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【シドニー旅行記】カンタス航空QF25搭乗記 ~シドニーから羽田~

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2023年8月のオーストラリア旅行記です。

直前にゲート変更、遅延・・・と振り回されてやって搭乗です。

シドニー国際空港から日本へ帰国。カンタス航空の搭乗記です。

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搭乗後、さらに出発遅延

40分遅れでの搭乗でしたが、これくらいなら飛行中に挽回できる時間差です。

ドアクローズ後にそろそろ動き出すかと思ったところに、さらに遅延のインフォメーション。

「機材の不具合があり、点検に時間がかかります」ときた。

どれくらいかかるのかも心配ですが、どんな不具合かなのか、そっちの方が怖すぎ。

シートベルトをして席に固定されたままでストレスたまる中、幸い30分弱ほどで解決しました。

日本語での案内は直訳と思われ

「みなさまうれしいニュースです。点検の結果、不具合が解消されました」と。

日系航空会社なら、まず「申し訳ございません」「ご迷惑をおかけしております」からはじまるのですが、「うれしいニュース」とはお国柄の違いですね~

搭乗の数日前から同便の運航状況や航路をチェックしていたのですが、どうやら1~2時間遅れは当たり前。16時間遅延で翌日出発という便もありました。

夜間の離発着が制限されているため、点検が延びれば飛行機から降ろされ、現地でもう1泊になっていたかも・・・

航空会社にホテル代出してもらえるならもう1泊してもよかったかな?(苦笑)

 

定刻から約1時間半遅れの離陸となりました。

この日は日中は見事な快晴でしたが夜になって雨。

4日間の滞在中1日(現地ツアー参加の日)だけ悪天候。恵まれていたと思います。

 

QF26 A330-300エコノミークラス

往路はA330-200でしたが、帰路はA330-300でした。

似ているようで、実際に搭乗してみると座席まわりの設備などが全然違いました。

※2023年11月26日以降、QF26便のタイムスケジュールや機材が変更されています。

エコノミークラスのシート

座席は2-4-2で、A330-200と同じです。

往路は右側2列でしたが、帰路は左側2列。

同行の姪は通路側がいいというので、窓側にチェンジしたものの・・・なんと!

窓なし席でした~(>_<)

グランドスタッフのお姉さん、サクッと希望を叶えてくれたと思ったら・・・そういう説明はありませんでした(>_<)

それでも空間的にはやっぱりこちらの席が私は落ち着きます。

今回は格安チケットの扱いなので仕方ありませんが、事前に指定できるならSeatGuruで訳ありの席でないか確認することをおすすめします。

 

シートピッチも標準的女性の体形なら十分です。

モニターは往路よりも一回り大きく、モニター下の小物入れが地味に便利です。

USB-A端子もあります。

シートには折り曲げ可能なヘッドレストがついています。

コーポレートカラーの赤がベースですが、A330-200のほうがオシャレ感があったかも。

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往路同様、毛布と枕、ヘッドホンが用意されています。

ヘッドホンをくるんでいる紙はユニセフの寄付袋でした。

現地通貨に両替することなく旅が終わってしまったので協力できず。

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フットレストが秀逸すぎる!

いろいろハプニング続きのカンタスですが、唯一称えたい設備がありました。

それがこのフットレスト

通常のフットレストは金属製のバーのようなものですが、カンタスの機材では前の座席の下にある網ポケットになっています(ビニール袋が邪魔してわかりにくいかも)

たまたま足を入れてみて気づいたのですが、これがフットレストなのか単なる荷物入れなのか・・・

日本語のクチコミがなく、私の使い方間違ってる?と心配になったので帰国して調べたところカンタス航空公式サイトで画像を見つけました。

これです!これ!

 

ビミョーに足が浮くので楽なんです。まるでフットハンモック。

このおかげなのか、(窓がない)窓側席だったこともあり爆睡できました。

 

100周年記念の機内安全ビデオがエモい

カンタス航空は1920年創業。就航100周年を迎えています。

それを記念して機内安全ビデオは、歴史を再現した演出となっていました。

昭和レトロどころではありません。1920年って大正時代!

