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【県営名古屋空港に隣接】あいち航空ミュージアム

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自動車産業で有名な愛知県。実は航空宇宙関連の部品などの製造も多い地域です。

そんな背景から県営名古屋空港(豊山町)に隣接して2017年11月にオープンしたのが県立のあいち航空ミュージアムです。

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訪れたのは2018年10月。現在とは一部展示内容が異なっていることをご了承ください。

 

エアポートウォークと直結するブリッジから入館

旧名古屋空港国際線ターミナルを活用した商業施設「エアポートウォーク」とつながっていて2階からの入館となります。(無料駐車場も共通) 

www.momoyorozu.net

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右手に見える白い建物が あいち航空ミュージアム。

国際線搭乗用に使われていた本物のボーディングブリッジが今も活用されています。

 

ミュージアムのエントランス

入口にあるのはトリックアートで描かれた飛行機

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エントランスで出迎えてくれたのはこちら

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JAS(旧.東亜国内航空)の象徴的なレインボーカラーの機体模型。

かつては国内線は3社が競合していましたが、JASは2004年にJALと統合されました。
また、現在エアポートウォークとなった旧国際線ターミナルは2005年までなので、ほぼ同時期に歴史を閉じたことになります。

2018年に行った時はこのエントランスの左手に三菱重工が開発中のMRJのミュージアムへの案内があったのですが現在は「再開未定」とのこと。

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こういう資料をもらってきては、旅の計画に役立てているんですけどね・・・(泣)

 

展示フロアへのゲートは、空港のボーディングゲートをイメージ

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入館料はおとな1000円。ちょっと強気な価格、かな。

 

ミュージアム内のようす

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建物は格納庫そのもの。

上記の写真は入場ゲートを入った2階の通路からのものとなります。

1階にはYS-11を中心とした実機の展示と映像アトラクション。

2階は模型の展示、学習室、工房、カフェなどがあります。

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【2階】名機100選

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実際の25分の1というサイズで作られている精巧な模型。

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マニア垂涎の戦闘機もたくさんあります。

だけど、私はやっぱりこっちかな。

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【2階】オリエンテーションシアター

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愛知県の航空産業の歴史を紹介する3D映像が見られます。

子供向けのものでしたが、大人でもわかりやすくておもしろかったです。

 

【1階】YS-11実機展示

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戦後初めて作られた国産の旅客機。間近で見ると迫力があります。

再び日本の技術を結集した国産の機体 MRJの開発が待たれますが、試練だらけですね。

【1階】JAXA実験用ヘリコプター 

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JAXAは宇宙へ飛ばす機体だけと思っていましたが、ヘリコプターもあるんですね~( ..)φメモメモ

 

【1階】三菱 ビジネスジェット MU-300

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週末を中心に展示機内の公開もされているようです。

※表示は2018年のものです。

 

【1階】飛行機の工房 ~零戦~

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映画「永遠のゼロ」の撮影にも使われた実機だそうです。

ただ、展示にあたって「戦争を美化することに反対」という意見もあり、現在はレプリカの展示となっているです。

【1階】”飛行”の解剖図鑑

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【1階】フライングボックス

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振動したり傾く椅子に座って飛行の臨場感を味わえるアトラクション。周辺のバーチャル遊覧飛行が体験できます。

いい歳になっても搭乗時には窓側席必須で離着陸を楽しんでいる私は存分に楽しんじゃいました~(酔いやすい方はお気を付けください)

 

【1階】”飛行”の教室

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立ち見のシアターですが、3Dプロジェクションマッピングでエンジンのしくみを紹介しています(中にあるのは本当のエンジンのようです)

 

展示以外にも楽しい演出が盛りだくさん

ミュージアムのトイレがすごいんです!

入口の表示も可愛らしいのですが(カラーのラインが天井に続いています)

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個室に入って扉を閉めたらこうなりました~(笑) 

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しかし、この空間落ち着かないものですね~ 

こちらは休憩用かと思われます。旅客機のエコノミーのシートで一休み、一休み・・・

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カフェ

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北側の窓に面する大きな窓に向かって椅子が並んでいるカフェです。

飛行機の離発着を眺めながらまったり休憩できます。

展望デッキからの眺めが最高!

個人的には、ミュージアム以上に満喫できたのがここ。エアポートウォークと国内線ターミナルの真ん中にある建物なので、この空港エリア内でベストポジションなのかも。

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この空港は旅客機は少ないのですが、ヘリコプターやビジネスジェット、さらには自衛隊が一緒になっているので、珍しい機体が次々に飛び立っていきます。

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エアポートウォークや駐車場からでも、ご覧のとおり滑走路はかなり近いのですが、この高さはミュージアム(有料エリア)の特権。

展望デッキにいたのは20分ほどでしたが、(本来は旅客機好きの私も)十分に楽しめました。

そしてなんといっても名古屋空港ならではのお楽しみはカラフルな機体で知られるフジドリームエアライン

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水色の機体は2号機。静岡空港開港時(2009年)に見たので、これを撮影した2018年でほぼ10年近く飛んでいることになります。

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この日は2機だけでしたが、離発着を見ることができました。

フジドリームエアラインは静岡空港を拠点に開業したのですが、あまりにも利用客が少なくてショボイ空港なので、愛想をつかして県営名古屋空港で頑張っているようです。

(一応、静岡空港も少ないながら就航していますけど・・・) 

www.momoyorozu.net

 

再び館内に戻りおみやげタイムです。

 

ミュージアムショップ

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けっこうおもしろいオリジナルグッズがありました。

何か買ってきたとは思うのですが、日が経ちすぎて忘れてしまいましたけどm(__)m 

 

 

まとめ

屋内施設ですが、空間も広くとられているので密になることも少なく、社会見学施設としてもおすすめです。

隣のショッピングセンターはちょっと密になるのが不安というお父さん!こちらの施設でゆったりと飛行機ウォッチングなどはいかがでしょうか? 

 

なお、2021年5月現在、あいち航空ミュージアムでは個人での入館に際しても割引が行われています。(2022年3月末までの予定)

aichi-mof.com