2020年10月の旅。宇和島城を訪ねた後は、宇和島名物を求めてGO!
目指すのは愛媛県の郷土料理 鯛めしです。
鯛めしというと土鍋にお頭付きの鯛がどーんと入った炊き込みご飯をイメージしますが、宇和島の鯛めしは違います。
宇和島鯛めしとは
生の鯛の切り身を卵を溶いたたれにつけご飯にのせていただきます。
伊予水軍が考案したと伝わる漁師めしが発祥です。
愛媛県は鯛の養殖で全国トップ。特に宇和島市に接する宇和海周辺はリアス式海岸のため、比較的穏やかながら外海から流れ込むプランクトンが豊富なためさまざまな魚の養殖がおこなわれています。もちろん天然の漁場にも恵まれています。
なお、宇和島周辺の南予地方ではこのような鯛めしですが、東予から中予にかけては炊き込みタイプの鯛めしが主流だそうです。
愛媛滞在中に鯛めしを食べたいと思っていましたが、せっかく宇和島まで足をのばすのでぜひ”本場”でいただきたいとリサーチしたところ、ほづみ亭さんの評判が良かったのでおじゃましました。
ほづみ亭の場所と駐車場
宇和島城から車で向かいましたが、市の中心部にあるお店へは車で5分ほど。
宇和島駅と宇和島城のちょうど真ん中あたりにお店があります。
お店から数十メートルのところに10台分ほどの駐車場も用意されていますが、私が到着した平日の午後1時頃はほぼ満車でした。
宇和島鯛めしをいただく
お店に入るとカウンターに案内されました。
本来はカウンターの板前さんとコミニケーションがとれるはずですが、こんなご時世なのでしっかりパーティションで仕切られていました。
奥にも広いお部屋があるようです。観光客だけでなく、ランチタイムでも地元の常連さんが多い印象でした。
写真入りのメニューではなく文字のみ。(ホームページに写真が掲載されています)
というわけで迷わず鯛めし一択です。
10分ほどで鯛めしがやってきました。ご飯はおひつに入っています。
(カウンターなのでじっくり写真を撮るのもはばかられこんな写真が1枚です)
第一印象は「鯛のお刺身(切り身)がいない! 」と不安になりましたが、スタッフの方が食べ方を説明してくれたので一安心。
すでにお刺身はたれの中です。
お刺身を自分でたれに浸けるイメージだったので、ちょっぴりショックでしたが、考えようによっては私たちは浸す手間が省け、お店はお皿が減る・・・というわけでWinWinですね(笑)
たれの中には海苔などの海藻も入っています。たれの中にあるお刺身をご飯の上に少しずつのせて食べます。
お刺身を全部並べれば映える写真がとれたかもしれませんが、温かいご飯の上にお刺身を並べて温まってしまうのは私のポリシーが許さないので、少しずつ食べる分だけのせていきました。
たれとご飯が相まったそれは、ずばり! TKG(たまごかけご飯)なのでした~
鯛は養殖ものだそうですが、新鮮なので身がしまっていい食感。
「味が薄かったらたれも少しずつかけてください」と言われましたが、お刺身についたたれだけの味で十分でした。
一品(甘辛に似たお魚)お吸い物がついて1200円(税別)でした。
本当は、太刀魚竹巻というご当地名物も食べたかったのですが、この日は入荷がないとのこと。
また、この日は松山に戻って渋滞にはまり、道にも迷ったりしてして、気が付けば”夕飯難民”(>_<)
こんなことなら奮発してじゃこ天、丸ずし、天ぷらなどがついた御膳にしておけばよかった・・・
食べ始めるころにオーダーストップ。その後も続々と観光客と思しき方が来店しましたが、あきらめてお店を後にされていました。
ゆっくり食事をするなら12時半くらいまでに入ることをおすすめします。
2021年1月現在、新型コロナウイルス感染拡大による自粛などにより休業している場合がありますので、事前に情報を確認しておでかけください。
帰り道、市内を走っていたら「闘牛場」という看板を見つけました。年に5回だけ開催されている歴史あるイベントなのだそうです。
この後は、お城めぐり午後の部。100名城の大洲城へ向かいます。