空港。
(ロサンゼルスや香港のように)迷宮入りするようなことはありません。
物価高の現実を眺めつつ進みます。
マクドナルドに突き当たるので、その右をさらに直進です。
電車は「T」マークが目印です。
(市内は Lが路面電車、Fが船というように大きなシンボルマークが各所にあります)
写真中央のエレベーター(LIFTという表記)か右手のエスカレーターを利用して階下へ。
駅は地下ホームにあります。
改札
かつてはOpalカードという交通系ICカードを購入しチャージする方法でしたが、現在はクレジットカードで改札が通過できるシステムになっています。
従来のOpalカードも使えます。
窓口で支払う方法もありますが、VISAかMasterのクレジットカードがあれば、タッチで通過するのがおすすめです。
Googleみたいなマークの改札機にタッチします。
日本と通信方式が違うのでちょっと鈍いです。2~3秒待ちましょう。
料金
市内までの料金は、クレジットカードのタッチ決済でAU$19.03(約1800円)でした。
距離を考えるとメチャ高いです。
ピークアワー(ラッシュ時)の利用の有無やOpalカード利用などで料金が変わります。
ホーム
ホーム(島)は2つだけなので、方向だけ間違えなければ大丈夫。
市の中心へ向かう場合、次の停車はDomestic Airportと表記されているホームへ。
私たちが向かうのはWynyard(ウィンヤード)。
船を利用する方やオペラハウスへ行く方はCircular Quay(サーキュラーキー)が最寄です。
ここまでエスカレーターとエレベーターですべて移動できているので、大きなキャリーケースを持っていても問題はありません。
Airport Linkに乗車
総2階建ての車両ですが、扉付近はフラットなフロアになっています。
こちらには子ども連れや高齢の方がすでに座っていて、優先席っぽい雰囲気。
ということで上か下への移動が迫られます。
しかしこれ、大きな荷物を持った旅行者にはまったく優しくないつくりです。
階段をガタガタやりながらスーツケースを引きずって移動しました。
スーツケース置き場があるわけでもなし、通路は狭く奥にも進めませんので、階段付近の席になんとか座るしかありません。
電車が到着したときはカッコいいと思いましたが、けっこう使い勝手悪いわ~(>_<)
しばらく地下を走ります。下のフロアから見るホームは低いっっ
セントラル駅付近でしばらく地上に出ます。
レンガ造りの建物がある風景に「オーストラリアに来た~」と実感。
この先、再び地下に入りますが、サーキュラーキーで再び地上(高架)を走ります。
Wynyard駅に到着
シドニー国際空港の駅から約20分ほどで到着。
ここは地下ホーム。
空港より厄介なこの駅。出口がいっぱいあってどこから出たらホテルに一番近いのやら・・・
一か八かの賭けで出てみたもののハズレでした~
大回り&坂道を歩く羽目に。
しかし、屋外に出た直後のこの光景はなかなかインパクトがありました。
建物好きとしては、レトロと近代ビルのコラボが見られて良かったかな。
右の赤いのは高速道路のオブジェ!?
この坂を重いスーツケースを引きずってホテルに向かいました。
今回はアモラホテル(amora hotel jamison sydney)に宿泊しましたが、Wynyard駅の2番出口(George st.)からのアクセスがベストです。
空港行きは6番ホームから。T8の路線に乗車です。
Airport Linkのメリット
- 国際空港ターミナルからの乗り換えがわかりやすい
- キャッシュレスで乗車可能(クレジットカードのタッチ決済可)
- 車両がきれい
- 運行本数が多く、早朝から深夜まで利用可能
- 主要観光地(ホテル)近くに駅がある
Airport Linkのデメリット
- 料金が高い
- 車内に階段が多く移動が不便
ただ、料金が高いといっても日本との比較ということになり、現地では、タクシーやシャトルバスに比べたら安価ともいえます。
さらに、ツアー会社のオプションの空港送迎は、混載乗車で片道ひとり1万円以上だったので、選択肢としてはこのAirportLinkがいちばん安いということになります。
番外編「空港アクセス料金を安くする方法」
何もかも物価が高いシドニーですが、電車も例外ではありませんでした。
20分ほどで1800円は・・・やっぱり高いですよね。
これは空港乗り入れということで駅施設利用料が加算されているのだそうです。
他に代替ルートがないものかと旅行前にさがしていたところ、ネットで見つけました。
空港手前のMascot(マスコット)駅で下車し、バスに乗り換えるという方法です。
帰りにチャレンジしてみようと思いましたが、荷物は重いし、面倒くさくなってやめました(>_<)
「荷物の少ない方」「若くて体力がある方」で、少しでも旅費を抑えたいという方は
「シドニー空港 マスコット駅」で検索してください。
まとめ
短期の観光で、市の中心部の駅から近いホテルを利用するならば、この移動手段がいちばんおすすめです。
Airport Linkの駅が最寄りでなくても、地上に出れば路面電車も走っているので、乗り換えていくというのもありです。
英語がわからなくても乗車できるというハードルの低さがあります。
シドニー国際空港のターミナルはシンプルなので乗車までのアクセスも簡単です。
古さを感じた空港ターミナルは、市街地に近く(福岡空港のように)離着陸時間にかなり制限があるそうです。
このため、現在郊外に西シドニー空港の建設が進められているそうです。
次回行くときには新しい空港に到着することになるのなか?なんて余計な心配をしてしまいました。