2023年6月にJMB(JALマイレージクラブ会員)限定の機体整備工場見学に参加しました。機内食とミュージアムを堪能した後は、いよいよ整備工場の見学です。
この記事では、飛行機のメカには疎い単なる飛行機&旅好きのオバサンが、ざっくりと楽しんできた格納庫の機体などのようすをお伝えします。
いざ格納庫へ
赤ヘルを被っていざ工場へ。(左は中敷きのキャップ)
定員40名の参加者が4グループ(各10名ほど)に分かれて見学に向かいます。
ミュージアム見学の時に、映えるな~と何気なく撮影しておいた扉
実はここが格納庫への通路になっています。
この扉が開く瞬間、感動が・・・(それは参加してのお楽しみ~)
格納庫(M1)見学
このメンテナンスセンターには2つの格納庫があります。
最初に見学したのはM1と呼ばれる施設です。
ここでは大掛かりな整備(車でいう車検のようなもの)を行うため、天井からぶら下がる常設の足場ができています。
飛行機がバラバラに分解されていますね~
数週間かけて大掛かりな整備や点検を行う施設となっています。
私たちが座るシートもこんなところに
ここにいたのは、A350とB787-9でした。
どんな機体に会えるかは当日のお楽しみ。レアな機体に会えるかは運次第ですね~
ちなみに私は日本(メイドイン愛知県周辺)の部品がたくさん使われているB787のファンです♡
こちらは塗装時に使われる幕ですが、現在はあまり使用されていないのだとか。
ペイント機が人気ですが、現在はほとんど海外で作業しているのだそうです。
見学フロアに展示されている模型ですが、これ実際に飛ぶラジコン。
今はもう飛行していない懐かしい機体です。
説明してくれたスタッフさんは元整備士さん。とても詳しく説明してくださるのですが、そもそも機内食食べたさに参加している女子連中が多いコース(私もです)なので、あまり機体については興味がない方も(苦笑)
しかし、こういう見学会では、マニアさんがスタッフにくっついて質問攻めということもありますが、それはなかったのでホッ。
M1格納庫は10分ほどの見学でした。この後、通路を渡ってM2へ。
この通路からすぐのところに機内食を作る工場が見えました。
ここの会場で食べる機内食は、機内で食べるより”できたてほやほや直送便”なことが確認できました(^^)v
格納庫(M2)見学
続いてやってきた格納庫M2。
こちらでは日常点検的な作業や軽整備が行われています。
本日の”お客様”は、B777-300とE190型機
日本-欧米の”ドル箱路線”を飛ぶ大型機と、国内の地方路線を飛ぶ小型機この対比はちょっと珍しいかも。
格納庫の中の説明を聞いている先では、外では次々にJAL機が着陸してきてそっちも気になる。
機体の見分け方は、主翼の形がわかりやすいのだと思いますが、今回は”お尻”での見分け方もレクチャーしてくださいました。
日本初のジェット機「FUJI号」
こちらは、日本初のジェット機 Dougras DC8といわれるもの。先端部分だけ保存されています。
この中に入ることのできるJMB限定コースもあります。
きっとマニアさんたちばかりですごい質問が飛び交うんだろなぁ・・・
ここからは、でっかい飛行機を間近で見ます。
ド迫力の大型機 B777-300
通常では絶対見られない飛行機の”おなか”
ここから燃料を入れるんですよね~
こんなデカい機体に乗ったことあったかな?と振り返ってみたら、2019年2月にイタリアに行ったときに羽田-ロンドン往復で搭乗しました。
プレエコにも関わらず、帰りは体調崩して地獄の12時間でした・・・
地方路線で頑張る E190
ブラジルエンブラエル社の機体で2×2のシートの小型機。
本来は伊丹空港で整備をしますが、そちらが手狭になっていることでここにもやってくるそうです。
5月下旬に、三沢(青森)-羽田でお世話になったばかり。
大型機が多い羽田空港利用者にはなじみが薄いかもしれませんが、静岡県に拠点を構える(大半は県営名古屋空港発着ですが)フジドリームエアラインズが所有するのはすべてこの機材なので、私はけっこうなじみがあります。
最初は「ブラジルの飛行機?ヤバくないですか~?」と思っていましたが、いやいや乗ってみたらこれが快適すぎ。
シートはゆったり、革製のシートは座り心地も良く、おまけに普通席でもおやつが出てきます(フジドリームライン独自のサービス)
ちょっと脱線しました。
国際線は最新の大型機に乗りたい派ですが、国内は基幹路線はエラそうで意地悪なビジネスマンマイラーがいるので、ローカル空港を結ぶ小型機の方が平和で落ち着きます。www.momoyorozu.net
国内線の主力大型機 A350-900
格納庫の外に駐機していたのはA350機。
Aがつくのはヨーロッパを本拠とするエアバス社の機体。
今までJALはアメリカのボーイング(Bではじまる)ばかりで、エアバス製はこのA350がはじめてなんだそうです。これは意外でした。
窓のデザインから「たぬき」と呼ばれているのだそうです。納得~(笑)
現在は国内の基幹路線を飛んでいますが、間もなく国際線にも就航するそうです。
国際線に就航したら乗りたいな~
格納庫での撮影に必死な人もいれば、離発着する外が気になる人も・・・
ここでは比較的ゆったり時間が設けられていたので、みなさん思い思いに撮影していました。
そんな中、私たちが見学しているそばをバスが走り抜けていきました。
空港とのタイアップで、制限エリア内で飛行機の離発着を楽しむツアーです。
ところで日本で最初に制限エリア内の見学を催行したのは中部国際空港なんですよ~
ということで、1時間ほどじっくり格納庫(整備工場)見学をして、すべてのプログラムが終了です。
通路を通ってそのままエレベーターに乗り出入口で解散となります。
入口に貼ってあったスケジュール表。
私が参加したコースは、他よりもプログラムの時間が長く設定されています。
完全無料ではないけれど、マイルを利用するだけの価値あるコースなのでした~
まとめ
本来青チーム(ANA)の私は、なかなかこちらに見学に来る機会はなかったのですが、今回は少しのマイルで参加できる見学会のチャンスをいただきました。
機内食をセットにした工場見学ツアーは、特に旅好き女性におすすめしたいすばらしい企画だと思います。
JALの国内特典航空券は、2023年より必要マイル数が実質増加していて、無料航空券取得のハードルが高くなりました。
しかし、2000マイル~参加できるこのような体験型イベントは羽田空港以外でも開催されています。
また、JAL名物の「ガチャ」である通常の半分ほどのマイルで飛べる「どこかにマイル」をうまく利用すれば、私のような陸マイラーでも十分にマイルを使って旅をすることができます。
私はイオンでのお買い物と「ハピタス」というポイ活サイトでためたポイントをJALのマイルに交換しています。
海外ツアーに参加してもたいしてマイルなんかたまらないと思っているアナタ!
旅行しないからマイルなんて関係ないと思っているアナタ!
ちりつも(ちりも積もれば山となる)でためれば、無料航空券はムリでも地上で機内食は食べられるかもですよ~