なお、各社趣向を凝らしていますが、ビジュアルに集中しすぎると安全についての説明という本筋が頭に入ってきません(>_<)

 

機内食(1回目)

QF25便では機内食は2回提供されます。

往路はCAさんからの口頭による説明でしたが、A330-300ではモニターで確認できました。

日本語訳に突っ込みたくなるところがありますが、それは大目に見ておきましょう(笑)

メニューは3種類あります。

 

私がいただいたのは「ワギュウビーフ」

お肉のソースがちょっと好みの味ではなかったです。

ポレンタというのは、とうもろこし挽いたものに水分を加えたもの。左のマッシュポテトのように見えるもので、言われなければマッシュポテトです(笑)

往路同様サラダや小鉢などの副菜はありませんが、パンは温かくて美味しいです。

お酒は赤ワインいただきました~

姪がチョイスした焼きそば

日本人好みの味付けではあるものの、完食すると喉がかわきそうです。

 

食後にはリンツのチョコレートと飲み物が配られました。

緑茶をいただきました。

お茶にうるさい静岡県民が、他国の国際線で緑茶だなんてチャレンジャーすぎっ

 

メニューを見ると、間食(おやつ)も希望すればもらえるようです。

この他に、食事前にミニサイズのペットボトルの水が配られました。

 

機内エンターテイメント

モニターの言語は多国語用意されています。

映画の種類も多く、日本の作品もそこそこあります。

また、イギリスと結びつきの強いオーストラリアらしくハリーポッターシリーズが充実しています。

帰りは1本邦画を見た後、2~3時間ほど睡眠をとりました。往路のような揺れもほぼなく安定した飛行です。

映画よりこの飛行モニターを見ている時間のほうが多いかったかも。

 

到着1時間半前くらいに2回目の機内食(朝食)です。

機内食(2回目)

メインは2種類からの選択です。

 

果物盛り合わせ

このビジュアルに思わず笑ってしまいました。

まるで特別食のようですが、一般メニューです。甘みもあり味は合格点。

マフィンも美味でした~ とにかくパン系は温かくて美味しいカンタス航空。

そして、往路での朝食時には飲み損ねたホットコーヒーをいただきました。

 

窓の外の景色も明るくなって、日本に近づいてきました。

往路は浜名湖から太平洋に旋回していきましたが、今度は東京まっしぐらのようです。

静岡県の地名が盛りだくさんの地図。

しかしこの後、静岡県が大変なことになっているとは予想もせず・・・

 

羽田空港到着

午前6時頃に約45分遅れで到着です。

 

降機してトイレに行ったりしている間に、客室乗務員さんたちに追い抜かれました。

 

そして、機内で配られなかったのですっかりスルーしていた税関申告書

ターミナル内を進む途中で、係の方が声掛けして配っていたので気づきましたが、申告するものがなくても記入して提出する必要があります。

カンタス航空では自国のことではないので配らないのか、あるいは聞けばもらえたのか・・・

※Visit Japan Webからの申請も可能ですが、渡航頻度の少ない者は紙での申告をおすすめされました。

 

まとめ

カンタス航空初めて利用しましたが、欧米系エアラインとしてはおすすめできる部類です。

アジア系は総じて接客スキルも高いのが当たり前ですが、(ビジネスクラスは知りませんが)エコノミー客なんて客と思ってないくらい横柄(ユ●●テッドや▼リティッシュなど・・・)な欧米系と比べたら、かなりまともだと思いました。

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カンタス航空 よかった点

  • 直行便なので体力的に楽
  • 機材の設備が良い・機内食のパンがおいしい
  • 燃油サーチャージが不要(航空券価格に込み)

 

カンタス航空 残念だった点

  • 時間にルーズ(現地発の遅延が多い)
  • 機内食の品数が少ない
  • 遅延案内や入国に関する案内がほとんどない
  • 当該チケットではワンワールドのマイル加算はゼロ

 

昨今の社会情勢の中でいちばん響いたのは燃油サーチャージ込みの価格。

2023年4月頃の発券でANAやJALは燃油サーチャージが往復5万円でしたが、この記事をアップしている2023年12月時点で往復82000円となっています。

これが含まれているのは大きく(空港施設や入国に関する諸費用は別途)、航空券が高止まりする昨今、フルサービスキャリアのカンタスおすすめです。

 

帰国してその後のお話

お盆休みのわりには、空港ターミナルの混雑に遭遇することなく京急で品川まで。

しかし、この先の新幹線で大問題発生!

前日は台風で計画運休した新幹線。

台風も去り朝から通常運行とのことで絶好のタイミングで帰ってきたはずが、品川駅で新幹線の入線を待っているタイミングで「静岡県内の大雨のため、運転見合わせ」とのアナウンス。

高速バスを速攻で予約して振り替えたものの、東名高速も新東名高速も県内一部区間がダブルで通行止め。バスに揺られること8時間。見事なオチがついた旅となりました。

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