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【シドニー旅行記3】オーストラリア短期観光の入国手続きについて

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2023年8月のオーストラリア旅行記です。

私にとっては15年以上ぶりのオーストラリア。

コロナ禍を機に入国システムも変更されているということで、直前まであれこれ調べていったにもかかわらず、結局現地空港であたふたしました。

 

このブログの内容は2023年8月短期の観光についての内容です。
申請手続きについては、随時変更されることがありますので最新の情報をご確認ください。
また、留学やワーキングホリデーの方は申請内容が異なりますので、該当のサイトなどをご確認ください。

 

オーストラリア入国についての基本情報

オーストラリアは3ヶ月以内の観光であれば、ビザは必要ありません。

また、新型コロナウイルスに関する各種書類は一切不要となりました。

しかし、アメリカ、カナダなどと同様に事前に電子渡航認証(ETA)を取得する必要があります。

また、パスポートについては、帰国日まで有効期限のあるものとなっています。

 

ETA(電子渡航許可)申請について

一番手間がかかったのがこれ!

これさえしっかりやれば(よほどワケありでなければ)入国できる、はず。

ETAのシステムはコロナ禍以前よりありましたが、コロナ禍以降、申請にあたっては、スマホのアプリでの申請のみとなっています。

よって、旅行会社などによる代理申請は不可になります。

団体ツアーに参加される場合も旅行会社では代行できないので、必ずご自身で申請することになります。

代理申請できるというサイトがあったらウソです。だまされないようにしてください。

 

費用と有効期間

申請に関する費用は20オーストラリアドル。(2023.10のレートで約1900円)

クレジットカード決済のみとなります。

有効期間は1年間です。

※オーストラリアはキャッシュレスが恐ろしいほど進んでいるので、VISAかMasterブランドのついたカードを必ず用意していきましょう。

www.momoyorozu.net

 

アプリと手続きの流れ

AustralianETAでアプリを検索してください。

または在日オーストラリア大使館のサイトのリンクから進んでください。

 

上記ははAndroidスマホでGoogle Playの利用例です。

インストール前は、「開く」のところが「インストール」の表記になっています。

iPhoneなどApp Storeを利用する場合は「入手」から進みます。

 

アプリは英語のみということでハードル高め。

そこで下記のYouTube(トラベラーチャンネル)を参考にさせていただいたところ手続きできました。

旅行会社の方がとてもわかりやすく(もちろん日本語)で解説してくれます。

解説どおりにやれば難しくないのですが、私が唯一ひっかかったのが写真撮影です。

途中、スマホで顔写真を撮影する箇所がありますが、姪とそれぞれのスマホでお互い撮りっこしているのに私だけなぜエラー? 

その原因は背景でした。背景に(たくさん本が並んでいる)本棚があったのがNG。

無地の壁の前で撮影したらすんなりできました。

いや~パスポート作った時と今の顔が違い過ぎて!?拒否されているのかと本気で不安になりましたよ、もう。

 

申請のタイミング

私は2週間前に取得しましたが、遅くとも渡航3日前くらいまでには申請しましょう。

24時間以内に登録したメールに返信がきます。

PDF形式の渡航許可の書類が添付されています。

この書類をスマホに保存するか、あるいは印刷して持参しましょう。

ちなみに私の場合、申請してから3時間ほどで返事が届きました。

同時にアプリ内にも申請内容の詳細が表記されていることを確認しておきましょう。

なお、現地でこの渡航許可の書類やアプリを提示することはありませんでした。

 

アプリへの登録を済ませば、後はパスポートとeチケットなどを忘れずに渡航すれば大丈夫です。

ちなみに航空会社(カンタスオーストラリア航空の場合)のカウンターではETAに関する確認は一切ありませんので、すべて自己責任で準備していきましょう。

 

続いて渡航中から入国までの流れです。

 

着陸までの流れ

機内では「入国カード兼 税関・検疫申告書」配られますので、到着までに記入します。

日系航空会社なら日本語のものが配られるようですが、カンタスでは英語表記のものでした。

あらかじめ記入例を示したサイトなどをスクショまたは印刷して持って行くことをおすすめします。

質問内容は、「結核にかかっているか」「犯罪歴があるか」というものから持ち込み(税関)に関するものとなります。正直に申告しましょう。

私はひとつだけYESにチェックしました。それに関してのちほど登場します。

 

