先日、JALのマイレージ会員(JMB)会員限定に開催される、通常の機体整備工場見学にプラスアルファのある体験型ツアーに参加してきました。
私が参加したのは「機内食体験」のついたコースに参加しました。
そのようすを2回にわけてご紹介します。
JAL工場見学 JMB会員限定コースとは
通常JALが一般向けに公開している機体整備工場とSKY MUSEUMの見学に加えて、プラスアルファの体験ができる内容を加えたコース。
JALのマイレージクラブ会員限定で、参加にはコースは2000~3000マイルが必要となります。
2023年7月現在(8月・9月開催)のコースは下記のとおりです。
- 「機内食体験」コース
- 「FUJI号スペシャル」コース
- 「ライフベスト着用体験」コース
私は国内特典航空券で旅行をすることを目指して、「陸」で一生懸命貯めている極貧マイラーですが(笑)、コロナ禍でそれもなかなかかなわず、期限切れを気にしているよりも2000~3000マイルでこんな貴重な体験できるならありがたいな、と興味を持ちました。
申し込みから参加までの流れ
一般見学は無料ですが、その分競争率も高いという印象。
一方こちらは、5月中旬に届いたメールで、6月・7月の募集を知り、平日日程の申し込みを進めたところすぐに予約完了のメールが届きました。
えっ、こんなに簡単に申し込みできちゃうの?と正直びっくりです。
メールはこれ1通のみ。
当日はこのメールを提示できる準備をしていきましょう。
工場見学~機内食体験~に参加してみた
JALメインテナンスセンターへのアクセス
最寄り駅は東京モノレールの新整備場 駅です。
普段は(新幹線利用なので)品川から京急利用で羽田へ行くことがほとんどなのでモノレールは久しぶり。浜松町から乗車です。
新整備場駅は各駅停車のみの停車となります。
天空橋まで空港快速を利用し各停に乗り換える方法もありますが、今回は各停に揺られ30分かけて新整備場まで行きました。
階段から地上に出たらそこが整備工場でした~
ANAの時は、駅からけっこう歩いた記憶があったので拍子抜け。
集合から入場
12時50分が集合時間となっていました。
待機場所がないと聞いていたのですが、参加者と思われる方がフェンス越しに写真を撮っていて、定刻ちょっと前に入口にはすでに10数名の列ができていました。
定刻より少し前に門が開き、建物に入ると、身分証(私は運転免許証)を提示して本人確認が行われます。(メールは提示しなくても大丈夫ですが、念のため準備)
スタッフさんから入館証をいただき、ゲートにかざして入館します。
エレベーターに乗って最初に向かったのは機内食体験です。
もちろんこのためにお腹をすかせていきました(^◇^)
機内食体験
こちらのラウンジに通され、セルフサービスで機内食をいただきます。
到着、着席したタイミングで各自自由に食事開始という流れです。
カートで運んでくれたら盛り上がるのでしょうけど、まあそこまでは、ね。
しかし機内食はホンモノのカートから取り出してくれました。
飲み物もセルフサービスですが、この容器も普通は私たちが持つことはないので、レアですよね。
機内で出されているものと同じスカイタイムとスープが用意されていました。
ということで機内食並びました~
日程により洋食と和食がありましたが、私が選んだのは洋食。
これらの機内食はリアルに国際線の長距離路線(欧米など)のエコノミー/プレミアムエコノミー提供されているものです。
メインは「鶏もも肉のきのこ入りカッチャトーラソース」
サイドは「蓮根と油揚げの京風きんぴら」「蒸し鶏とズッキーニのタヒニソース和え」「キヌアともち麦と発酵野菜のサラダ」
これに野菜サラダもついています。
(もう5年以上ご無沙汰していますが)海外のエアラインに比べて、品数も、サイドメニューの手の込んだ料理など、日系エアラインの機内食ってレベルが高いですよね。
機内で食べるよりは空間は広々しているし、食後は自由に動けるし・・・と実際の機内より余裕はありますね~
残念ながらデザートと食後のコーヒーはありませんでした~(T_T)
なお、機内食の工場はこの建物のすぐ隣にあり、できたてホヤホヤなんです。
