2022年10月の佐賀の旅行記です。
開通したばかりの西九州新幹線で片道5分のショートトリップ乗車を楽しんできました。
この記事では武雄温泉駅構内の様子と武雄温泉から嬉野温泉への帰路編です。
同じ列車に乗って折り返すのですが15分の時間があるので、改札を出て、できたばかりの武雄温泉駅構内も探検してみました。
※実際はこの前日にも立ち寄って、駅構内を探検しつつ、おみやげを購入しました。
武雄温泉駅構内の施設
武雄温泉駅はおみやげを購入できるショップの他に、観光案内所、待ち時間をゆっくりすごすカフェスペースなどが充実しています。
武雄 旅 書店
新幹線改札前にあるのがセレクトショップ「武雄 旅 書店」
地元の名産である焼き物やおみやげを販売しています。
カフェも併設されている他、旅に関する書籍なども販売されています。
武雄温泉駅観光案内所
在来線改札前にあり、おみやげの販売のほかに、観光案内所や手荷物一時預かり、レンタサイクルなどのサービスも行っています。
カウンターテーブルの前は焼き物ギャラリー。Wi-Fiやコンセントも利用できます。
おみやげコーナーもセレクトショップのようにオシャレ。
配りやすいサイズ&健康志向のおみやげが充実していました。
武雄温泉駅の建物
佐賀県出身の建築家で、東京駅などを手掛けた辰野金吾氏の作品をモチーフにしたデザインが採り入れられているので一見の価値あり。
北口
在来線側の建物は、東京駅の赤レンガをモチーフに。
南口(新幹線口)
こちらは、武雄温泉楼門っぽい!?
武雄温泉駅は、長崎や佐世保方面への乗り換え駅にもなりますので、余裕をもったスケジュールで駅構内も楽しむことをおすすめします。
私の場合、嬉野温泉駅と武雄温泉駅を折り返すだけなのでタイムリミットは15分。
紹介した場所をすべて巡っていると乗り遅れます(笑)
ということで実際に改札を出ていた時間は3~4分。ホームへ戻ります。
武雄温泉駅から西九州新幹線に乗車
新幹線改札
改札内には往路の新幹線内で出会った小学生の集団。修学旅行かな?
料金表はこんな感じです。
この料金を見る限り、大阪より東は飛行機の割引を利用する選択になるんですよね~
便数の多い福岡まで飛行機を利用して佐賀、長崎を周遊というのもありです。
(今回は唐津からぐるっと巡っているのでちょっとルートが違いますが)
武雄温泉駅の対面式ホーム
こちらの駅は、西九州新幹線の開通事情により珍しいホームが見られます。
左の11番線が長崎方面へ行き来する西九州新幹線のホーム(武雄温泉駅が始発)
右の10番線は博多方面からやってくる(向かう)在来線のホームになっています。
在来線と新幹線が同じホームで乗り換え可能となっています。
リレーかもめ
車両の乗換は必要になりますが、路線上ではつながっている在来線「リレーかもめ」です。新幹線並みに(いや、それ以上)にオシャレな車両です。
JR九州の車両って、ホント旅情をかきたてられるような美しいものが多いですね~
よし、次は飛行機で九州入りして、どこぞの特急列車にでも乗ってみようかな。
武雄温泉駅の時刻表(2022.11現在)
嬉野温泉駅は停車が少なかったのですが、武雄温泉から博多方面へはアクセスも良さそうです。
武雄温泉駅から嬉野温泉駅まで乗ってみた
さきほど乗ってきた車両が長崎方面への折り返しになるので、早々に乗ってみました。
「かもめ」の車両
この列車はJR東海のN700Sという車両をベースにしているそうですが、外観だけ見るとまったく別もの。
顔が「ふなっしー」に見えてしまうのは私だけでしょうか(笑)
そして、車体の横に書かれたアナログ風な文字はある意味斬新。
JR九州の社長さん揮ごうによるものだそうです。
まだ出発前ですし、通り抜けるだけならタダなので1号車から探検してみました~
「かもめ」の指定席
1~3号車は車両ごとにシートのファブリックカラーが異なります。
シートもオシャレですし、木のぬくもりが感じらるひじ掛けなど、列車の中に非日常感が満載です。
正面の額もアートです。ほぼビジネス広告のJR東海とは大違い。
「かもめ」のデッキ
デッキには地元の産業を紹介するコーナーもあります。
空港のラウンジにもこんな感じで日本の伝統工芸を紹介するショーケースがあったりしますが、どんどん「日本の技」をPRしたらいいと思います。
「かもめ」の自由席
4~6号車のシートは同じカラーです。
JR東海のシートについているヘッドカバーはありません。コスト削減でしょうかね。
あの交換も「早業」としてある意味、日本の誇る技術になっているとはいえ、そこまでして交換する必要があるのかな、という気もしますが・・・(だから新幹線は高い)
そろそろ発車なので、おとなしく4号車へ着席。
出発する間際に反対側にこんな渋い車両が入線していました。
JR九州、どの列車もカッコよすぎ。
嬉野温泉までの5分の旅
「かもめ13号」長崎行きは定刻どおり発車です。
座ってすぐに到着の案内が流れてきました~(笑)
嬉野温泉に近づくと、こんなのどかな風景が広がります。
降りました!
赤いテールランプがかわいらしい~ さようなら~
まとめ
ということで、往復それぞれわずか5分の乗車でしたが、楽しかったです。
JR九州内で鉄道を利用したことはほとんどないのですが、近年ニュースなどで見る新作の列車などには興味がありました。
豪華なものは予約がとりづらい列車も多いようですが、予約なしで乗れる列車でも非日常的なデザインを採り入れたものが多く、旅の楽しみを倍増させることができそうです。
そろそろ車(レンタカー)の運転も面倒&不安になってくるお年頃なので、鉄道を使った移動も悪くないかな~と思う次第です。
あくまでも旅のベースは飛行機なんですけど、ね。
最後にもうひとつ余談。
一部には「長崎新幹線」と呼ぶ方もいますが、これは佐賀県民に失礼です。
地元の人に聞くと、やはり新幹線が県内を通ることについての思いはあるようで・・・全線開通はまだまだ遠いようです。
佐賀県民の気持ちよ~くわかります。(by.静岡県民)