入国審査の流れ

ターミナルを歩いていくと入国審査場の手前の通路、このようなSmart Gate利用者用の端末(以下「端末」と記載)があります。

国旗が記されている国(日本も含む)のパスポート所持者は、入国審査が簡略化されるシステムがあり、その事前準備として利用するものです。

※日本国籍でも16歳以下の方は利用できません。

周りは立ち止まらずどんどん進んでいくので、まだこの先でもいいのなか・・・と周囲の流れについていきました。

免税店エリアを過ぎるといよいよ入国審査場ですが、その手前に端末が数台並んでいました。

こんなに並ぶのは嫌なので、まだ行けるかな!?とガンガン進んでいきました。

進めるところまで進んだら何か不足していることに気づきUターン。

自動入国審査ゲートを通過するためには、端末から発券される上記のようなチケットが必要でした。

端末にパスポートを挿入して、質問にこたえる(記憶では、入国カードにもある「結核」や「犯罪歴」に関するものだったと思います)と出てきます。

パスポートを挿入すると自動的にその国の言語になりますので安心です。

 

入国審査は自動ゲートになっていて、パスポートとこのチケットを挿入、カメラに向かって顔写真の照合ができるとすんなり通過できました。

後になってみればたいして難しくもなかったのですが、このチケットが必要というシステムを理解してなくて・・・

基本的に無人なので、審査官にあれこれ聞かれることもありません。

乗り継ぎだけなのにやたら面倒だったアメリカと比べてもかなり簡単でした。

www.momoyorozu.net

 

なお、入国スタンプが必要な方や16歳以下の方などは「All Other Passport Holder」の矢印に向かって有人のカウンターで入国審査を行いましょう。

 

世界一厳しい!?税関

実は、入国審査よりも厳しいのが税関(検疫)といわれるオーストラリア。

大陸固有の動植物を守るために陸続きの国などと比べて規制が厳しいのです。

特に動植物(食品)に関する持ち込みが厳しく、肉や魚はもちろん、種のある果実や穀物、ナッツ類などもひっかかるといわれています。

都市伝説レベルでは「梅干しは?」「ナッツがダメなら柿の種もダメ?」「謎肉の入っているカップヌードルは大丈夫か?」なんていうネタもあるくらいですが、少しでも心配なら申告しておきましょう。

日本から持って行ったのはお菓子と飲料くらいでしたが、入国カードの持ち込みの6か7の項目にチェックをして、とりあえず申告(DECLARE)の列に並びました。

すぐに見らせれるように機内持ち込みの荷物にお菓子は入れておきました。

同時に到着したのが大量の荷物を抱えたチャイニーズ軍団。

これはかなり並ぶな、と覚悟を決めていたところ、分岐で人の列を捌いている係官が私の申告書に目を通し「(食べ物は)何持ってるの?」と聞くので、「スナック!」と答えると、「あっ、そう。じゃあいいよ。」と出口へ通過させてくれました。

実物を確認することもなく・・・ そんなテキトーでいいの?

激込みの中国人の列に紛れているのが幸いしたのかな?

 

なお、薬に関しても申告が必要なものもあるので、処方されたお薬は英文に訳した処方箋があればスムーズだとか。

また、市販薬はパッケージごと持参するのがおすすめだそうです。

 

ということで、晴れて自由の身になってシドニー市内へ向かいます。

ターミナル内の案内は基本的に英語と中国語(簡体字)となっていました。

 

まとめ

今回は添乗員さんのいるツアーではないので説明もなく、段取りもわからず、周囲の様子をうかがいながら・・・と実はドキドキだらけでしたが、振り返ってみたらほぼ無人ゲートで入国できてしまったので、ラクということになるのでしょう。

税関は、日本のお菓子程度では申告の必要はないと思いますが、少しでも疑われるのはイヤという方は申告して、手持ちですぐに見せられるようにしておきましょう。

シドニー数日の滞在であればスーパーやコンビニ一もありますので、日本から持ち込まないというのも安全策ですね。(現地価格はメチャクチャ高いですが・・・)

 

オーストリラア入国に関してポイントをまとめておきます。

  • ETAは個人のスマホで申請(アプリダウンロードが必要)
  • ETAは遅くとも出発の3日前までには申請
  • 機内で入国(税関申告)カードを記入する
  • 到着したら「e-SmartGate」を利用して、チケットを発券する
  • 食べ物や薬を持ち込む場合は正直に申請し、すぐに出せる状態にしておく