おでかけ ももよろず

日本全国北から南、たまには海外へ・・・”よろず”な旅をご紹介

【京都】春まだ浅い3月中旬の「大原三千院」

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2020年3月上旬に京都を訪ねました。

新型コロナ感染拡大徐々に広がり、学校が一斉休校になっていた頃です。

私は姪と行く予定だった海外旅行を泣く泣くキャンセルし、ぽっかりと空いた数日をどうするか思案。 

www.momoyorozu.net

 

自粛モードから2週間経過したタイミングで営業を再開するところも出ていたので、公共交通機関を使わずに自家用車で行くことのできる範囲で京都・滋賀へ向かいました。

ちなみにこの翌週の3連休では、自粛からの解放感で春の行楽に多くの人々が繰り出した結果、4月上旬には一気に感染拡大したことを記憶している方も多いと思います。

 

京都市内をすいすい抜けて大原へ

京都東インターで高速を降り京都市内へ。京都市内を公共交通機関以外の車で移動するのは何十年ぶりのこと。

ここ数年の混雑でバスやタクシーですら乗る気になれず京都は避けていました。

この時期なら大丈夫?と思いつつもナビが案内するのは八坂神社前を通る京都きっての観光ルート。それなりに車も多いし、他県ナンバーで煽られないかちょっとドキドキ。

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ところが走ってみると、それは日常の地方都市と変わりません。ほとんど渋滞もありませんでしたが、いちばん驚いたのは道路を渡る人の数が少ないこと。

このあたりは、観光客が信号が変わってもまだ渡っているようなところですが、そんなマナーが乱れた雰囲気もまったくありません。

"観光公害"に悩まされていた京都の方にとってはかつての日常が戻っているようですが、それがコロナ禍というのは複雑なところですね。

 

中心部の喧騒から逃れたのどかな山里 大原

京都東インターから走ること30分強で大原の里に入りました。

古い歴史を持つ大原ですが、古くから隠棲の地として都から身を隠すように暮らした歴史上の人物も多いことから史跡が多く残ります。

 

日曜日ですが駐車場はどこも余裕でした。

今にも雨になりそうなお天気のため、なるべく近くて安いところを見つけて駐車。相場は1回300~600円くらいといったところでしょうか。

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未舗装ですが歩いて5分ほどで三千院口のところにあります。

ここは3時間までなので三千院のみの観光なら十分ですが、他も歩きたい方は1日の上限が決まったところをおすすめします。

 

もう少しすれば、菜の花と桜のコラボレーションも楽しめそうでした。

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参道はご覧のとおり。

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日曜日の午後2時くらいですが、閉まっているお店も多かったです。

 

三千院を訪ずれるのは多分20年以上ぶり(-_-;)

当時はまだインバウンドなんていう言葉もなく、ゆったり巡れた気がしますが、それでもここまで人が少なくはなかったかも。

京都の市街地に比べたら相対的に訪れる人も少ないし、季節的にも桜まであと2週間ほどという中途半端な時期。

外国人は皆無ですが、日本人もこんなにいないとは驚きました。

 

大原三千院の境内のようす

 

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寺 概略

【名 称】三千院 (三千院門跡)

【ご本尊】薬師如来

【創建年】8世紀中頃

【開 基】最澄

【文化財】国宝 阿弥陀三尊坐像他

【所在地】京都市

 

拝観料と拝観時間

・おとな700円

・拝観時間は9:00~17:00(季節によって若干変動あり)

 

天台宗の三門跡寺院のひとつです。

門跡寺院とは皇族や公家が住職を務める寺院のこと。

延暦年間(800年頃)に最澄が比叡山延暦寺建立の際、草庵としたことがはじまり。その後、移転を何度か繰り返し、明治初頭に現在の地に移りました。またその名称も何度か変化しています。

入口の石碑に記されていた「梶井」も旧名称のひとつです。

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桜や紅葉があればまた風景は違うのでしょうが、密を避けたい今は、欲張ってはいけません。

 

三千院の建物と庭園

御殿門

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三千院を象徴する建造物のひとつ。今までなら多くの人が出入りしていて人のいない撮影は大変なはずですが・・・

門をくぐって左へ。拝観料を納めて客殿へ入ります。

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2020年3月のコロナ感染対策の様子です。

 

聚碧園(しゅうへきえん)

客殿から見える庭園 聚碧園(しゅうへきえん)は池泉観賞式庭園で、江戸時代の茶人・金森宗和の作とされています。

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温暖な季節ならこの窓が開放され、赤い毛氈(もうせん)の上ではお抹茶席が設けられます。

窓越しの風景になりますが、雨がひと振りした後、西陽が差し込んできました。

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花が少ない時期ですが、沈丁花が咲き始めていました。

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宸殿(しんでん)

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重要な法要である御懴法講(おせんぼうこう)を執り行うための建物で、大正時代に建造されたものです。

宸殿(しんでん)は門跡寺院特有の建物で、御所の紫宸殿に並ぶ格式の高い建物です。

ご本尊の薬師瑠璃光如来もこの建物に安置されていますが秘仏となっています。

 

拝観のコースは、この建物から外へ出て有清園を通り往生極楽院へと続きます。

 

宸殿正面側から見た有清園

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三千院の代表的な風景。正面にある建物が国宝の阿弥陀三尊像を安置する往生極楽院です。

 

往生極楽院

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この建物は平安時代の頃よりこの地に変わらずたたずんで歴史を刻んでおり、現在の三千院の礎になっています。恵心僧都源信が父母を弔うために建立したと伝わります。

国宝の阿弥陀三尊像(中央に阿弥陀如来、右に観世音菩薩、左に勢至菩薩)が安置されています。

大きな像を納めるために天井は舟底型になっています。

こちらはパンフレットより

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門跡寺院特有の装飾も見逃せません。

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朱雀門

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この辺りに来ると、先ほどまでの雨がすっかり上がって、西陽が苔に当たってとても美しいです。

 

往生極楽院から金色不動堂に向かっていく途中に、近年話題になっているこちら

わらべ地蔵

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苔にすっかり馴染んでいるので見逃さないように注意です。

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途中にあじさい苑がありました。満開になったら見ごたえありそうです。

 

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弁財天

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金色不動堂

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平成元年に建造された新しい建物。秘仏 金色不動明王が安置されています。

観音堂

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高さ3メートルほどの観音様が安置されています。

 

出口へ行くまでにもう一度往生極楽院の風景を納めました。

花や緑は少ないのですが、私のような建造物好きにとっては写真撮影にはもってこいの季節です。

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寒さのわりには、苔もきれいな色をしていて得した気分です。

 

次回は苔、青もみじ、紫陽花の”3点セット”が楽しめそうな6月に訪れようと決めました。

 

御朱印

御朱印をいただける場所と御朱印の種類

・金色不動堂(金色不動明王、弁財天)

・観音堂(観音菩薩)

・円融蔵(薬師如来、阿弥陀三尊他すべての御朱印)

 

いただいた御朱印

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私は金色不動堂と円融蔵(売店のある建物内)でご本尊の御朱印をいただきました。

阿弥陀三尊はこの目でしっかり確認できたので、秘仏の御朱印のみということで。 

 

新型コロナウイルスは1日も早く心配しなくて良い日が訪れて欲しいけれど、こうやってゆったりと巡れる京都も捨てがたいと思うのでした。

 

 

 

一度は晴れたものの、駐車場へ向かう途中から雨がぱらついて車に乗った直後にこれ。

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まるで”狐の嫁入り”みたいな・・・ 車があって助かった~

 

続いて寂光院へ向かいます。