味付けも機内で提供されるものとまったく同じなので、ウワサには聞いていたけれど若干濃く感じましたね。
JALの機内食をいただいたのは2019年2月の羽田-ロンドン以来です。
海外エアラインの機内食はこちら
参加したのは平日でしたので、比較的年齢高めのご夫婦連れ、あるいはおひとりさまという構成。
機内食が食べられるということで女性の割合高めな印象でした。
ちなみにコロナ禍で海外に行けず、機内食が恋しくなった時にお取り寄せもしましたけど・・・
食後はラウンジからの飛行機見物。
通常は勤務する人しか利用できない特別空間です。
お昼の時間帯なので、駐機や発着は少ないとはいえ、地方空港と比べたらかなりの頻度で飛行機がやってきます。
こちらはウォルトディズニー100周年を記念したペイント。
私としては、夢の国よりリアル国際線のほうがワクワクします。
BRITISH AIRWAYSは、ロンドン経由でイタリアに行ったときに利用しましたが、いわゆる「欧米系」。CAの対応は無愛想で雑でしたけどね~
13時15分くらいからレクチャー(スタッフによる説明と映像)がはじまりました。
機内食と整備工場(格納庫での作業)に関する映像です。
こちらは自由視聴ということで、リピーターと思われる方は、ミュージアムに向かっていました。
はじめての方は、これから向かう格納庫見学の予習をここでしっかりしておきましょう。
この後は、同じフロアにあるJAL SKY MUSEUMの自由見学となります。
見学時間は、前述の映像とあわせておよそ1時間ほど。
JAL SKY MUSEUMを見学
床が滑走路風デザインになっていて、気分が上がります。
お仕事紹介
航空会社のスタッフさんのお仕事がわかりやすく解説されています。
実物をなかなか見ることのないグッズも展示。
また掲示されているQRコードでさらに詳しい解説が見られます。
コックピット
実際に座席にも座ることができます。
プレミアムエコノミーとビジネスクラスのシート
今は、ビジネスクラスもこのタイプからさらに進化しているようです。
次なる目標は欧米線のビジネスクラスで旅したいっっ。
制服体験コーナー
CAさん、グランドスタッフ、パイロットになれる衣装です。
スタッフさんにサポートされて着替えると、今度は別のスタッフさんが(自分のスマホを渡し)撮影してくれます。
この衣装、大変うまくできていてほぼ体形気にすることなく”装着”できます(笑)
この日の見学者は、いい歳したおじさんとおばさんばかりでしたが、にこやかに勧誘してくるスタッフさんたちに乗せられてみなさんコスプレしておりました~(爆)
歴代制服展示
私世代は、なんといっても「スチュワーデ物語」で堀ちえみちゃんが着ていた右端の制服が印象的。と言うと年齢バレれるのでだまって見学していました。
すると隣でスタッフさんと話していた奥様は「”アテンションプリーズ”の制服懐かしいわよね~」と。まだまだ上手がいたわっ。(爆)
アーカイブスゾーン
いつくかの航空会社との吸収と合併を繰り返しながらの歴史を紹介しています。
モデルプレーン
機体の模型も年代別に並んでいます。JAS(日本エアシステム)も懐かしいです。
歴史的なグッズも展示されている中、思わず反応してしまいました(>_<)
ビートルズが来日の時にタラップで着用していた法被
言っておきますがリアルタイムじゃないです。まだ生まれてませんから~
でもビートルズ好きなので、来日の映像シーンはよく知っています。
フューチャーゾーン
コロナ禍を乗り越えたこれからの航空業界の明るい未来に期待です。
ということで見学終了~
ミュージアムショップ
工場見学のお楽しみのひとつはショッピング。
記念に何か買って帰らないと気が済まないタチでして(笑)
ネット通販でも買えるものもありますが、いいんです。「行ってきた」感が欲しいんです。
なお、整備工場(格納庫)見学後はここには戻らないので、展示見学の時間内に購入する必要があります。
おみやげも購入して、そろそろ次の見学へのタイムリミット。
ラウンジに戻ると・・・
赤いヘルメット発見!
機体整備が行われている格納庫見学へ向かいます。
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